給湯器スクラップは1台いくら?福岡の買取目安と高く売るコツ

給湯器をスクラップに出すと、家庭用ガス給湯器1台でおおむね2,000〜6,000円が目安です。価格は「重さ × 金属の単価」で決まり、内部の銅製の熱交換器(赤釜・白釜)があるため、見た目は鉄箱でも雑鉄より高く評価されます。故障して動かなくても買い取れます。一方、釜が鉄製・釜なしのものや石油給湯器(灯油ボイラー)は鉄主体で単価が下がり、エコキュートはタンク中心で別評価になります。最終額は中身と当日の金属相場により現地査定で確定します(目安・2026年6月時点・買取保証ではありません)。

なお給湯器は家電リサイクル法(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目)には含まれません。だから「リサイクル料金を払って捨てる」のではなく、金属資源として買取で手放せる余地が大きい品目です(出典:環境省 家電リサイクル法/後述)。

1. まずいくら? タイプ別の買取目安(1台あたり)

「kg単価」だけでは自分の給湯器がいくらか分かりません。重量も合わせた1台あたりの概算で示します。未解体のガス給湯器のスクラップ単価は、複数の金属リサイクル業者の公開価格でおおむね350〜415円/kg(税込)(2026年3月時点)。これに重量を掛けたのが下表の目安です。金属相場で日々上下し、地域差もあります(出典:大畑商事・土金ほか各社公開価格)。

給湯器タイプ別 1台あたりの買取目安(福岡・2026年6月時点/目安・現地査定で確定)
給湯器のタイプ 1台の重量目安 買取の考え方 1台あたりの目安
ガス給湯器(壁掛け・一般家庭/銅釜あり) 約18〜30kg 銅釜を含むため雑鉄より高評価 約2,000〜6,000円
石油給湯器(灯油ボイラー) 約25〜40kg 鉄主体。釜がステンレスなら区分・単価が上がる 約1,500〜4,000円
エコキュート(貯湯タンク) 約60〜80kg ステンレスタンク中心・大型 約2,000〜5,000円
エコキュート(ヒートポンプ室外機) 約50〜60kg 銅パイプ+アルミ+鉄。価値が出やすい 約4,000〜9,000円

※3秒で知るなら、上の表で自分のタイプの行を見てください。エコキュートはタンクと室外機を分けて出すと評価しやすくなります。

福岡の最新のスクラップ単価は、原本データから自動更新される下のカードで確認できます。給湯器は内部の銅の影響を受けるため、銅相場が上がると給湯器の評価も上がりやすくなります。

給湯器(ガス給湯器) のスクラップ買取イメージ

給湯器(ガス給湯器)

スクラップ相場(参考目安) 240〜400円/kg

相場更新日: 2026-06-07

※ 上記は目安です。最終金額は現地査定で確定し、状態・重量・分別状況・市況で変動します。

2. なぜ給湯器は「ただの鉄」より高いのか

給湯器が雑鉄より高く付くのは、お湯を温める部分に銅が使われているからです。福岡の素材別kg単価の目安は、銅 約1,900〜2,100円/kg、真鍮 約1,050〜1,200円/kg、ステンレス 約150〜190円/kg、鉄 約40〜55円/kg(2026年6月時点・目安)。銅は鉄の数十倍の単価で、ここが買取額の差を生む最大のポイントです(出典:当社素材別kg単価マスター/LME・JX金属建値ベース)。

給湯器に含まれる主な金属と単価の高さ
含まれる金属 主にどこに kg単価の目安 高さ
銅(熱交換器=赤釜/白釜) ガス給湯器・ヒートポンプの内部 約1,900〜2,100円/kg ★★★(最も高い)
真鍮(バルブ・継手) 配管接続部 約1,050〜1,200円/kg ★★
ステンレス エコキュート・石油ボイラーのタンク 約150〜190円/kg ★★
鉄・アルミ 外装ケース・本体フレーム 鉄 約40〜55円/kg ★(量で効く)

「赤釜」は銅そのもの、「白釜」は銅にハンダ等が付いた状態で、赤釜のほうが単価は上です。つまり中の銅をどれだけきれいに取り出せるかで、同じ給湯器でも額が変わります。逆に、釜が抜かれている・釜が鉄製のものは「家庭雑品(鉄系)」扱いとなり評価が下がります。

3. 分解する? そのまま出す? ― 判断の目安

給湯器は「自分で分解して銅を取り出す」ほうが理屈上は高くなります。ただし手間とリスクがあり、誰にでも得とは限りません。1〜2台で工具がないならそのまま依頼が現実的、複数台・設備業者で工具があるなら金属ごとに分別が伸びます。残ガス・残灯油・冷媒があるものは分解せず依頼が安全です。下の表で自分に当てはまる行を見てください。

分解するかどうかの判断目安
あなたの状況 おすすめ 理由
1〜2台・工具なし・急いでいる そのまま出す(依頼) 分解の手間に対し差額が小さい。安全・確実が優先
複数台ある・設備業者・工具あり 金属ごとに分別して出す 銅・ステンレスを分けると総額が伸びる
ガス・灯油・冷媒が残っている 分解せず依頼 残ガス・残灯油は引火の危険。専門の扱いが必要(→6章)

迷ったら「そのまま出す」で問題ありません。プロ側で適正に分別・評価します。無理な分解で発火・けがをすると、得られる差額以上の損になります。

4. 捨てるより売れる理由 ― 給湯器と処分ルールの関係

給湯器は家電リサイクル法の4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)に含まれません(出典:環境省・家電リサイクル券センター)。そのため「リサイクル料金を払って捨てる」対象ではなく、金属資源としてスクラップ買取で手放せます。家庭から出す場合は自治体ルール(粗大ごみ・小型家電等)、事業所から出す場合は廃棄物処理法に基づく産業廃棄物として扱われますが、いずれも銅釜を含む給湯器なら、まず買取査定を取るのが損をしない順番です。

「どう手放すか」の選び方
出し方 向いている場合 費用・対価の考え方
スクラップ買取に出す 銅釜のあるガス給湯器、ステンレス釜の石油ボイラー、室外機など 金属分の価値が買取額に。処分費の代わりにプラスになりやすい
自治体に出す(家庭) 金属価値が低く運び出せる小型のもの 粗大ごみ手数料などがかかる。自治体ルールに従う
産廃として委託(事業所) 事業活動で使った機器を廃棄 許可業者へ委託。処理費がかかる

「動かないから捨てるしかない」と思っていた給湯器が、中の銅で値が付くことは珍しくありません。捨てる前に査定額を聞いて比べるのが安全です。

5. 買取までの流れ(持込・出張の使い分け)

流れは、①タイプと台数を確認(写真があるとスムーズ)②水・残ガス・残灯油を抜く③持込か出張かを決める④その日の金属相場で計量・査定⑤本人確認のうえ取引、の5ステップです。1〜2台で運べるなら持込が手取りが多く、大型・複数台・運べない場合は出張が向きます。買取時は古物営業法に基づき本人確認書類の提示と取引記録が必須です。

  1. 給湯器のタイプと台数を確認する(写真があるとスムーズ)
  2. 水・残ガス・残灯油を抜いておく(安全のため)
  3. 持込か出張かを決める(下の表参照)
  4. 現地・店頭で重量を計り、その日の金属相場で査定
  5. 本人確認のうえ取引(古物営業法に基づく確認・記録)
持込と出張の使い分け
持込 出張
向いている人 1〜2台・自分で運べる 大型・複数台・運べない
メリット 手数料がかからず手取りが多い 運搬・取り外しの手間がない
注意点 運搬の手間と車が要る 条件で出張可否・費用が変わる

6. 取り外し・残ガス・冷媒の注意点(安全と法令)

金属の価値の前に、安全と法令が優先です。ガス給湯器の取り外しはガス工事の資格が必要で、配管を自分で外さないこと。石油給湯器は残った灯油を完全に抜き、火気厳禁。エコキュートは多くがCO2自然冷媒でフロン回収義務の対象外ですが、フロン冷媒の機種や業務用は扱いが異なるため銘板で冷媒を確認します。買取時は古物営業法により本人確認と取引記録が必須です。

  • ガス給湯器:取り外しはガス工事の資格が必要。配管を自分で外さない。
  • 石油給湯器:残った灯油を完全に抜く。引火の危険があるため火気厳禁。
  • エコキュート(冷媒):家庭用の多くはCO2を冷媒とする自然冷媒式で、これはフロン類ではないためフロン排出抑制法のフロン回収義務の対象外です(同法の第一種特定製品=業務用の冷凍・空調機器が対象。出典:経済産業省・日本冷凍空調工業会)。ただしフロン冷媒(R32等)を使う機種や業務用機は扱いが異なるため、本体の銘板で冷媒の種類を確認してください。
  • 本人確認:古物営業法により、買取時は本人確認書類の提示と取引記録が必須です。

取り外しから不安な場合は、無理をせず取り外しに対応できる業者へ依頼するのが安全です。

7. 高く・安全に手放すためのコツ

高く手放すコツは3つ。①水・残ガス・残灯油を抜いて安全に査定できる状態にする②複数台はまとめて出して重量と評価を安定させる③「いつ時点の単価か」を確認する、です。金属相場は日々動くため、査定額が「何月何日の単価か」を確認すると納得して取引できます。無理な自己分解は避け、安全と手取りのバランスで判断しましょう。

  1. 水・残ガス・残灯油を抜いておく:安全に査定でき、対応がスムーズになります。
  2. 複数台はまとめて出す:重量がまとまるほど扱いやすく、評価が安定します。
  3. 「いつの相場か」を聞く:金属相場は日々動きます。査定額が「いつ時点の単価か」を確認すると納得して取引できます。

8. よくある質問

Q. 壊れて動かない給湯器でも買い取れますか?
A. はい。スクラップ買取は中の金属を評価するため、故障の有無は関係ありません。銅釜を含むガス給湯器なら、動かなくても値が付きやすい品目です。
Q. kg単価はいくらですか?
A. 未解体のガス給湯器は複数の金属リサイクル業者の公開価格で約350〜415円/kg(税込・2026年3月時点・目安)。釜が鉄製や釜なしのものは「家庭雑品(鉄系)」扱いで下がります。相場は日々変動し、確定額は現地査定で出します。
Q. 自分で分解したほうが高いですか?
A. 銅をきれいに分別できれば高くなりますが、手間と安全リスクがあります。1〜2台ならそのまま出すのが現実的です(→3章)。
Q. 給湯器は家電リサイクル法でリサイクル料金がかかりますか?
A. かかりません。家電リサイクル法の対象はエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目で、給湯器は対象外です(出典:環境省・家電リサイクル券センター)。だからこそ金属資源として買取に出す選択肢があります。
Q. エコキュートのタンクと室外機は分けて出すべき?
A. 分けて出すと、ステンレス(タンク)と銅・アルミ(室外機)を別々に評価でき、総額が伸びやすくなります。
Q. エコキュートのフロン回収は必要ですか?
A. 家庭用の多くはCO2自然冷媒のためフロン類を使っておらず、フロン排出抑制法の回収義務の対象外です。ただしフロン冷媒の機種や業務用は扱いが異なるため、銘板で冷媒の種類を確認してください(出典:経済産業省・日本冷凍空調工業会)。

9. 業者を選ぶときの判断基準と相見積もりの取り方

給湯器・住設スクラップは、タイプ・台数・状態・釜の素材で最適な出し方(持込/出張)が変わり、提示額にも業者ごとの幅が出ます。同じ1台でも、銅釜を分けて評価する業者と「家庭雑品(鉄系)」として一括で計量する業者では、単価の考え方そのものが違うためです。次の4点を確認すると、業者を比べる物差しがそろいます。

  • 古物営業法上の許可があるか:中古品の買取には都道府県公安委員会の許可が必要です。事業者情報を明示しているかを見ます。
  • 単価の根拠と時点を示せるか:「いつ時点の単価か」「銅・ステンレス・鉄をどう区分するか」を説明できるかどうか。
  • 持込・出張の条件:対応エリア、出張の可否と最低数量、取り外しまで頼めるかどうか。
  • 計量と明細:計量に立ち会えるか、重量×単価の内訳が残る形で提示されるか。

相見積もりは、同じ条件を同じ言葉で伝えるのがコツです。「ガス給湯器(銅釜あり)1台、約24kg、水抜き済み、持込」のように、タイプ・台数・おおよその重量・状態・持込か出張かをそろえて2〜3社に伝えると、金額の差が業者の評価方針の差として読み取れます。本体全体と銘板の写真を添えると回答が具体的になり、当日の金属相場を前提にした目安が返ってきやすくなります。

価格はすべて目安です。最終的な買取額は中身と当日の金属相場により現地査定で確定します(買取保証ではありません)。

関連ページ:福岡のスクラップ相場一覧(Pillar)鉄スクラップ相場の決まり方スクラップ買取カテゴリ一覧運営者情報

参考:環境省 家電リサイクル法(対象4品目)家電リサイクル券センター。金属相場は日々変動します。

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