金属スクラップ買取価格・相場【2026年最新】全金属テーブル・見分け方・持ち込みガイド・税金




金属スクラップ買取相場は鉄系=東京製鉄建値・関東鉄源輸出オファー、非鉄=LME(ロンドン金属取引所)相場×ドル円為替、貴金属含有=個別市場価格を基軸に、グレード(純度・厚み・付着物・酸化進行度)×ロット規模×ヤード立地で日次〜週次変動。鉄/銅/真鍮/砲金/ステンレス/鉛/亜鉛/スズ/アルミ/電線の主要金属は、kg単価で「鉄系数十円台/アルミ缶・サッシ百数十〜数百円/銅・真鍮の上位品は数百〜千円超/鉛・亜鉛・スズは数百円台」のレンジが業界一般。本ページは古物営業法廃棄物処理法経済産業省環境省e-Stat警察庁国税庁等の公的情報にもとづき、全金属横断テーブル・見分け方・持込手順・産廃vs有価物・税金・古物営業法・福岡市内ヤード事情を中立に整理しました。

結論:金属スクラップ買取相場は「金属種類×グレード×LME・建値×為替×ロット規模×ヤード立地」で日次〜週次変動、固定単価は存在しません。当日価格はヤード電話確認が現実的、相場の振れ幅以上に分別精度・付着物(樹脂・塗料・ゴム・鉄混入)の除去・別容器化のほうが手取りインパクト大。鉄系は東京製鉄建値、銅/真鍮/砲金/アルミ/鉛/亜鉛/スズはLME相場連動、ステンレスはニッケル相場連動、電線は被覆比率と銅純度で評価。個人の生活用動産売却は国税庁の取扱いで原則非課税、事業者は事業所得・消費税の課税対象です。本ページは2026年5月時点の関係法令・公的情報・業界一般動向にもとづきます。

目次

金属スクラップ買取相場の全体像(鉄系・非鉄・貴金属含有)

金属スクラップは「鉄系(鉄スクラップ・鋳物・ステンレス)」「非鉄金属(銅・真鍮・砲金・アルミ・鉛・亜鉛・スズ)」「貴金属含有(基板・触媒・電子部品)」の3カテゴリ。鉄系は東京製鉄建値・関東鉄源輸出オファーを基準にkg単価数十円台、非鉄はLME(ロンドン金属取引所)相場×ドル円為替でkg単価百〜千円超、貴金属含有はppm単位の含有率×ロンドン金市場価格で個別評価。鉄系は安価でも重量が出る、非鉄は単価が高く分別効果が大きい、貴金属含有は専門精錬が必要、と取扱いが構造的に異なります。

金属スクラップは電炉・銅製錬・アルミ二次合金・鉛二次精錬・基板リサイクル等の再生原料として循環経済の基盤を支える品目群。経済産業省の非鉄金属統計・環境省の循環経済政策、e-Statでも継続集計対象。日本は鉄系・非鉄ともに純輸出国で韓国・ベトナム・中国・台湾向け輸出が常時、輸出採算が国内建値の上値を支える二重連動構造です。

表1:金属スクラップ主要カテゴリの指標・用途・kg単価レンジ(業界一般)
カテゴリ 主な金属 指標 kg単価レンジ目安 主な用途
鉄系 普通鋼(H1/H2/H3)・新断・重スク・軽スク・ダライ粉・鋳物(銑) 東京製鉄建値・関東鉄源輸出オファー 数十円台中心(雑品は20円台、上位は40〜50円) 電炉メーカー原料
銅系 ピカ銅・上銅・並銅・下銅・銅雑品・銅ブスバー・銅ハーネス LME銅×ドル円 数百円〜1,000円超(ピカ銅は最上位) 銅製錬・電気銅地金
真鍮・砲金 黄銅(真鍮)・砲金(青銅)・洋白 LME銅・亜鉛・スズの加重平均 数百円台(砲金は高位) 水栓金具・バルブ・装飾品
ステンレス SUS304(18Cr-8Ni)・SUS430(18Cr)・混合 LMEニッケル×ドル円 SUS304は数百円台/SUS430は数十円台 二次合金・ステンレス鋼
アルミ系 アルミサッシ・アルミ缶・アルミホイール・アルミラジエーター・アルミ切粉 LMEアルミ×ドル円 百数十〜数百円台 アルミ二次合金・地金
鉛・亜鉛・スズ 鉛シース・鉛バッテリー・亜鉛ダイカスト・スズ・はんだ LME鉛・亜鉛・スズ×ドル円 鉛は数百円台/スズは1,000円超/亜鉛は数百円台 鉛二次精錬・亜鉛精錬
電線・ハーネス VVFケーブル・キャブタイヤ・ハーネス・電力線 被覆比率×銅純度 銅含有率で換算(被覆控除) 銅製錬・絶縁体は産廃
貴金属含有 プリント基板・電子部品・触媒コンバーター 含有金/銀/Pt/Pd/Rh×個別市場 含有率次第(ppm単位精算) 専門精錬・電子部品再生

主要消費筋は電炉メーカー(東京製鉄・神戸製鋼・JFE等)/銅製錬大手/アルミ二次合金メーカー/鉛二次精錬/ステンレスメーカー/基板リサイクル専業。ヤード店頭単価は各指標から運搬費・選別工賃・国内マージン控除で形成、鉄の買取価格鉄スクラップ相場銅買取価格非鉄金属買取ステンレス買取価格等のCluster記事に深掘り。

相場を動かす指標(LME・東京製鉄建値・関東鉄源輸出オファー・為替)

相場を動かす指標は(1)LME(ロンドン金属取引所)相場——非鉄金属の世界基準(米ドル建て/t)、(2)東京製鉄建値——鉄系国内最大消費筋の購入建値(週1〜数回更新)、(3)関東鉄源輸出オファー——鉄系の輸出向け入札(週次)、(4)ドル円為替——LME・輸出オファーから円建てkg単価への換算係数、(5)ニッケル・鉛・亜鉛等の個別LME価格の5本柱。LMEは世界銅・アルミ・鉛・亜鉛・スズ・ニッケル等の指標、東京製鉄は鉄系の指標、為替で円建てに換算するのが基本構造です。

表2:金属スクラップ相場の主要指標と特性(業界一般)
指標 対象金属 発表元 更新頻度
LME銅(Copper) 銅・真鍮・砲金・銅含有電線/基板 ロンドン金属取引所 営業日連続
LMEアルミ(Aluminum) アルミサッシ・缶・ホイール・切粉 ロンドン金属取引所 営業日連続
LME鉛(Lead) 鉛シース・鉛バッテリー・釣り具 ロンドン金属取引所 営業日連続
LME亜鉛(Zinc) 亜鉛ダイカスト・トタン板・真鍮原料 ロンドン金属取引所 営業日連続
LMEスズ(Tin) はんだ・スズメッキ品・砲金原料 ロンドン金属取引所 営業日連続
LMEニッケル(Nickel) ステンレスSUS304の主要原料 ロンドン金属取引所 営業日連続
東京製鉄各工場建値 鉄系(H1/H2/H3/新断/重スク等) 東京製鉄株式会社 週1〜数回
関東鉄源輸出オファー 鉄系(H2基準・輸出向け) 関東鉄源協同組合 週次入札
ドル円為替 全金属(LME・輸出からの換算) 外為市場 日次連続

円建てkg単価は「LME(米ドル/t)×ドル円÷1,000=円/kg(地金理論値)」からマージン・選別費・運搬費・回収率を控除して形成。非鉄スクラップは地金理論値の70〜95%程度がヤード店頭単価のイメージ、純度・付着物・量で振れます。鉄系は東京製鉄建値からマージン控除で店頭単価形成。当日相場はヤード電話確認が現実的です。

鉄系スクラップのkg単価レンジ(H1/H2/H3/新断/重スク/軽スク/ダライ粉)

鉄系は東京製鉄建値(H2基準)×グレード調整でkg単価形成。新断105〜115%・H1 102〜108%・重スク100〜105%・H2基準100%・H3 90〜97%・軽スク70〜90%・ダライ粉60〜80%・銅含み込物50〜80%のレンジが業界一般。H2建値40円/kgなら新断42〜46・H1 41〜43・軽スク28〜36・ダライ粉24〜32円/kg程度のレンジ、廃車1台(鉄約1t)換算で約4万円が業界一般動向です。

表3:鉄系スクラップ グレード別kg単価レンジ目安(H2基準40円/kg時の業界一般)
グレード 典型状態 H2基準比 kg単価目安
新断(しんだち) プレス工場の無酸化新品打抜き端材 105〜115% 42〜46円
H1(ヘビー1) 厚み6mm以上/無付着/無酸化 102〜108% 41〜43円
重スクラップ 厚物・大型機械フレーム・船板 100〜105% 40〜42円
H2(基準) 厚み3〜6mm/寸法整/軽度酸化 100% 40円
H3(ヘビー3) 厚み3mm未満/長尺/中程度酸化 90〜97% 36〜39円
軽スクラップ 薄物・C形鋼・家電筐体・自転車 70〜90% 28〜36円
ダライ粉 切削粉・旋盤粉/酸化なし 60〜80% 24〜32円
銑(鋳物) FC・FCD・エンジンブロック・マンホール 別品目 別単価(H2同等〜下位)
雑品(込物) 樹脂・塗料・ゴム・銅線残存/焼損 50〜80% 20〜32円

鉄系は無付着・厚物・寸法整=H1〜新断、薄物・長尺・付着物多=H3〜軽スク、切削粉=ダライ粉、鋳物・ステンレス=別容器の仕分けが手取り最大化の基本。具体相場は日次変動のため当日価格はヤード電話確認が現実的。詳細は鉄の買取価格鉄スクラップ相場の決まり方を参照。

銅系スクラップのkg単価レンジ(ピカ銅/上銅/並銅/下銅/雑品/ブスバー/ハーネス)

銅系はLME銅相場×ドル円連動でkg単価最上位グループ。ピカ銅(無酸化新品端材)=最上位、上銅(2号銅)=厚物素地、並銅(3号銅)=中厚酸化、下銅(4号銅)=メッキ・薄物、銅雑品=樹脂・鉄混入の5区分が業界一般。kg単価レンジは数百円〜1,000円超で、ピカ銅は地金理論値の90%以上に達する局面も。銅ブスバー(配電盤主回路)・銅ハーネス(電線)は別品目で独自精算です。

表4:銅系スクラップ グレード別kg単価レンジ目安(業界一般・LME銅10,000USD/t時の概算)
グレード 典型状態 kg単価レンジ目安 主な発生源
ピカ銅(1号銅) 新品端材/無酸化/光沢あり 1,000〜1,200円台 盤メーカー製造端材/銅板加工
上銅(2号銅) 素地厚物/軽度酸化/無メッキ 900〜1,100円台 受変電キュービクル・銅板
並銅(3号銅) 中厚/酸化進行/取付穴のみ 800〜1,000円台 低圧分電盤・配管系
下銅(4号銅) 錫メッキ・ニッケルメッキ・薄物 700〜900円台 低圧分電盤主幹バー・産業機械
銅雑品(込銅) 樹脂・鉄混入・焼損品 500〜800円台 解体現場混合発生材
銅ブスバー 配電盤主回路バー(厚物) 上銅相当(メッキ無)/下銅相当(メッキ有) 配電盤・キュービクル
銅ハーネス 自動車・家電の電線束 被覆比率控除後の銅相当 廃車・家電解体
銅切粉 切削粉・旋盤粉 並銅〜下銅相当 機械加工工場

銅は付着物(樹脂・塗料・鉄部)の分離度合い・メッキあり/なし・新品端材か使用後かでグレードが大きく動く品目。詳細は銅買取価格銅相場チャートピカ銅の買取価格を参照。

真鍮・砲金・洋白のkg単価レンジ

真鍮(黄銅)・砲金(青銅)・洋白は銅合金の合金スクラップカテゴリ。真鍮は銅60〜70%+亜鉛30〜40%でLME銅×亜鉛加重平均、砲金は銅80〜90%+スズ5〜10%+鉛/亜鉛で銅・スズ含有率の高い高位品、洋白は銅+ニッケル+亜鉛の特殊合金。真鍮は数百円台、砲金は真鍮より高位の数百〜千円弱、洋白も砲金級が業界一般動向です。

表5:真鍮・砲金・洋白の組成と単価レンジ目安(業界一般)
合金 主な組成 kg単価レンジ目安 主な用途・発生源
真鍮(黄銅) 銅60〜70%+亜鉛30〜40% 500〜700円台 水栓金具・バルブ・蛇口・電気端子
真鍮込み(雑真鍮) 真鍮+鉄部・樹脂混入 400〜600円台 解体現場混合発生
真鍮ダライ粉 真鍮切削粉 400〜600円台 機械加工
砲金(ブロンズ・青銅) 銅80〜90%+スズ5〜10%+鉛/亜鉛 700〜1,000円台 給水バルブ・船舶部品・歯車
洋白(ニッケルシルバー) 銅55〜65%+亜鉛20〜25%+ニッケル10〜20% 砲金相当〜上位 装飾品・楽器・カトラリー
銅亜鉛合金(その他) 銅50%以下/真鍮代用 並銅以下 装飾品・低品位品

真鍮・砲金は磁石につかず・黄金色〜赤金色・比重8前後で目視判別可能。磁石に反応する金属は鉄付着で雑品扱い、剥がせる鉄ボルト・座金は撤去するのが基本動作。詳細は真鍮の買取価格砲金の買取価格を参照。

ステンレス系のkg単価レンジ(SUS304/SUS430/混合)

ステンレスはSUS304(18Cr-8Ni・非磁性・LMEニッケル連動)SUS430(18Cr・磁性あり・ニッケルなし)で単価が大きく異なる品目。SUS304はニッケル8%含有でLMEニッケル相場連動のため数百円台、SUS430はニッケルなしの18%クロム鋼でステンレスの中では下位の数十円台。混合スクラップは下位扱いの可能性が高く、磁石による事前分別が手取り最大化の鍵です。

表6:ステンレス系スクラップ 種類別kg単価レンジ目安(業界一般)
種類 典型用途 磁性 kg単価レンジ目安
SUS304(オーステナイト系) 厨房機器・水周り・建材・タンク 非磁性 200〜350円台
SUS304L(低炭素) 溶接構造物・化学プラント 非磁性 SUS304と同等
SUS316(モリブデン含有) 耐食性要求・化学/食品工程 非磁性 SUS304より上位(300〜450円台)
SUS430(フェライト系) 家電・厨房筐体・自動車排気周り 磁性あり 40〜80円台(鉄寄り)
SUS410/420(マルテンサイト系) 刃物・ボルト・タービンブレード 磁性あり SUS430と同等
ステンレス込み(混合) 304/430混合・取付金具付き 混合 下位扱い(100円台程度)
ステンレスダライ粉 切削粉 由来材依存 所定単価×回収率

判別は磁石テストが最も簡便。磁石につかない=SUS304系(上位)/つく=SUS430系(下位)。混在持込は304系が430系に引きずられ大幅減額リスク、現場での磁石分別が基本動作。詳細はステンレスの買取価格を参照。

アルミ系のkg単価レンジ(サッシ/缶/ホイール/ラジエーター)

アルミ系はLMEアルミ×ドル円連動でアルミサッシ(押出材)・アルミ缶(飲料缶)・アルミホイール(鋳造)・アルミラジエーター・アルミ切粉等の品目別精算。kg単価は百数十〜数百円台、サッシ・ホイールはアルミ純度が高く上位、缶は塗装・蓋鉄混入で中位、ラジエーターは銅管混入で別品目扱い、切粉は油付着で下位寄りの構造です。

表7:アルミ系スクラップ 品目別kg単価レンジ目安(業界一般)
品目 典型状態 kg単価レンジ目安 注意点
アルミサッシ(白) 無塗装・無鉄付き 200〜350円台 ガラス・ゴム除去で上位化
アルミサッシ(色付) 塗装あり 白サッシより下位 塗装で下位化
アルミ缶(プレス済) 飲料缶プレス品 150〜250円台 蓋鉄分離・水切り必要
アルミ缶(バラ) 未プレス プレス済より下位 嵩高で運搬不利
アルミホイール(鉄付なし) タイヤ除去・鉄ボルト除去 200〜300円台 鉄付きは雑品扱い
アルミラジエーター 銅管なし・純アルミ 150〜250円台 銅管入りは銅ラジ別精算
アルミ切粉 機械加工切粉 100〜200円台 油分・他金属混入で下位
アルミ込み(雑品) 鉄/樹脂混入 50〜150円台 分離で大幅単価アップ可能
アルミ電線 被覆付き 被覆比率控除後 銅電線より下位だが買取可

アルミは比重2.7と軽い・銀白色・磁石につかないで判別可能。亜鉛・鉛・スズと色は近いがアルミは比重が際立って軽い。詳細はアルミホイール買取アルミ缶買取アルミサッシ買取を参照。

鉛・亜鉛・スズのkg単価レンジ

鉛・亜鉛・スズは非鉄金属の中位〜上位グループ。鉛は鉛シース(電線被覆)・鉛バッテリー・釣り具等でLME鉛連動、亜鉛はダイカスト・トタン板・真鍮原料でLME亜鉛連動、スズははんだ・スズメッキ品・砲金原料でLMEスズ連動。スズは1,000円超の高位、鉛は数百円台、亜鉛は数百円台。鉛バッテリーは中身の希硫酸処理が必要で取扱注意です。

表8:鉛・亜鉛・スズの品目別kg単価レンジ目安(業界一般)
金属・品目 典型用途 kg単価レンジ目安 取扱注意
鉛シース 古い電線被覆・通信線 200〜400円台 古物商取引記録必須
鉛バッテリー(廃バッテリー) 自動車/UPS用 50〜150円台(バッテリー単位) 希硫酸処理は専業者
鉛地金端材 放射線遮蔽材・釣り具 300〜500円台 環境配慮取扱い
亜鉛ダイカスト 自動車部品・玩具・電気部品 200〜350円台 鉄混入で雑品扱い
亜鉛トタン板 屋根材・農業設備 100〜200円台(鉄部分込み計算) 母材が鉄
スズ・はんだ 電子部品・配管 1,500〜2,500円台 含有率で精算
スズメッキ品(ブリキ等) 缶詰・電子部品端子 母材依存(鉄ブリキは鉄扱い) スズ含有率で別精算なし

鉛バッテリーは廃棄物処理法上の有害物質を含み、廃棄物処理法に基づき適正処理ルートで処理。鉛シースは盗難品流通リスクが指摘される品目で警察庁の防犯対策対象、入手経緯ヒアリングが運用標準です。

金属種類別の見分け方(色・磁性・比重・断面)

金属種類の判別は(1)色(赤銅色=銅、黄金色=真鍮/砲金、銀白=ステンレス/アルミ/亜鉛/鉛/スズ、灰黒=鉄)、(2)磁性(鉄/SUS430=磁石につく/銅/真鍮/砲金/SUS304/アルミ/鉛=つかない)、(3)比重(鉄7.9・銅8.9・真鍮8.5・砲金8.8・SUS7.9・アルミ2.7・鉛11.3・スズ7.3・亜鉛7.1)、(4)断面色(切削/研磨で素地色が露出)の4軸で判断。磁石1本と目視で大半は判別可能、迷うものはヤードのXRF分析が現実的です。

表9:主要金属の見分け方マトリクス(業界一般)
金属 外観色 磁性 比重 断面/切削粉色 判別ポイント
鉄(普通鋼) 灰黒〜錆茶 強磁性 7.9 銀白〜灰 磁石強反応+錆あり
鋳鉄(銑) 灰黒 磁性 7.0〜7.3 もろい・厚い・エンジンブロック
銅(純銅) 赤銅色〜緑青 非磁性 8.9 赤銅色(光沢) 赤い金属色+磁石無反応
真鍮(黄銅) 黄金色〜淡黄 非磁性 8.5 黄金色 明るい金色+磁石無反応
砲金(青銅) 赤金色〜黄褐 非磁性 8.8 赤金 真鍮より赤+重い
SUS304 銀白光沢 非磁性 7.9 銀白 磁石無反応+錆びにくい
SUS430 銀白光沢 磁性 7.7 銀白 磁石反応+錆びにくい
アルミ 銀白〜灰白 非磁性 2.7 銀白 圧倒的に軽い
灰銀色(鈍い) 非磁性 11.3 銀(柔らかい) 持って重い・爪で傷つく
亜鉛 青銀色 非磁性 7.1 もろい・ダイカスト形状
スズ 銀白 非磁性 7.3 柔らかい・はんだ用途

実務のコツは(1)磁石で鉄系/非鉄を一次分別、(2)赤い色=銅、黄色=真鍮/砲金で二次分別、(3)軽い銀色=アルミ、重い銀色=鉛、堅い銀色=SUS304で三次分別、(4)迷ったらヤードXRF。判別精度が手取りに直結します。非鉄金属買取も参照。

持込手順5ステップ(事前連絡・運搬・計量・精算・記録)

金属スクラップ持込は(1)事前連絡(品目・概算重量・引取り方法を電話で伝達し当日建値確認)、(2)運搬(軽トラ/2tトラック等で計量機完備ヤードへ)、(3)計量(立会のうえトラックスケール風袋差引)、(4)品目別精算(グレード判定・kg単価×重量・現金/振込)、(5)記録(計量伝票・契約書面・本人確認書類のコピー保管)の5ステップ。古物営業法に基づく本人確認書類(運転免許証等)を必ず持参するのが基本動作です。

表10:金属スクラップ持込5ステップの実務(業界一般)
ステップ 実務内容 注意点
1. 事前連絡 品目・概算重量・引取り方法を電話で伝達/当日建値確認 H2鉄/銅/アルミ等の品目で個別確認
2. 運搬 軽トラ/2tトラックで計量機完備ヤードへ 固縛・荷崩れ防止/道交法積載制限遵守
3. 計量 トラックスケールで車込み計量→空車計量で正味重量算出 立会で透明性確保
4. 品目別精算 グレード判定→kg単価×重量→現金/振込 建値表示の明示・計算過程の見える化
5. 記録 計量伝票・契約書面・本人確認書類提示 古物営業法3年間保管義務

少量(〜200kg)は近隣ヤード優先、500kg超は単価差で運搬コスト吸収可のため複数比較の価値が大。事前連絡で当日建値確認・複数ヤード比較がkg単価10円超の差を生む局面があります。

高く売るコツ(分別・付着物除去・量の確保・複数業者比較)

手取り最大化のコツは(1)金属種類別の徹底分別(鉄/銅/真鍮/砲金/SUS304/SUS430/アルミ/鉛/亜鉛/スズ)、(2)付着物除去(樹脂・塗料・ゴム・鉄ボルト・絶縁体)、(3)量の確保(ヤード送料の最小化・大口割増)、(4)複数業者比較(kg単価差は同日10円超/非鉄では百円単位)、(5)サイズダウン(長尺切断・嵩減らし)、(6)上位/下位グレードの別容器化(混在持込での下位引きずり防止)の6点。相場予測より構造改善のほうが安定的に効果ありです。

表11:手取り最大化マトリクス(業界一般・施策別効果度)
施策 効果度 実施難易度 具体内容
金属種類別の分別 鉄/銅/真鍮/SUS/アルミ等を別容器
付着物除去 樹脂/ゴム/塗料/鉄部の物理除去
上位/下位グレード別容器化 ピカ銅と下銅混在を避ける
磁石分別(SUS304/430) 極低 磁石1本で大幅単価差回避
量の確保 月1回まとめ持込で運搬費圧縮
複数業者比較 同日3社電話で建値差確認
サイズダウン 長尺切断・嵩減らし
事前連絡・建値確認 朝の電話で当日建値把握
赤錆進行前の早期売却 野ざらし長期保管回避
計量伝票・契約書面確認 透明性 トラブル予防

非鉄金属では「分別と付着物除去」だけでkg単価が2倍近く動く局面もあり、相場の振れ幅を予測するより構造改善のほうが手取りインパクト大。継続発生事業者は月次集荷契約・建値連動精算が定着パターンです。

産業廃棄物 vs 有価物の判定

金属スクラップが「有価物」か「産業廃棄物」かは廃棄物処理法と環境省「廃棄物該当性の判断基準(総合判断説)」で判定。市場価値・取引価値があり買い手存在=有価物付着物・酸化・破損著しく処分料支払必要=産業廃棄物が原則。普通鋼・銅・真鍮・アルミ等の主要金属は大半が有価物ですが、樹脂・塗料・ゴム・PCB・廃油・廃液混入の複合素材は産廃扱いで処分料発生の場合あり。詳細は有価物と産業廃棄物の違いを参照。

表12:産廃 vs 有価物 判定要素(環境省「総合判断説」業界一般)
判定要素 有価物の典型 産業廃棄物の典型
市場価値 正の取引価格成立 逆有償(処分料支払)
発生者の意思 売却の意思 処分の意思
取引価値 kg単価で精算 処分費kg単価で支払
用途明確性 再生原料用途明確 再生用途不明
有償/逆有償 有償取引 逆有償取引
付着物状態 軽度(除去可) PCB・廃油・廃液混入
素材品質 金属純度高い 焼損・激しい劣化

解体現場の混合廃棄物は金属部分を分別すれば有価物、混在引取は産廃扱い。廃車のフロン回収・廃油廃液処理・PCB含有電気機器は別途廃棄物処理法に基づく適正処理が必要、解体契約段階で区分明示が基本です。

税金の取扱い(個人売却の非課税・事業所得の課税)

金属スクラップ売却の税務取扱いは(1)個人の生活用動産売却(家庭で使った金属類の処分)=国税庁の取扱いで原則非課税、(2)個人でも反復継続的・営利目的の売却=雑所得または事業所得として課税、(3)事業者=事業所得課税+消費税課税対象の3類型。家庭で使った自転車・物置・スチール家具のスクラップ売却は基本非課税ですが、買取・転売を反復する場合は課税対象になる点に注意です。

表13:金属スクラップ売却の税務取扱い(国税庁通則ベース・業界一般)
売り手 売却対象 所得税 消費税 備考
個人(家庭発生) 生活用動産(自転車・物置・スチール家具等) 原則非課税 非課税(事業者でない) 反復継続性なし
個人(反復継続) 買取転売・大量定期処分 雑所得または事業所得 1,000万円超で課税事業者 記録保管推奨
個人(廃車1台処分) 使用済自家用車 原則非課税(生活用動産) 非課税 事業用は別扱い
事業者(製造業端材) 製造工程発生材 事業所得課税 課税対象(仕入税額控除可) 消費税課税取引
事業者(解体業) 解体現場発生材 事業所得課税 課税対象 計量伝票/請求書必須
法人(一般) 不要設備・更新発生材 法人税課税(雑収入) 課税対象 固定資産除却損も別計上

個人の生活用動産売却は国税庁所得税法第9条の非課税規定により原則非課税。ただし30万円超の貴金属・宝石・書画骨董の譲渡は課税対象、貴金属含有スクラップで高額になる場合は確定申告検討。事業者は消費税課税対象で仕入税額控除の対象、計量伝票・契約書面・請求書・支払調書の4点セットが運用標準です。

古物営業法と本人確認

金属スクラップ買取は古物営業法上の「金属類」(13品目区分の1つ)に該当、買取事業には公安委員会の古物商営業許可が必要。許可業者は本人確認・取引記録の作成保管(3年間)・契約書面交付が法令義務、警察庁を中心に取締り強化。マンホール蓋・側溝グレーチング・道路標識・敷鉄板・農機具・銅電線・鉛シース等は盗難品流通リスク指摘品目で、新品端材や大型部材の大量持込時は入手経緯ヒアリングが運用標準です。

本人確認は運転免許証・マイナンバーカード(顔写真付)・パスポート等の公的身分証が標準、取引記録(古物台帳)は3年間保管。法人取引は会社情報・登記情報・担当者本人確認がセット。古物商営業許可標識の掲示と取引記録の保管は古物営業法の義務、本人確認なしの買取業者は古物営業法違反のリスクで疑義あり。詳細は古物商の13品目分類を参照。

福岡市内のスクラップ業界動向

福岡市内のスクラップ業界は東区箱崎・博多区・西区今宿の港湾型集積を軸に、博多港輸出網接続で輸出採算が単価に反映されやすい構造。鉄系は東京製鉄九州工場(北九州市若松区)建値を西日本指標として参照、非鉄はLME×ドル円連動。市内ヤード間の単価差は通常1〜3円/kg程度(非鉄では百円単位の局面も)、家庭〜中規模発生材中心で大口継続発生は北九州市の港湾型集積に流れる傾向です。

福岡市内ヤードは建値の店頭表示・Web公開が信頼性シグナル、計量伝票・契約書面の交付運用とセットで業者選定の評価軸。東京製鉄九州工場建値の参照可否・LME連動の明示・本人確認運用・古物商営業許可の店頭掲示を確認するのが基本動作。詳細は福岡のスクラップ買取を参照。

大量売却の事業者向け運用(月次建値連動契約)

継続的大量売却は東京製鉄建値・LME・関東鉄源輸出オファー等の指標に連動する「月次建値連動契約」が業界一般。「指標建値±αのフォーミュラ単価」で月次/週次精算、相場変動リスクを月次/週次平均化できキャッシュフロー安定。100t/月超の鉄系は専用コンテナ+月次建値連動契約、銅系は数十kg〜数百kgでも継続なら月次契約、中小は都度持込+当日建値精算が定着パターンです。

典型構造は(1)指標建値(東京製鉄H2月平均・LME銅月平均等)、(2)グレード調整係数、(3)運搬費・選別工賃控除、(4)月次/週次の確定スパン、(5)消費税課税・支払サイトの5要素。月次連動は安値局面の下支え・週次連動はキャッシュサイクル短縮のトレードオフ、事業規模で選択するのが業界一般です。

各金属系Cluster記事への誘導

本ページはPillar(全体像)。金属種別の深掘り・グレード詳細・発生源別評価・地域別単価は各Cluster記事で詳述しています。鉄系・銅系・真鍮/砲金系・ステンレス系・アルミ系・電線系・雑品系・地域別・法規制系の各クラスターを目的に応じて選択してください。

表14:金属系Cluster記事マップ(Pillar→Cluster)
カテゴリ Cluster記事 深掘り内容
鉄系 鉄の買取価格鉄スクラップ相場の決まり方 東京製鉄建値・関東鉄源・グレード詳細
銅系 銅買取価格銅相場チャートピカ銅の買取価格 LME銅×ドル円・グレード5区分
真鍮・砲金 真鍮の買取価格砲金の買取価格 銅亜鉛/銅スズ合金の評価
ステンレス ステンレスの買取価格 SUS304/430/316の品目別
アルミ アルミホイール買取アルミ缶買取アルミサッシ買取 品目別単価形成
電線 電線の買取価格 被覆比率と銅純度
非鉄全般 非鉄金属買取 非鉄横断の見分け方
雑品 雑品スクラップ 込物の評価と再選別
法規制 有価物と産廃の違い古物商13品目 廃棄物処理法・古物営業法
地域 福岡のスクラップ買取 福岡市内ヤード事情

取材ノート — 当社対応事例

取材ノート1:福岡市東区 家庭の混合金属スクラップ持込→分別後グレードアップ事例

2026年4月、福岡市東区の個人のお客様から「自宅倉庫整理で出た混合金属(鉄製スチール棚・銅製水栓・真鍮蛇口・アルミサッシ片・古い鉛バッテリー1個、合計約180kg)」のご相談。当初は雑品扱いの想定でしたが、磁石1本で鉄/SUS分別、目視で色別分類(赤=銅・黄=真鍮・銀軽=アルミ・銀重=鉛バッテリー)を実施。鉄スチール棚は軽スク・銅水栓は並銅・真鍮蛇口は真鍮・アルミサッシは白サッシ・鉛バッテリーは別精算で、当初想定の約1.7倍の手取りに改善。本人確認・計量伝票交付で完了しました。

取材ノート2:北九州市若松区 解体現場の鉄系+非鉄+ステンレス混合発生材 月次建値連動精算事例

2026年3月、北九州市若松区の解体業者から「閉鎖工場の解体現場発生材(H形鋼・鉄筋・配管/銅ブスバー・銅電線/SUS304タンク・SUS430筐体/アルミサッシ/月次200〜400t規模)」のご相談。東京製鉄九州工場のH2月平均建値±α(鉄系)、LME銅月平均×ドル円(銅系)、LMEニッケル連動(SUS304)、LMEアルミ連動(アルミ)のフォーミュラ単価で月次精算契約。グレード調整係数と運搬費控除を明示、経済産業省統計の業界一般水準に準拠した契約となりました。

取材ノート3:久留米市 電気工事業者の銅・真鍮・電線・ハーネス混合持込→品目別精算事例

2026年5月、久留米市内の電気工事業者から「現場発生材の銅ブスバー(厚み6mm/メッキあり/なし混在)・銅電線(VVF)・銅ハーネス・真鍮バルブ・SUS304配管端材(合計約350kg)」のご相談。銅ブスバーはメッキ別容器で上銅・下銅区分、銅電線は被覆比率控除後の銅相当、銅ハーネスは銅雑品、真鍮バルブは真鍮、SUS304配管は磁石で確認のうえステンレス上位区分の品目別精算。事業者間取引のため有価物として消費税課税対象で処理しました。

取材ノート4:古物商として金属スクラップ取引記録・盗難防止の運用

当社は運営者情報で公示の通り福岡県公安委員会の古物商営業許可を受けており、本人確認・古物台帳の作成保管を実施。マンホール蓋・側溝グレーチング・道路標識・敷鉄板・農機具・銅電線・鉛シース・銅ブスバー新品端材の大量持込時は入手経緯ヒアリング・出庫証明・現場写真の提示を求め、警察庁の金属盗難対策方針に準拠した取引運用を行っています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 金属スクラップの今日の相場はいくらですか?
鉄系=東京製鉄建値、非鉄=LME×ドル円、グレード×ロット規模で日次〜週次変動のため固定単価は提示せず。当日価格はヤード電話確認が現実的。詳細は相場を動かす指標
Q2. 鉄スクラップと非鉄金属の違いは?
鉄系は東京製鉄建値ベースのkg単価数十円台、磁石につく。非鉄はLME×ドル円のkg単価百〜千円超、磁石につかない(SUS430は例外で磁性あり)。検査は磁石1本で一次分別可能です。
Q3. LME相場と国内建値はどう関係しますか?
LMEは米ドル建て/tの世界指標で、「LME×ドル円÷1,000=円/kg地金理論値」からマージン・回収率控除で店頭単価形成。鉄系は東京製鉄建値が国内ベンチマーク、関東鉄源輸出オファーが上値を支える二重構造です。
Q4. 銅と真鍮はどう見分けますか?
色で判別。銅=赤銅色〜緑青、真鍮=黄金色〜淡黄。磁石は両方つかない。比重は銅8.9、真鍮8.5でほぼ同等。断面/切削粉の色で判別。詳細は見分け方を参照。
Q5. ステンレスは磁石で判別できますか?
判別可能。SUS304(オーステナイト系)は非磁性、SUS430(フェライト系)は磁性あり。kg単価はSUS304が200〜350円台、SUS430が40〜80円台と大差があるため磁石分別が必須。詳細はステンレス系
Q6. アルミと亜鉛の見分け方は?
比重が圧倒的に違う。アルミ比重2.7(手で持ってもとても軽い)、亜鉛比重7.1(鉄並みの重さ)。色は両方銀白系ですが手に持った重さで一発判別可能です。
Q7. 雑品(込物)として安く買い叩かれないコツは?
分別と付着物除去。樹脂・ゴム・塗料・鉄混入を物理的に分離し金属種類別に別容器化。雑品扱い回避だけでkg単価が2倍近く動く局面もあります。詳細は高く売るコツを参照。
Q8. 個人が金属スクラップを売って税金はかかりますか?
家庭の生活用動産売却は原則非課税国税庁所得税法第9条の取扱い)。ただし反復継続的・営利目的の売却は雑所得または事業所得として課税対象。詳細は税金
Q9. 事業者の場合の消費税・所得税の取扱いは?
事業者は事業所得課税+消費税課税対象。仕入税額控除の対象で計量伝票・契約書面・請求書・支払調書の4点セット運用標準。1,000万円超の免税事業者は課税事業者選択届出が必要な局面あり。
Q10. 古物商許可が必要なのは誰ですか?
金属スクラップを買取って販売する事業者は公安委員会の古物商営業許可(13品目「金属類」)が必要(古物営業法)。発生事業者は許可不要、買取側の許可で本人確認・取引記録が法令義務になります。
Q11. 持込と出張集荷はどちらが高く売れますか?
少量〜中量(〜200kg)は持込が運搬費控除なしで有利、500kg超は出張集荷でも単価差で運搬コスト吸収可。継続発生は月次集荷契約・建値連動精算が定着パターン。詳細は持込手順
Q12. ヤード選定で見るべきポイントは?
建値の店頭/Web表示・LME連動の明示・計量機検定済表示・古物商営業許可標識・本人確認運用・計量伝票/契約書面の交付運用の6点。信頼性シグナルとしてセットで確認するのが基本動作です。
Q13. 福岡市内で建値はどう確認しますか?
(1)東京製鉄九州工場建値(鉄系西日本指標)、(2)博多港/北九州港の輸出オファー、(3)市内ヤード店頭表示、(4)業界誌「鉄鋼新聞」「スクラップ新聞」の4ルート。詳細は福岡市内を参照。
Q14. 大量売却で月次建値連動契約はどう設計しますか?
「指標建値(東京製鉄H2月平均/LME銅月平均等)×グレード調整係数-運搬費・選別工賃控除」のフォーミュラ単価。月次/週次精算・消費税課税・支払サイトを契約書面で明示。詳細は月次連動契約
Q15. 金属盗難品の流通防止のためのチェックポイントは?
マンホール蓋・側溝グレーチング・道路標識・敷鉄板・農機具・銅電線・鉛シース・銅ブスバー新品端材は警察庁の防犯対策対象品目。入手経緯ヒアリング・出庫証明・現場写真の提示を運用する古物商を選定するのが基本です。

まとめ — 金属スクラップ相場と手取り最大化の基本動作

金属スクラップ買取相場は「金属種類×グレード×LME・東京製鉄建値×為替×ロット規模×ヤード立地」で日次〜週次変動。固定単価は存在せず、当日価格はヤード電話確認が現実的です。シーン別の最短ルート:

  1. 家庭の少量売却(〜200kg):磁石1本で鉄/非鉄分別→近隣ヤードへ電話で当日建値確認→軽トラ持込
  2. 中量売却(200kg〜1t):金属種類別の別容器化→複数ヤードに当日建値確認→2tトラック持込
  3. 大量売却(1t〜10t):付着物除去・上位/下位グレード別容器化→出張集荷で品目別精算
  4. 継続発生(月数t〜数十t):月次建値連動契約・専用コンテナ定期集荷で平準化
  5. 廃車1台分:鉄+非鉄品目別精算→中古車市場価値があれば車買取ルート優先
  6. 解体現場の混合発生材:磁石で鉄/SUS分別→色で銅/真鍮/砲金分別→出張集荷で品目別単価精算

どの量・品目でも古物商営業許可・本人確認・計量伝票交付・3年間の取引記録保管・計量機検定済表示・建値店頭表示を運用するヤードを選ぶのが大原則。短期相場の振れ幅を予測するより金属種類別の分別・付着物除去・上位/下位グレード別容器化で構造的にグレードを底上げするほうが手取りインパクト大。個人の生活用動産売却は原則非課税、事業者は消費税課税対象。お問合せはお問い合わせから。

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