砲金(青銅/ガンメタル)の買取価格はLME銅×LMEスズ×ドル円為替×銅:スズ:亜鉛比率×純度区分×付属物の分離度×メッキの有無で日次変動します。発生源は水道バルブ・蛇口内部本体・船舶部品・ベアリングスリーブ・歯車・銅像・梵鐘・配管継手・産業ポンプ羽根車で、無酸化の純砲金鋳物・無付属物素地ほど上位グレードに近づきます。本ページは古物営業法・廃棄物処理法・経済産業省・環境省・e-Stat・警察庁・福岡県警察等の公的情報にもとづき中立整理しました。
結論:砲金の買取単価は「LME銅×LMEスズ×為替×含有率×純度区分×付属物・メッキの分離度」で決まり、銅kg単価のおおむね70〜85%水準(真鍮の60〜70%より上位)。無付属物の純砲金鋳物は特上、鉄ボルト・パッキン残存は込み砲金、クロムメッキ蛇口は雑砲金、切削粉は砲金砕で別品目として精算。撤去段階で鉄ボルト・パッキンを外し、メッキ品を別容器に分けるだけで上位区分に近づきます。本ページは2026年5月時点の関係法令・公的情報・業界一般動向に基づきます。
砲金買取価格の全体像(LME銅+スズ連動)
砲金の買取価格はLME銅×LMEスズ×為替×含有率×純度区分×付属物・メッキの分離度で形成され、銅kg単価のおおむね70〜85%水準で推移するのが業界一般動向。砲金は銅85〜90%+スズ5〜10%+亜鉛少量の合金で、銅含有率が真鍮(銅60〜70%)より高い分、買取単価も真鍮(銅の60〜70%水準)より上位。無付属物の純砲金鋳物は純砲金(特上)、中古バルブ本体は並砲金、鉄ボルト・パッキン残存は込み砲金として下位扱い。当日建値はヤードへ電話確認が現実的です。
砲金は銅・真鍮とともに非鉄金属上位区分で、銅単価が砲金kg単価の最大決定要因。経済産業省非鉄金属統計でも青銅系合金は再生地金の主要素材で、銅主役・スズ副次の二重連動構造です。
| 要素 | 影響方向 |
|---|---|
| LME銅相場 | 上昇=砲金単価上昇/最大の決定要因 |
| LMEスズ相場 | 上昇=砲金単価上昇/副次要因 |
| ドル円為替 | 円安=円建て単価上昇 |
| 銅含有率(85〜90%) | 銅高=上位寄り |
| 純度区分 | 純砲金>並砲金>込み砲金 |
| 付属物(鉄ボルト・パッキン) | 残存多=込み砲金扱い |
| メッキ(クロム・ニッケル) | メッキあり蛇口=下位寄り |
| 形状 | 切削粉は別品目(砲金砕) |
| 酸化・緑青 | 重度は雑品寄り |
| 量のロット | 大口ほど建値寄り |
砲金は水道バルブ・船舶部品・配管金具・軸受け・歯車・銅像・梵仏具等の産業発生材中心、事前分別が手取りに直結。銅買取価格・真鍮の買取価格・ステンレス・非鉄金属買取も参照。
砲金とは(青銅・ガンメタルの成分・JIS規格)
砲金(青銅/ガンメタル)は銅85〜90%+スズ5〜10%+亜鉛2〜5%を基本組成とする青銅系合金。鉛少量を含む従来品(CAC401〜CAC406系)と、RoHS・水道法対応で鉛を抑えた鉛フリー砲金(CAC411/CAC901〜904等)が併存。色は赤褐色〜オレンジで真鍮と異なり、比重8.7〜8.9・融点900〜1000℃・非磁性。耐食性・耐摩耗性・鋳造性・気密性に優れ水道バルブ・船舶部品・軸受け・歯車・銅像・梵鐘等で使われる汎用合金です。
砲金は「大砲・銃砲身の素材」に由来し英語Gun Metalの直訳。実際の砲身用途は消滅し、JIS規格として青銅鋳物(CAC401〜CAC406系)の名で標準化、特にCAC406(BC6)は水栓金具・バルブ・配管継手の最汎用素材です。
| JIS規格 | 通称 | 典型組成(Cu:Sn:Zn:Pb) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| CAC401 | 青銅鋳物1種(BC1) | 89:5:5:1 | 軸受け・装飾鋳物 |
| CAC402 | 青銅鋳物2種(BC2) | 88:10:0:2 | 軸受け・歯車・船舶部品 |
| CAC403 | 青銅鋳物3種(BC3) | 87:8:0:5 | 歯車・スリーブ |
| CAC406 | 青銅鋳物6種(BC6) | 85:5:5:5 | 水栓金具・バルブ・配管継手(最汎用) |
| CAC411 | 鉛フリー青銅 | 88:8:4:0 | 水道バルブ(鉛フリー) |
| CAC901系 | 無鉛黄銅系 | Cu+Zn+Sn+Si | 水栓金具(無鉛・水道法対応) |
| 砲金棒材 | 燐青銅・アルミ青銅 | 銅+Sn+他 | 歯車・スプリング・軸受け |
| 船舶用砲金 | マンガン青銅等 | 銅+Sn+Mn | プロペラ・舵金具 |
砲金は非磁性のため磁石で銅・真鍮と分離不可、色合いと用途で判別が基本動作。鉛フリー化は環境省政策・経済産業省RoHS対応で2010年代以降に加速。品目分類は古物商の13品目分類参照。
砲金と真鍮(黄銅)の違い・見分け方
砲金(青銅/銅+スズ+亜鉛少量)と真鍮(黄銅/銅+亜鉛)の最大の違いは合金成分。色は砲金が赤褐色〜オレンジ、真鍮が黄金色〜淡黄で目視判別可能。用途は砲金がバルブ・軸受け・船舶、真鍮が装飾品・楽器・建具・水栓表面。買取単価は砲金のほうが上位(銅の70〜85%水準)で真鍮(同60〜70%)より高く、混在持込で砲金部分が単価ロスのため撤去段階で別容器に分けるのが基本動作。判別困難はXRF分析で確定します。
| 項目 | 砲金(青銅) | 真鍮(黄銅) | 銅 | 鉛フリー砲金 |
|---|---|---|---|---|
| 主成分 | 銅85〜90%+スズ5〜10%+亜鉛少量 | 銅60〜70%+亜鉛30〜40% | 銅99.9%以上 | 銅88%+スズ+亜鉛(鉛なし) |
| 色 | 赤褐色〜オレンジ | 黄金色〜淡黄色 | 赤茶色/緑青 | 赤褐色〜オレンジ |
| 比重 | 8.7〜8.9 | 8.4〜8.7 | 8.96 | 8.7〜8.9 |
| 切削くずの色 | 赤褐色 | 淡黄色 | 赤色 | 赤褐色 |
| 音響 | 重い低音 | 澄んだ高音 | 鈍い音 | 重い低音 |
| 代表用途 | バルブ・軸受け・船舶・歯車・銅像 | 装飾品・楽器・建具・水栓表面 | 配線・配管・電気部品 | 水道バルブ(飲料水用) |
| JIS規格例 | CAC401〜407/BC6 | C2600/C2680/C2801 | C1100/C1020 | CAC411/CAC901〜904 |
| 買取単価の傾向 | 銅の70〜85%水準 | 銅の60〜70%水準 | 建値(最上位) | 砲金として処理が一般的 |
見分け方の実務手順は(1)色=赤褐は砲金・赤茶は銅・黄金は真鍮、(2)切削くずの色=赤褐は砲金・淡黄は真鍮、(3)用途推定=バルブ・軸受け・船舶は砲金、楽器・建具表面は真鍮、(4)音=低音は砲金・高音は真鍮、(5)判別困難はXRF分析の5ステップ。水栓金具は表面クロムメッキ真鍮・内部本体が砲金のケースが多く事前選別が重要。詳細は真鍮の買取価格を参照。
身近な砲金製品と発生源(水道バルブ・船舶・軸受け)
身近な砲金製品は水道バルブ・蛇口内部本体・サーモ混合栓・配管継手・船舶部品(プロペラ・舵金具)・軸受け・歯車・産業ポンプ羽根車・銅像・梵鐘・燭台。買取現場では水道バルブ・配管金具・船舶部品が3大カテゴリで、配管工事業・船舶機器メーカー・設備保守業・解体業の月次発生材が中心。家庭発生は蛇口交換・仏具処分の中規模が主軸です。
| 製品カテゴリ | 具体製品例 | 材質傾向 | 主な発生源 |
|---|---|---|---|
| 水道バルブ | ボール・ゲート・グローブ・逆止弁 | CAC406/CAC411 | 配管工事業・設備保守業 |
| 蛇口内部本体 | カラン・止水栓・混合栓の内部 | CAC406/CAC901系 | リフォーム業・水栓メーカー |
| サーモ混合栓 | サーモ混合栓・シャワーカートリッジ | CAC406 | リフォーム業・住宅メーカー |
| 配管継手 | ニップル・エルボ・ティー・ユニオン | CAC406 | 配管工事業・設備工事業 |
| 船舶部品 | プロペラ・舵金具・船窓枠 | マンガン青銅・CAC401系 | 船舶解体・造船所端材 |
| 軸受け・歯車 | スリーブ・ブッシュ・ウォームホイール | CAC401〜403/燐青銅 | 機械メーカー・産業機械保守 |
| 産業用ポンプ部品 | インペラ・ケーシング部品 | CAC406/マンガン青銅 | ポンプメーカー・設備保守業 |
| 銅像・記念碑 | 銅像本体・銘板・モニュメント | CAC401系 | 解体・撤去・自治体更新 |
| 梵鐘・仏具 | 梵鐘・燭台・大型仏具・香炉 | CAC401系 | 寺院・仏具店・遺品整理 |
| 切削粉 | 砲金砕 | 各種 | 切削加工業・バルブ製造工場 |
家庭発生で多いのは蛇口・水道バルブ交換時。古い蛇口本体は表面クロムメッキ真鍮+内部砲金鋳物の2層構造。家庭工具で分解は難しく蛇口は「メッキ水栓金具」、外したバルブ本体・配管継手は「砲金鋳物」として別容器分けが現実的です。
砲金の純度別買取区分(純砲金/並砲金/込み砲金)
砲金スクラップは付属物の有無・新品か中古か・メッキの有無・形状でグレード分け。業界呼称「純砲金」「並砲金」「込み砲金」「砲金砕」「雑砲金」の5区分で実務運用が業界一般動向。混在持込は下位に引きずられるため別容器持込が手取り最大化の基本。純砲金は銅の80〜85%、込み砲金は60〜70%水準と区分差は大きく分別リターンが大きい品目です。
| 区分 | 典型状態 | 査定傾向(銅単価比) |
|---|---|---|
| 純砲金(特上) | 純度高い鋳物/無付属物/無酸化/新品端材 | 銅の80〜85%水準 |
| 並砲金 | 中古バルブ本体/軽度酸化/取付穴のみ | 銅の70〜80%水準 |
| 込み砲金 | 鉄ボルト・パッキン・カートリッジ残存 | 銅の60〜70%水準 |
| 砲金砕(粉物) | 切削粉・プレス端材・研削粉 | 並砲金の70〜80%水準 |
| 雑砲金(メッキ品) | クロム・ニッケルメッキ蛇口の砲金部分 | 込み砲金〜雑扱い |
| 鉛フリー砲金 | CAC411/CAC901〜904系 | 通常砲金として処理 |
仕分けの基本は「無付属物鋳物=純砲金、中古バルブ本体=並砲金、付属物残存=込み砲金、切削粉=砲金砕、メッキ品=別容器」の5分離。純砲金と込み砲金でkg単価数百円水準の差。水道バルブは鉄ボルト・パッキン・カートリッジが残るため外すだけで並砲金区分に上がります。鉛入り・鉛フリーはヤードによって別品目、混在は通常砲金として処理が一般です。
LME銅×LMEスズ×為替の単価形成メカニズム
砲金買取単価はLME銅×銅含有率+LMEスズ×スズ含有率+為替-国内マージン控除で形成され、銅kg単価のおおむね70〜85%水準で推移するのが業界一般動向。銅相場が10%上昇すれば砲金単価もおおむね7〜8%上昇する連動構造で、スズ相場上昇局面ではさらに上振れし、円安進行で円建てkg単価が押し上げられます。当日価格はヤードへ電話確認が現実的です。
単価形成メカニズムは(1)LME銅価格=最大の決定要因、(2)LMEスズ価格=副次要因、(3)ドル円為替=円安は単価上昇、(4)含有率差=CAC406よりCAC401が上位寄り、(5)国内マージン控除、(6)付属物・メッキ分離工賃控除、(7)ロット規模=大口は建値寄りの7要素に集約。
銅相場は銅需要(中国・EV・再エネ)・銅生産・LME在庫・ドル・為替で動き、短期は在庫・地政学リスクで振れ大。スズ相場ははんだ・電子部品需要・主要産地の供給情勢で動き砲金の上振れ・下振れ要因。環境省でも青銅系合金は脱炭素戦略の柱、e-Statでも継続集計対象。砲金は銅主役・スズ副次の二重連動が真鍮との違い。銅単価を参照。
砲金を高く売るコツ(分別・他金属除去・複数見積もり)
砲金を高く売る基本は(1)砲金・銅・真鍮・鉄・ステンレスを別容器、(2)鉄ボルト・パッキン・ゴム・カートリッジを外す、(3)クロムメッキ蛇口は別コンテナ、(4)複数業者の同日見積もりで建値比較、(5)銅・スズ相場ピーク時に売却、(6)継続発生は月次集荷契約で平準化、(7)本人確認書類準備の7点。撤去段階で鉄ボルトとパッキン外しだけでも込み砲金→並砲金区分に上がり、kg単価で数百円水準の改善が見込まれます。
| ステップ | 具体作業 | 効果 |
|---|---|---|
| 1. 大分類 | 砲金・銅・真鍮・鉄・ステンレスを別容器 | 下位引きずり回避 |
| 2. 付属物除去 | 鉄ボルト・パッキン・ゴム・カートリッジ・スプリング除去 | 込み砲金→並砲金に格上げ |
| 3. メッキ判別 | クロムメッキ蛇口は別コンテナ | 純砲金への下位引きずり回避 |
| 4. 形状区分 | 鋳物・棒・粉を別容器 | 粉物は別品目(砲金砕) |
| 5. 真鍮分離 | 色合い(黄金=真鍮/赤褐=砲金)で目視分別 | 砲金として上位単価精算 |
| 6. 計量・書類 | 概算重量量定・身分証・法人は会社情報準備 | 当日建値確認・本人確認円滑化 |
| 7. 複数見積 | 同日複数ヤードの建値比較 | kg単価差の把握 |
実務上の優先順位は「分別>付属物除去>メッキ判別>真鍮分離」。鉄ボルト・パッキン除去はドライバー・モンキースパナで数分で済み手取りインパクト大。水栓本体内部の赤褐色鋳物は砲金、表面の黄金〜銀色はクロムメッキ済真鍮のケースが大半。複数見積で差が大きい場合は「内訳の見える化」を求めるのがポイント。継続発生は福岡のスクラップ買取と月次集荷契約が現実的です。
砲金スクラップの計量フロー
砲金スクラップの計量フローは(1)受付(身分証提示)、(2)品目別選別、(3)計量機で正味重量、(4)グレード判定、(5)当日建値で単価算出、(6)計量伝票・契約書面の交付、(7)現金または振込精算の7ステップ。事業者間取引は有価物として消費税課税対象で計量伝票・契約書面・請求書・支払調書の4点セットが標準。個人取引も古物営業法に基づく本人確認と取引記録作成が義務です。
受付段階で公的身分証提示、法人取引は会社名・登記情報・担当者本人確認がセット。選別段階で砲金・銅・真鍮・鉄・ステンレス・雑品に仕分け、必要に応じXRF分析。計量機は計量法に基づく検定済みのトラックスケール/小型台秤の2系統。グレード判定は純砲金/並砲金/込み砲金/砲金砕/雑砲金の5区分で当日建値で単価算出。計量伝票には品目・正味重量・単価・金額・取引日時・本人情報を記載、双方控え保管が標準。取引記録は古物商の13品目分類「金属類」として3年間保管が義務です。
業務用 vs 個人持ち込みの違い
砲金買取の運用は個人持込・個人事業者持込・法人月次契約・出張集荷の4類型。個人は1〜10kgの少量持込、個人事業者は10〜100kg都度持込、法人は月数十kg〜数百kgの専用コンテナ定期集荷、解体業・造船所は一過性大量発生の出張集荷が定着パターン。区分で消費税課税の有無・書類様式が異なり、事前確認が円滑な取引のポイントです。
| 区分 | 主な発生源 | 運用 | 消費税 |
|---|---|---|---|
| 個人(家庭) | 蛇口交換・バルブ交換・仏具処分 | 都度持込(1〜10kg)/現金 | 不課税 |
| 個人事業者 | 配管工事業・設備工事業 | 都度持込(10〜100kg) | 課税対象 |
| 中小法人 | 水栓メーカー・小型ポンプメーカー | 月次集荷契約・建値連動 | 課税対象 |
| 大手法人 | 大手水栓・船舶機器・産業ポンプメーカー | 専用コンテナ定期集荷 | 課税対象 |
| 解体業・造船所 | 船舶解体・工場解体・設備撤去 | 出張集荷・都度精算 | 課税対象 |
| 遺品整理・寺院 | 梵鐘・燭台・大型仏具・銅像 | 持込または出張査定 | 不課税〜課税 |
個人持込のメリットは運搬費が単価に乗らないこと。10kg未満は持込・100kg超は持込か出張集荷・トン規模は出張集荷または専用コンテナが業界一般。法人取引は月次建値連動精算契約で相場変動を平準化。船舶解体・造船所端材は大ロットで専用コンテナ・出張集荷契約が定着。継続発生は福岡のスクラップ買取との契約が現実的です。
古物営業法と本人確認
砲金買取は古物営業法上の「金属類」(13品目)に該当し、買取事業には公安委員会の古物商営業許可が必要。許可業者は本人確認・取引記録の作成保管・契約書面交付が法令義務で、警察庁・福岡県警察を中心に取締り強化。砲金は銅像・梵鐘・船舶部品等の盗難品流通リスクが指摘される品目で、新品端材・大型鋳物の持込時は入手経緯ヒアリングが運用標準です。
| 義務 | 具体内容 |
|---|---|
| 古物商営業許可 | 公安委員会の許可(13品目「金属類」) |
| 本人確認 | 運転免許証・マイナンバーカード等の公的書類 |
| 法人取引の確認 | 会社名・登記情報・担当者本人確認 |
| 取引記録の作成 | 品目・数量・特徴・年月日・本人情報 |
| 帳簿保管 | 3年間(書面/電磁的記録) |
| 許可標識の掲示 | 営業所に古物商標識を掲示 |
| 不正品申告 | 盗品の疑いある物品は警察へ申告 |
本人確認は運転免許証・マイナンバーカード・パスポート等が標準、取引記録は3年間保管。砲金製の銅像・梵鐘・水道バルブ・船舶プロペラは盗難品流通リスクが高い品目として警察庁・福岡県警察の防犯対策対象。銅像・大型鋳物・新品バルブの大量持込には入手経緯ヒアリング・現場写真・出庫証明の提示を求める運用が定着、合法的発生源を説明できる取引が基本です。
福岡市内の砲金買取ヤード動向
福岡県内の砲金買取は福岡市・北九州市・久留米市の3大都市圏ヤード集積を軸に、周辺工業団地・港湾・寺社集積エリアへ広がる構造。砲金は北九州市(船舶機器・産業ポンプ)・福岡市東区箱崎(港湾型)・久留米市(内陸・寺院集積)が対応の主軸。配管工事業の少量〜中量発生は福岡市、船舶機器・産業ポンプメーカーの大口継続発生は北九州市の産業集積ヤードが定着パターンです。
福岡市は東区箱崎・博多区・西区今宿の港湾型集積で博多港輸出網と接続、配管工事業・リフォーム業・住宅メーカーの水道バルブ・蛇口内部本体の持込が中心。北九州市は若松区・八幡西区・小倉北区の産業集積型で、船舶機器・造船所・産業ポンプメーカーの大口継続発生に強く専用コンテナ・月次精算契約が多い。久留米市・筑後は内陸型で寺院集積エリアもあり梵鐘・燭台・大型仏具の処分相談が定常発生。糸島・宗像・福津・朝倉は中小工場・寺院・店舗解体現場の発生材中心で3大都市圏ヤード網と連携。詳細は福岡のスクラップ買取・非鉄金属買取を参照。
鉛フリー砲金と環境規制(RoHS・水道法)
従来の砲金(CAC401〜CAC406系)は鉛を1〜5%含有するため、飲料水用途では水道法・RoHS指令・REACH規則の鉛フリー化要請を受けCAC411(鉛フリー青銅)・CAC901〜CAC904(無鉛系)等の鉛フリー砲金への代替が2010年代以降に加速。スクラップ買取では鉛入り・鉛フリーを厳密に分けず通常砲金として処理が一般動向ですが、大量定常発生では別品目運用の場合もあります。
鉛フリー砲金の代表規格はCAC411・CAC901〜904。住宅用水栓金具・給湯器内部・飲料水用バルブ等で標準採用が進み、新築の戸建・マンション水栓は鉛フリー化が主流。環境省政策・経産省RoHS・水道法給水装置構造材質基準が背景。スクラップ買取では厳密に分けず通常砲金として処理が一般、水栓メーカー端材で鉛フリーが大量発生する場合は別品目運用のヤードもあり事前確認が現実的。今後水道インフラ更新で発生量は増加傾向です。
砲金を高単価で売却するタイミング判断
砲金を高単価で売却するタイミングはLME銅上昇・LMEスズ上昇・円安・国内需給逼迫期の4要素が重なる時期。中国の銅需要拡大期・銅在庫減少局面・スズ供給逼迫期・円安進行期・地政学リスク発生時に砲金単価が上昇しやすい構造。逆に世界景気減速期・在庫増加期・円高局面は下降圧力。発生したら早めに集荷するか月次集荷契約で平準化が基本動作です。
銅・スズ相場は銅単価を参照。個人発生は「処分が必要になったら早めに売却」が基本(緑青発生で見た目劣化リスクあり)。事業者継続発生は月次集荷契約・建値連動精算で相場変動リスクを平準化が有利。短期相場の振れ幅より分別・付属物除去・本人確認書類の準備のほうが手取りインパクト大、まず分別の徹底が優先です。
取材ノート — 当社対応事例
取材ノート1:福岡市 配管工事業者の水道バルブまとめ持込事例
2026年3月、福岡市博多区の配管工事業者から「中規模ビル水道設備更新工事で出た水道バルブ(ボール・ゲート・グローブ・逆止弁の混在/約60kg/CAC406系中心)」のご相談。現場で鉄ボルト・パッキン・ゴム・カートリッジ・スプリングを外し、メッキ蛇口と素地砲金バルブを別コンテナに分別。真鍮ニップルも別容器で抽出し、並砲金・込み砲金・メッキ蛇口・真鍮の4品目で精算。古物営業法に基づく法人本人確認・取引記録作成・計量伝票/契約書面を交付し双方控え保管で完了しました。
取材ノート2:北九州市 船舶機器メーカーの砲金鋳物端材 月次集荷事例
2026年2月、北九州市若松区の船舶機器メーカーから「プロペラ鋳造・舵金具加工で出る砲金端材(無酸化/マンガン青銅・CAC401系混在/月約220kg)の月次処分」のご相談。工場内に鋳物端材用コンテナと切削粉用ドラム缶を別設置し満杯時集荷で対応。鋳物端材は純砲金相当、切削粉は砲金砕として粉物単価で精算、月次精算・建値連動の継続契約で平準化しました。
取材ノート3:久留米市 寺院の梵鐘・燭台処分事例
2026年4月、久留米市内の寺院から「老朽化した梵鐘1基(約180kg)・大型燭台2対・銅製香炉数点(合計約240kg/CAC401系砲金鋳物)」の処分ご相談。住職様の本人確認・寺院登記情報・処分決議書を確認し古物営業法に基づく取引記録・契約書面を交付。梵鐘・燭台は純砲金〜並砲金区分で査定、出張集荷で対応。文化財的価値がある場合は骨董ルートも併行で勧めています。
取材ノート4:古物商として砲金買取の取引記録・盗難防止の運用
当社は運営者情報で公示の通り福岡県公安委員会の古物商営業許可を受けており、本人確認・古物台帳の作成保管を実施。銅像・梵鐘・大型鋳物・新品水道バルブの大量持込時は入手経緯ヒアリング・出庫証明・現場写真・解体契約書の提示を求め、福岡県警察の金属盗難対策方針に準拠しています。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 砲金の買取価格は今いくらですか?
- 砲金単価はLME銅×LMEスズ×為替×含有率×純度×分離度で日次変動のため固定単価は提示せず。銅kg単価のおおむね70〜85%水準(真鍮の60〜70%より上位)。当日価格はヤードへ電話確認が現実的。グレードは純度別買取区分を参照。
- Q2. 砲金と真鍮(黄銅)の見分け方は?
- 砲金は銅+スズ+亜鉛少量で赤褐色〜オレンジ、真鍮は銅+亜鉛で黄金色〜淡黄。切削くずの色(赤褐=砲金/淡黄=真鍮)と用途(バルブ・軸受け=砲金/楽器・建具表面=真鍮)で判別可能。判別困難はXRF分析。詳細は砲金と真鍮の違いを参照。
- Q3. 水道バルブやサーモ混合栓は砲金として買取できますか?
- 買取可能。水道バルブ本体・配管継手は典型的な砲金鋳物(CAC406系中心)。鉄ボルト・パッキン・カートリッジを外せば並砲金区分。蛇口は表面クロムメッキ真鍮+内部砲金の2層構造のため、本体を割って取り出すと並砲金、外せない場合は雑砲金区分です。
- Q4. クロムメッキ蛇口は剥離して持込むほうが高く売れますか?
- 剥離は効果が薄く推奨されません。メッキ蛇口は別コンテナに分けて持込めば品目別単価で精算されます。蛇口本体内部の砲金部分をハンマー・タガネで取り出せれば並砲金区分に上がりますが、家庭工具では難しく無理な分解は不要です。
- Q5. 銅像や梵鐘は砲金として買取できますか?
- 買取可能。銅像・梵鐘はCAC401系砲金鋳物が多く純砲金〜並砲金区分での精算が一般。盗難品流通リスクの高い品目のため正規処分書面(処分決議書・撤去契約書等)で示せる取引が前提。文化財的価値ある場合は骨董ルートが高値の可能性あり事前確認が現実的です。
- Q6. 砲金の切削粉(砲金砕)も買取できますか?
- 買取可能。砲金砕として別品目・粉単価で精算、kg単価は並砲金の70〜80%水準。バルブ製造・切削加工業の継続発生は専用ドラム缶・月次集荷契約が定着パターンです。
- Q7. 純砲金と込み砲金でどのくらい単価が違いますか?
- kg単価で数百円水準の差が出るのが業界一般動向。純砲金は無付属物の鋳物・新品端材で銅単価の80〜85%水準、込み砲金は鉄ボルト・パッキン残存で銅単価の60〜70%水準。別容器持込が手取り最大化の基本です。
- Q8. 鉛入り砲金(CAC406等)と鉛フリー砲金(CAC411等)は別品目で買取されますか?
- 多くのヤードは通常砲金として一括処理が一般。水栓メーカー端材で鉛フリーが大量発生する場合は別品目運用・若干上位扱いのヤードもあり事前確認が現実的。詳細は鉛フリー砲金と環境規制を参照。
- Q9. 砲金買取に本人確認は必要ですか?
- 必要。古物営業法に基づき古物商許可業者は運転免許証等で本人確認・取引記録作成が義務。法人取引は会社情報・担当者本人確認がセット。特に銅像・梵鐘・新品バルブの大量持込時は入手経緯ヒアリング・出庫証明の提示が標準です。
- Q10. 個人が少量の砲金(バルブ1〜2個・蛇口1〜2本)を売ることはできますか?
- 可能。福岡市・北九州市・久留米市のヤードは家庭の少量持込受付が多数あり、1〜2個でも対応可。身分証持参・概算重量の事前確認で円滑です。
- Q11. 砲金買取に消費税はかかりますか?
- 個人売却は不課税、事業者間取引は有価物として消費税課税対象で仕入税額控除の対象。計量伝票・契約書面・請求書・支払調書の4点セットが標準。
- Q12. 福岡県内のどのエリアに砲金買取に強いヤードがありますか?
- 福岡市・北九州市・久留米市の3都市圏に集積。福岡市東区箱崎は港湾型・北九州市若松/八幡西区は船舶機器・産業ポンプ・久留米市は寺院処分対応と得意領域が異なります。詳細はヤード動向。
- Q13. 仏具・燭台・大型仏具の砲金は遺品整理として処分できますか?
- 処分可能。燭台・大型仏具・香炉等はCAC401系砲金鋳物で純砲金〜並砲金区分での精算が一般的。骨董価値ある場合は骨董ルートが高値の可能性あり、骨董店への査定相談も併行が現実的です。
- Q14. 砲金を高く売るベストなタイミングはいつですか?
- LME銅・LMEスズ上昇局面・円安・国内需給逼迫期の4要素が重なる時期。砲金は銅主役・スズ副次の二重連動。個人は早めに売却・事業者は月次集荷契約で平準化が基本。詳細はタイミング判断を参照。
まとめ — 砲金買取で手取りを最大化する基本動作
砲金の買取価格は「LME銅×LMEスズ×為替×含有率×純度区分×付属物・メッキの分離度」で決まり、銅kg単価の70〜85%水準。分別・付属物除去・メッキ蛇口の別コンテナ・真鍮との目視分別・本人確認書類・計量伝票/契約書面の確認の6点が手取り最大化の基本動作。シーン別の最短ルート:
- 家庭の蛇口・水道バルブ交換:鉄ボルト・パッキン除去→メッキ蛇口は別コンテナ→近隣ヤード持込
- 配管工事業の現場発生材:撤去段階で分別→真鍮継手も別容器→月1回まとめ持込
- 水栓・船舶機器メーカー端材:専用コンテナ→月次集荷契約で平準化
- 切削加工業の砲金砕:専用ドラム缶→粉物単価で月次精算
- 寺院の梵鐘・燭台処分:処分決議書準備→骨董価値併行確認→出張集荷
どの量・品目でも古物商営業許可・本人確認・計量伝票交付・3年間の取引記録保管を運用するヤードを選ぶのが大原則。お問合せはお問い合わせから。
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