非鉄金属の買取相場|銅・真鍮・アルミの違いと見分け方【福岡】

物置や解体現場から出た金属を前に「これは何?」「鉄と何が違うの?」「売ればいくら?」と迷っていませんか。非鉄金属とは鉄以外の金属の総称で、銅・真鍮(しんちゅう)・アルミ・ステンレス・鉛・亜鉛・ニッケルなどが該当し、鉄スクラップ(目安 約40〜55円/kg)よりkg単価がずっと高いのが特徴です。特に銅は目安で約1,900〜2,100円/kgと、家庭・現場から出る金属の中では最上位。この記事は品目ごとの深掘りではなく、「どの金属が高いか・鉄より高い理由・色と磁石と重さで見分ける入口」を横断でつかむ総合ガイドです。品目別の相場は各ページへ、全体の相場一覧は福岡のスクラップ相場一覧へまとめています。素材が分からない・混ざっているという方も、まずは下の早見表から自分の金属の位置を確かめてください。

非鉄金属とは?鉄より高く売れる理由

非鉄金属は「鉄以外の金属」の総称で、銅・真鍮・砲金・アルミ・ステンレス・鉛・亜鉛・ニッケルなどを指します。鉄スクラップの目安が約40〜55円/kgなのに対し、銅は目安で約1,900〜2,100円/kgと数十倍。理由は主に三つで、①電気を通す・錆びにくいなど工業用途の需要が大きい②鉄より産出量が少なく希少③再生(リサイクル)しても品質が落ちにくく循環価値が高いためです。中でも銅はデータセンターや電化(EV・再エネ)向け需要が世界的に伸び、価格はLME(ロンドン金属取引所)の相場や国内建値に連動して動きます。だから「同じ金属くず」でも、鉄か非鉄かの仕分けだけで手取りが大きく変わります。

ざっくり言えば、磁石が付く(鉄)か付かない(非鉄の多く)かで価値の桁が変わります。非鉄の中でもさらに、銅系(高い)→アルミ(中位)→ステンレス・鉛(下位)と序列があり、この序列を知っておくだけで「捨てるべきでない金属」が見えてきます。次章の早見表で、自分の金属がどの位置かを確認してください。

主要な非鉄金属7種の相場感 早見表(2026年6月の目安)

家庭や小規模な現場から出やすい非鉄金属を、価値の高い順に整理しました。銅が最上位(目安 約1,900〜2,100円/kg)、次いで真鍮 約1,050〜1,200円/kg、アルミは形状により約150〜500円/kg、ステンレス(SUS304)約150〜190円/kgという並びが目安です。鉛・亜鉛・ニッケルは家庭から出る量が少なく、建値と純度・量で個別査定になります。いずれも目安・2026年6月時点・LMEの相場や国内建値に連動して日々変動し、最終額は現地査定で確定します(買取を保証する金額ではありません)。品目ごとの詳しい相場と査定ポイントは、各行のリンク先にまとめています。

非鉄金属7種の見分け・相場早見表(2026年6月時点の目安/円・kg)
金属 磁石 色・見た目 重さの体感 相場の位置・目安レンジ 詳しくは
銅(どう) 付かない 断面が赤っぽい/古いと黒・緑青 ずっしり重い 最上位/約1,900〜2,100 銅の買取価格
真鍮(黄銅) 付かない 黄色〜金色っぽい 重い 上位/約1,050〜1,200 真鍮の買取価格
砲金(ガンメタ) 付かない くすんだ黄土色 とても重い 上位/真鍮〜銅の中間帯 砲金の買取価格
アルミ 付かない 白銀色でくすみやすい 軽い 中位/約150〜500(形状で幅) アルミサッシの買取
ステンレス(SUS304) 付かない 銀白色で光沢が残る やや重い 下位/約150〜190 ステンレスの買取価格
ステンレス(SUS430) 弱く付く 銀白色 やや重い 最下位 ステンレスの買取価格
鉛・亜鉛・ニッケル 付かない※ 鉛は鈍い灰色で柔らかい 鉛は非常に重い 建値連動・量と純度で個別査定 鉛・亜鉛の買取

※ニッケルは磁石に付く性質がありますが、家庭から単体で出ることは稀です。数値はすべて2026年6月時点の目安レンジで、当日の建値・現物の状態・付着物により上下し、最終額は現地計量・検収で確定します。全品目を横断した相場は福岡のスクラップ相場一覧、相場の読み方はスクラップ相場の見方を参照してください。

素材が分からないとき:色・磁石・重さで見分ける入口

「これが何の金属か分からない」——非鉄金属の相談で最も多い悩みです。専門知識がなくても、家にある強力な磁石ひとつで大まかな仕分けができます。手順は①磁石を当てる(付けば鉄/弱く付けばSUS430)②付かないものを重さで分ける(重い=銅系/軽い=アルミ)③断面の色を見る(赤=銅/黄=真鍮)の3ステップ。これで「高い銅系」か「安いステンレス系」かの当たりが付きます。ただしメッキや塗装、合金は見た目で判断しにくく、最終的な材質判定は査定現場での確認が確実です。より詳しい判別法は金属の見分け方にまとめています。

手順1:磁石を当てる(鉄・SUS430を弾く)

強い磁石にピタッと付けば(非鉄ではありません)。弱く付くならステンレス430で、非鉄の中では最も安いグループです。磁石が付かないものを次へ進めます。

手順2:重さで分ける(銅系か、アルミか)

同じくらいの大きさで持ち比べ、ずっしり重ければ銅・真鍮・砲金(高い)明らかに軽ければアルミ(中位)。比重がまったく違うので、手に持つだけで体感で分かります。

手順3:色と断面で分ける(銅か、真鍮か)

削った断面やこすった面が赤っぽければ銅(最上位)黄色っぽければ真鍮(上位)。表面が黒や緑青(ろくしょう)に変色していても、断面の地金の色が本当の正体です。仕分けの考え方は金属の分別方法も参考になります。

混ざっている・分けられない — ごちゃ混ぜでも売れる?

「銅もアルミもステンレスも一緒くたで、分ける自信がない」という場合でも売れます。ただし、混ざったまま(ミックスメタル)だと、含まれる中で安い金属の単価に寄せて評価されるか、選別の手間ぶんが差し引かれるのが一般的です。ざっくりでも銅・真鍮・アルミ・ステンレスに分けておくほど手取りは上がります。とはいえ、量が多い・重い・配線や機械に金属が絡んでいて手に負えないケースでは、無理に自分で分けず、そのまま査定に出して現場で仕分けてもらうほうが安全で早いことも多いです。どちらが得かは品目と量しだいです。判断に迷う場合は、品目とおおよその量をそろえた同じ条件で2〜3社に見積もりを取り、「分別済み」と「混ざったまま」で単価がどれだけ変わるかを聞き比べると、手間をかける価値があるかを判断できます。

少量でも売れる?持込・出張・宅配の選び方

少量でも銅など高単価の金属は現金化する価値があります。売り方は主に3つで、持込(少量・その場で計量/現金化が早い)、出張・引取り(大量・重い・解体現場向き)、宅配(遠方で高単価の小口向き)から、量と手間で選びます。銅のように単価が高い品目は、少量でもまとまった金額になりやすいのが利点。逆に、量が少ないのに出張を頼むと割に合わないことがあるため、少量なら持込が基本です。どの方式が向くか分からないときは、量と品目を伝えれば最適な方法を案内してもらえます。

非鉄金属の売り方3方式の向き・不向き
方式 向いているケース メリット 注意点
持込 車に積める量・少量 その場で計量・現金化が早い 運ぶ手間/受付時間内に行く
出張・引取り 大量・重い・解体現場 運搬不要・まとめて処理 量が少ないと割に合わないことも
宅配(通信買取) 遠方・小口の銅など高単価品 送るだけで完結 送料・査定額の事前確認が必要

安く買われないための3つのポイント

同じ金属でも、出し方ひとつで手取りは変わります。①種類ごとに分けて出す(ごちゃ混ぜは安い単価に合わされやすい)②銅線は無理のない範囲で被覆を剥く(裸のピカ銅は被覆付きより高い)③相場が高い日に売る(銅・真鍮・砲金は建値連動が強い)——この3点で減額の取りこぼしを減らせます。特に非鉄は建値が日々動くため、当日の建値を確認してから持ち込むと安心です。「足元を見られたくない」なら、品目名と量を先に伝えて当日の建値ベースの目安を聞き、納得してから持ち込む・引き取ってもらうのが失敗しない進め方です。

  1. 種類ごとに分ける。銅・真鍮・アルミ・ステンレスが混ざると、安い金属の単価に合わせられるか、選別の手間で減額されがちです。
  2. 銅線は被覆を剥く。裸の銅(ピカ銅)は被覆付きより単価が上がります。量が多いほど差が大きくなります。
  3. 相場の高い日に売る。建値は毎日動きます。銅系は連動が強いので、当日の建値を確認してから動くのがコツです。

買取に必要なもの・古物営業法のルール

非鉄金属の買取は古物営業法の対象で、盗品の流通防止のため取引時の本人確認が義務づけられています。スムーズに売るには運転免許証などの本人確認書類を持参してください。一定額以上の取引では本人確認が必須で、確認できないと買取自体ができません。未成年(18歳未満)の単独売却は自治体の条例で制限される場合があります。また、出どころが不明な金属や他人の所有物は持ち込まないこと。正規の業者は不審品を警察へ申告する義務があるため、許可を持つきちんとした業者を選ぶことが、結果として自分の安全にもつながります(出典:古物営業法・警察庁)。

よくある質問

非鉄金属の買取でよく寄せられる疑問をまとめます。提示相場と実額の差は状態や付着物による減額と現地計量が理由で、素材が分からなくても現場で仕分けてもらえます。ステンレスや鉛も量がまとまれば有価物として現金化でき、銅はLME・国内建値に連動して価格が動くため売る前に当日の建値確認が確実です。いずれも目安・2026年6月時点で、最終額は現地査定で確定します(買取保証ではありません)。

Q. 提示された相場と実際の買取額が違うのはなぜ?
相場(建値)は「きれいで純度の高い状態」を前提にした目安です。実際は汚れ・異物や他金属の付着・水分などで減額され、最終額は現地の計量・検収で確定します。早見表は「自分の金属がどのくらいの位置か」を知るための目安として使ってください。
Q. 素材が分からなくても査定してもらえる?
はい。磁石・色・重さでの見分けは入口の目安で、メッキや合金は見た目で判断しにくいものです。分からないまま持ち込んでも、現場で材質を確認して仕分けてもらえます。無理に自己判断で捨てないことが大切です。
Q. ステンレスや鉛は持ち込む価値がある?
単価は低めですが、量がまとまれば現金になります。処分費を払って捨てるより、有価物として買い取ってもらうほうが得です。鉄やプラスチックが付いていると減額されるので、外せる範囲で外しておきましょう。
Q. 銅は今が売り時と聞くけれど本当?
銅はLMEの相場や国内建値に連動し、2026年時点では高い水準で推移しているとされます。ただし相場は日々変動し将来を保証するものではないため、売る前に当日の建値を確認するのが確実です。
Q. 福岡のどこで売れる?
福岡市・博多区・北九州市・宗像市など各地に非鉄金属を扱うヤードがあります。ヤードによって扱う品目や引取条件が違うため、品目と量を同じ条件で複数社に伝え、当日の建値と持込・出張の対応可否を比べると選びやすくなります。全体の相場感は福岡のスクラップ相場一覧も参考にしてください。

非鉄金属を売る業者を選ぶときの判断基準

「これは何の金属か分からない」「銅もアルミも混ざっていて分けられない」「量が多くて運べない」——こうしたケースほど、どの業者に持ち込むかで手取りが変わります。業者を比べるときは、①当日の建値を品目ごとに示せるか②計量方法(検定済みの計量器か・立会いができるか)を説明できるか③減額の理由(付着物・水分・混合)を事前に示せるか④古物商許可を掲示しているかの4点が実用的な判断軸です。銅のように単価が高い品目は、品目名と量をそろえた同じ条件で2〜3社に目安を聞くと相場の幅がつかめます。価格はどの業者でも建値に連動して日々変動し、最終額は現地計量で確定します。

コメントする