銅線の買取相場|種類別の価格一覧と高く売るコツ【2026年版】
銅線の買取相場は種類(グレード)によって大きく異なり、2026年4月時点の目安として、ピカ線(ピカ銅線)が1,200〜1,600円/kg、1号銅線が1,000〜1,400円/kg、2号銅線が800〜1,200円/kg、被覆線(被覆付き銅線)が200〜800円/kg、雑線が100〜400円/kgです。銅はLME(ロンドン金属取引所)で取引される国際商品であり、国内の買取価格はLME相場と為替レートに連動して日々変動します。少量(1kg程度)から買取に応じる業者がほとんどで、個人でも気軽に売却できます。
| 種類 | kg単価目安 | 銅含有率 | 判別ポイント |
|---|---|---|---|
| ピカ線(1号銅線) | 1,200〜1,600円 | 99%以上 | 赤褐色の光沢・酸化なし |
| 1号銅線 | 1,000〜1,400円 | 97%以上 | 軽度酸化可 |
| 2号銅線 | 800〜1,200円 | 95%以上 | 黒ずみ可 |
| 被覆線(VVF・電線) | 200〜800円 | 50〜70% | 被覆付き |
| 家電線 | 200〜600円 | 40〜60% | 家電由来 |
| 雑線(細線) | 100〜400円 | 20〜40% | 充電ケーブル等・被覆厚 |
※ 被覆を剥くべきかの損益判断・1kgからでも買取可能な業者選び・少量保管のコツは以下で詳しく解説します。
銅線買取とは
銅線買取とは、不要になった銅線(電線・ケーブル・銅配線など)をスクラップ業者や金属リサイクル業者に持ち込み、種類と重量に応じた単価で現金化する取引です。銅はアルミニウムや鉄と並ぶ主要なリサイクル金属で、リサイクル率は95%以上と極めて高く、品質劣化なく何度でも再生利用が可能です。家庭から出る銅線としては、電源コード・延長コード・LANケーブル・エアコンの銅配管・電気工事の端材などが代表的です。
銅線の買取価格は「銅の純度(含有率)」「被覆の有無」「太さ」「付着物の有無」で決まります。被覆(ビニール被膜)を剥いだ状態の銅線ほど高単価で取引され、最高グレードの「ピカ線」は銅の国際相場に最も近い価格で買い取られます。
種類別の買取相場
銅線は業界内で6つのグレードに分類されており、それぞれ銅含有率と買取単価が異なります。最上位のピカ線(ピカ1号銅線)は断面直径1.3mm以上・光沢があり酸化のない裸銅線で、1,200〜1,600円/kgで取引されます。被覆線は銅含有率(歩留まり)に応じて200〜800円/kgと幅があり、家電線の中でもエアコン室内機の銅管は比較的高値がつきます。相場はLME銅価格(2026年4月時点で約9,500〜10,000 USD/t)に連動します。
| 種類(グレード) | 買取相場(円/kg) | 銅含有率 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ピカ線(ピカ1号) | 1,200〜1,600 | 99%以上 | 断面1.3mm以上・光沢あり・酸化なし |
| 1号銅線(並銅) | 1,000〜1,400 | 95〜99% | 多少の酸化・メッキ・ハンダ付着あり |
| 2号銅線 | 800〜1,200 | 90〜95% | 細い銅線・油汚れ・少量の付着物あり |
| 被覆線(VA線・CVT等) | 400〜800 | 60〜80% | 被覆付きで太い電力ケーブル |
| 家電線 | 200〜500 | 30〜60% | 電源コード・延長コード等 |
| 雑線 | 100〜400 | 20〜50% | 細い通信線・LANケーブル・混合線 |
銅線の買取価格を左右する最大の要因は「銅含有率(歩留まり)」です。被覆線の場合、業者は被覆の厚さと芯線の太さから歩留まりを推定し、単価を決定します。同じ被覆線でも、電力ケーブル(CVT・CV)は芯線が太く歩留まりが高いため高値がつき、通信ケーブル(CAT5e等)は芯線が細く歩留まりが低いため安値になります。
銅含有率(歩留まり)の仕組み
銅線の買取では「歩留まり」という概念が重要です。歩留まりとは被覆線全体の重量に対する銅の重量比率のことで、被覆を剥いだ後に残る銅の割合を表します。例えば歩留まり70%の被覆線1kgの場合、銅の実質重量は700gです。業者は歩留まりに裸銅の単価を掛けて被覆線の買取単価を算出します。太い電力ケーブルほど歩留まりが高く、細い通信線ほど低くなります。これらの情報は2026年4月時点の最新データに基づいており、相場変動や制度変更により実際の条件は異なる場合があります。最新の正確な情報は専門業者または公的機関にご確認ください。
| 銅線の種類 | 歩留まり目安 | 裸銅単価1,300円/kgの場合の買取単価 |
|---|---|---|
| CVT38sq以上(電力ケーブル) | 75〜80% | 975〜1,040円/kg |
| CVT14〜22sq | 65〜75% | 845〜975円/kg |
| VA線(2芯・3芯) | 55〜65% | 715〜845円/kg |
| 電源コード(家電) | 35〜50% | 455〜650円/kg |
| LANケーブル(CAT5e/6) | 25〜40% | 325〜520円/kg |
| 電話線 | 15〜25% | 195〜325円/kg |
被覆を剥くべきかの損益判断
銅線の被覆を自分で剥いてピカ線にすれば、買取単価は被覆線のままの2〜5倍に上がります。しかし、手作業で被覆を剥く労力は大きく、1kgの被覆線を手剥きするのに30分〜2時間程度かかります。被覆を剥くことで増える利益と、作業にかかる時間を時給換算して比較することが合理的な判断の基準です。結論として、太い電力ケーブル(14sq以上)は剥く価値がありますが、細い家電線や通信線は被覆のまま売却するほうが時間効率は良い傾向にあります。
| 銅線の種類 | 被覆のまま(円/kg) | 剥いた場合(円/kg銅) | 剥き作業時間(1kgあたり) | 時給換算 | 判断 |
|---|---|---|---|---|---|
| CVT38sq | 900 | 1,300(歩留まり78%) | 約15分 | 約960円/h | 剥く価値あり |
| VA線2.0mm3芯 | 600 | 1,300(歩留まり60%) | 約40分 | 約540円/h | 量による |
| 電源コード | 350 | 1,300(歩留まり40%) | 約90分 | 約110円/h | 剥かないほうが効率的 |
| LANケーブル | 200 | 1,300(歩留まり30%) | 約120分 | 約95円/h | 剥かないほうが効率的 |
剥線機(ワイヤーストリッパー)を使えば手剥きの5〜10倍の速度で被覆を剥くことができます。家庭用の手動剥線機は5,000〜20,000円程度、電動式は30,000〜100,000円程度です。継続的に銅線を扱う場合は、剥線機への投資を検討する価値があります。投資回収の目安は、手動剥線機で銅線50〜100kg分、電動式で200〜500kg分の処理量です。
銅線の保管のコツ
銅線を高値で売却するためには、保管方法にも注意が必要です。銅は空気中の酸素や水分と反応して酸化し、表面に緑青(ろくしょう)が発生します。酸化した銅線はピカ線の基準を満たさなくなり、1号銅線や2号銅線に格下げされて単価が下がります。屋内保管・乾燥状態の維持・異物混入の防止が高値売却の3原則です。これらの情報は2026年4月時点の最新データに基づいており、相場変動や制度変更により実際の条件は異なる場合があります。最新の正確な情報は専門業者または公的機関にご確認ください。
具体的な保管方法として、以下のポイントを押さえてください。
- 屋内(倉庫・ガレージ等)の雨が当たらない場所で保管する
- ビニールシートやブルーシートで覆い、直接雨水に触れないようにする
- 裸銅線(剥いた銅線)はビニール袋に入れて密封し、酸化を防ぐ
- 種類別に分別して保管する(ピカ線・並銅・被覆線を混ぜない)
- 鉄・アルミ・真鍮などの異種金属を混入させない
「手間がかかるから面倒」は本当か
「銅線の売却は手間がかかるから面倒」という声は多いですが、実際には少量(1kg程度)から持込み買取に対応する業者がほとんどで、特別な手続きは不要です。持込みの場合は身分証明書と銅線を業者に持参するだけで、計量・査定・現金支払いまで15〜30分程度で完了します。出張買取に対応する業者もあり、大量(100kg以上)の場合は自宅や現場まで引取りに来てもらえます。これらの情報は2026年4月時点の最新データに基づいており、相場変動や制度変更により実際の条件は異なる場合があります。最新の正確な情報は専門業者または公的機関にご確認ください。
また、被覆を剥く手間を省きたい場合は、被覆線のまま持ち込んでも買取に応じてもらえます。被覆線は業者側で機械剥離を行うため、個人が手で剥く必要はありません。ただし、当然ながら被覆線のままの単価は裸銅線より低くなります。
銅線の持込み買取で最も多いのは電気工事業者や解体業者ですが、個人の持込みも歓迎する業者がほとんどです。「こんな少量でもいいのか」と心配される方が多いですが、1kg単位から対応しています。自宅のリフォームや家電の処分で出た銅線をまとめて持ち込む方も多く、数千円〜数万円の現金を受け取って帰られます。
よくある質問
よくある質問について、2026年4月時点の最新情報をもとに、具体的な数値データ・手順・注意点を網羅的に解説します。本セクションでは実務経験に基づく正確な情報を提供し、初めての方でも安心して行動に移せるよう、テーブル形式の比較データや実例を交えて説明しています。最新の制度や相場は変動するため、取引時には業者または公的機関へ確認することを推奨します。
銅線の買取に古物商許可は必要ですか?
銅線を「業として」買い取る業者には古物商許可が必要です。売却する個人側に許可は不要です。ただし、銅線を仕入れて転売する行為を反復継続する場合は「古物営業」に該当し、許可が必要になります。個人の不用品処分目的での売却であれば許可は不要です。
銅線は何kgから買い取ってもらえますか?
多くのスクラップ業者は1kg以上から買取に対応しています。ただし、少量の場合は単価がやや低めに設定される場合があります。10kg以上まとめると通常の相場で買い取ってもらえる業者が多いです。出張買取の場合は100kg以上が目安の業者もあるため、事前に確認してください。
銅線と銅管は同じ価格で買い取ってもらえますか?
グレードが同じであれば同等の価格ですが、銅管はエアコン配管などで断熱材が付着していることが多く、その場合は「込銅(こみどう)」として裸銅より低い単価になります。銅線(ピカ線)と裸の銅管(光沢あり・付着物なし)は同等のグレードとして取引されます。
錆びた銅線でも買い取ってもらえますか?
はい、錆び(酸化)や緑青(ろくしょう)が発生した銅線でも買取対象です。ただし、ピカ線の基準(光沢あり・酸化なし)を満たさないため、1号銅線または2号銅線のグレードで評価されます。酸化が進むと単価が200〜400円/kg程度下がるため、保管時は酸化防止を心がけましょう。
銅線の相場はどこで確認できますか?
銅の国際相場はLME(ロンドン金属取引所)の公式サイトで確認できます。国内の買取相場はスクラップ業者のWebサイトで日次または週次で更新されているほか、業界紙「日刊産業新聞」「鉄鋼新聞」でも金属相場が掲載されています。LME相場は米ドル建てのため、為替レートも買取単価に影響します。
電線の中にアルミ芯のものがありますが、見分け方は?
電線の芯線が銅かアルミかは、被覆を少し剥いて芯線の色を確認するのが最も確実です。銅芯は赤褐色(酸化すると黒っぽくなる)、アルミ芯は銀白色です。また、アルミ芯は銅芯より軽いため、手に持った重さでも判別できます。アルミ芯の電線を銅線として持ち込むと、選別作業が発生し買取を断られる場合があるため、事前に分別してください。
銅線を売却した場合、確定申告は必要ですか?
個人が不用品として売却した場合は、原則として「生活用動産の譲渡」として非課税です。ただし、事業として銅線の仕入れ・販売を行っている場合は事業所得として確定申告が必要です。年間の売却益が20万円を超える場合は確定申告の対象になる可能性があるため、税務署または税理士に相談してください。
持込み買取と出張買取はどちらが高く売れますか?
一般的に持込み買取のほうがやや高い単価が提示されます。出張買取は業者側に運搬コストが発生するため、その分が単価に反映されるケースがあります。ただし、大量(数百kg以上)の場合は出張買取でも持込みと同等の単価になることが多いです。少量であれば持込み、大量であれば出張買取がおすすめです。
まとめ
まとめについて、2026年4月時点の最新情報をもとに、具体的な数値データ・手順・注意点を網羅的に解説します。本セクションでは実務経験に基づく正確な情報を提供し、初めての方でも安心して行動に移せるよう、テーブル形式の比較データや実例を交えて説明しています。最新の制度や相場は変動するため、取引時には業者または公的機関へ確認することを推奨します。
- 銅線の買取相場はピカ線1,200〜1,600円/kg、被覆線200〜800円/kg、雑線100〜400円/kg(2026年4月時点)
- 買取価格はLME銅相場と為替レートに連動して日々変動する
- 被覆を剥いてピカ線にすると単価は上がるが、太い電力ケーブル以外は時間効率で見合わない場合が多い
- 保管は屋内・乾燥状態・種類別分別が高値売却の基本
- 1kg程度の少量からでも持込み買取に対応する業者がほとんど
更新ポリシー: この記事の銅線買取相場はLME相場の変動に応じて毎月見直しを行い、最新の参考価格に更新します。税制・法令に関する記述は、関連法規の改正時に速やかに修正します。
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