電線の買取価格|被覆銅線A/B/Cと銅含有率による単価評価




電線の買取価格はLME銅相場×ドル円為替×被覆銅線グレード(A/B/C)×銅含有率(歩留り)×芯線径・撚り構造で決まります。発生源で多いのは住宅・ビルの電気工事更新材(VVF・VVR)、工場設備の動力配線(CV・CVT)、可搬機器のキャブタイヤ、通信/LANケーブル、自動車ワイヤーハーネスで、芯線径・絶縁被覆の比率・端子金具混入の有無でA/B/C区分と単価が変動。本ページは古物営業法廃棄物処理法経済産業省環境省警察庁福岡県警察等の公的情報と業界一般動向をもとに、電線の品目別グレード判定・銅含有率の見方・個人売却の流れ・本人確認の厳格化・電線盗難防止の動向と福岡県内のヤード事情を中立に整理しました。

結論:電線の買取価格は「LME相場×為替×被覆銅線A/B/C区分×銅含有率(歩留り)」で決まります。太物電力ケーブル(CV/CVT)はA、VVF等の屋内配線はB、通信/細物・キャブタイヤはC寄りが業界一般の目安。剥いた銅線(ピカ銅・上銅)は被覆銅線より大幅に高単価のため、量と工数のバランスで剥ぎ作業の損益分岐を判断します。具体相場は日次変動のため当日建値をヤードへ電話確認するのが基本。電線盗難防止の観点から本人確認の厳格化・入手経緯ヒアリングが業界一般の運用です。

電線買取価格の全体像

電線は銅スクラップの主要発生源の一つで住宅・ビル・工場・電力インフラ・自動車・通信網で発生。「電線=芯線(銅)+絶縁被覆」の構造を前提に被覆銅線A/B/Cでグレード分けし、各グレードに銅含有率(歩留り=銅の重量比)を掛け合わせた実質単価で評価されます。経済産業省の非鉄金属統計でも電線スクラップは銅再生地金の重要な原料です。

表1:電線買取価格を構成する主な変動要素(業界一般)
要素 影響方向
LME銅相場(米ドル建て/t) 上昇=買取単価上昇/日次変動
ドル円為替 円安=円建て単価上昇
被覆銅線A/B/C区分 A>B>Cの順で単価高/太物・銅率高ほどA寄り
銅含有率(歩留り) 歩留り高=実質単価上昇/芯線径×撚りで決定
芯線径・撚り構造 太い単線>細い撚線(同じ銅率でも処理性で差)
絶縁被覆の種類 塩ビ/架橋ポリエチレン/ゴムで処理性差
端子金具・コネクタの混入 多いとC銅線・雑品扱いに落ちやすい
鉄/アルミ芯線の混入 混入は雑線扱いで単価低下
量のロット 大口ほど建値寄り
持込/出張の別 出張は運搬費が単価反映

電線はkg単位で値がつき被覆込み重量に対して銅率(歩留り)と被覆処理コストを反映した単価が提示。動力ケーブル(CV/CVT)と通信線(LAN/電話線)では銅率が大きく異なりA銅線とC銅線で実質kg単価が大きく乖離するのが業界一般動向です。全体像は銅買取価格、関連品目は銅管の買取価格銅板の買取価格を参照。

被覆銅線グレード(A/B/C)の見方

電線の業界呼称は「被覆銅線A/B/C」の3グレードが基本で芯線径・銅含有率・絶縁被覆の比率・端子金具混入の有無で区分。A=太物・高銅率、B=中間(屋内配線中心)、C=細物・低銅率(通信/家電コード)が業界一般の整理です。

表2:被覆銅線A/B/Cの判定目安(業界一般呼称)
グレード 典型品目 銅含有率の目安 査定傾向
被覆銅線A(A銅線) CV・CVT・動力ケーブル等の太物/単線・太撚り線 概ね高い(業界一般で60%超を目安) 上位(建値寄り)
被覆銅線B(B銅線) VVF・VVR・IV線等の屋内配線/一般電気工事材 中位(業界一般で40〜55%程度を目安) 中上位(流通量最多)
被覆銅線C(C銅線) 通信ケーブル・LANケーブル・電話線・家電コード・キャブタイヤ細物 低い(業界一般で30〜40%程度を目安) 中位
雑線(込電線) 端子金具大量・鉄芯/アルミ芯混入・コネクタ付き・自動車ハーネス 個別判定 下位(再選別必要)
ピカ銅・上銅(剥き後) 被覆を剥がした裸の銅線 概ね100%(光沢の有無で上下) 最上位(ピカ銅相当・建値直結)

※ 上記の銅含有率は業界一般の目安で品目・メーカー・規格で変動。実査定はヤードのXRF分析やサンプル測定で確定するため固定数値での約束はできません

A銅線は工場動力配線・引込み幹線・架線等で使われる太物で銅率が高く高単価。B銅線は住宅・ビルのVVF・VVR・IV線等の屋内配線で電気工事更新材として最も流通量が多いボリュームゾーン。C銅線は通信ケーブル・家電コード等の細物で被覆比率が高く単価は控えめ。雑線は端子金具・コネクタ・鉄/アルミ芯混入で再選別が必要なものです。仕分けの基本動作は「太物=A/屋内配線=B/通信・家電コード=C/端子付・自動車ハーネス=雑線」の4分離。グレード判定は目視+必要に応じXRF分析で行われヤード側で確定します。制度全般は古物商の13品目分類を参照。

銅含有率(歩留り)と単価の関係

電線査定で最重要なのが銅含有率(歩留り)。「電線総重量に対して銅が何%か」の比率で、ヤードは「A銅線建値×推定歩留り=実質kg単価」の式で査定提示するのが業界一般。歩留りは規格・芯線径・撚り構造でほぼ決まりXRF実測で確定します。

表3:代表的な電線品目の銅含有率(歩留り)目安(業界一般)
品目 用途 銅含有率の目安 該当グレード
CV・CVT(高圧/低圧動力ケーブル) 工場動力・引込み幹線 業界一般で60〜70%程度 A銅線
IV線(単芯・絶縁電線) 分電盤回り・露出配線 業界一般で50〜60%程度 A〜B銅線
VVF(平形2芯/3芯) 住宅屋内配線(最多) 業界一般で45〜55%程度 B銅線
VVR(丸形) 露出・地中ケーブル 業界一般で40〜50%程度 B銅線
キャブタイヤ(CT/2CT/3CT) 可搬機器・仮設電源 業界一般で35〜45%程度 B〜C銅線
LANケーブル(CAT5e/CAT6) 通信ネットワーク 業界一般で20〜30%程度 C銅線
電話線・モジュラーケーブル 通信 業界一般で15〜25%程度 C銅線
家電コード(VFFキャブタイヤ等) 家電・延長コード 業界一般で30〜40%程度 C銅線
自動車ワイヤーハーネス 車載配線 個別(端子金具大量) 雑線

※ 上記は業界一般の目安レンジで固定値を保証するものではありません

歩留りが高い太物(CV/CVT/IV線)は建値に対し相対的に高単価、歩留りが低いLAN・電話線は同じ「電線」でも単価が低位に留まります。混在のまま持込むと再選別工程の控除が乗りやすいため家庭発生でも「太物と細物を分けるだけ」の最低限の仕分けで手取りが安定。事業者の継続発生は機械剥離器(ワイヤーストリッパー)で芯線分離しピカ銅・上銅区分で持込むのが一般化。被覆の屋外焼却による銅取り出しは廃棄物処理法・大気汚染防止法上の違反で禁止です。

VVF・CV・キャブタイヤの評価

電線スクラップで取扱量が多いのはVVF・CV/CVT・キャブタイヤの3品目群でそれぞれA/B/C相当の典型として持込時の見立てに役立ちます。

VVF(平形)/VVR(丸形)の評価

VVFは住宅屋内配線の標準で2芯/3芯の平形ケーブル、VVRはやや太い分電盤回り・露出配線用。両者ともB銅線区分が基本で住宅リフォーム・電気工事更新材で大量発生。1.6mm/2.0mm/2.6mmの芯線径で歩留りが微妙に変わり太いほどB銅線の中で上位扱いになりやすい構造です。

CV/CVT(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシース)の評価

CVは高圧/低圧の動力ケーブル、CVTはその3線一括の太径ケーブル。芯線径が太く銅率が高いためA銅線区分が基本で電線スクラップの中でも上位グレード。事業者は月次集荷契約で平準化が一般的です。

キャブタイヤ(CT/2CT/3CT/VCT)の評価

キャブタイヤはゴム被覆の可搬機器用ケーブルで仮設電源・溶接機・移動式機械で使用。B銅線〜C銅線区分での査定が一般的で、ゴム被覆は塩ビより処理コストが高めのため同芯線径のVVFより単価がやや控えめになる傾向です。

表4:VVF・CV・キャブタイヤの査定区分まとめ(業界一般)
品目 主な用途 査定区分の目安 備考
VVF 1.6mm-2芯 住宅屋内(コンセント回路) B銅線 住宅で最多発生
VVF 2.0mm-2芯/3芯 住宅屋内(エアコン・大型家電) B銅線 B銅線内の上位
VVR 丸形 分電盤・露出配線 B銅線 太径で歩留り高め
IV線 分電盤回り・配管内配線 A〜B銅線 単芯・芯線径次第
CV 低圧動力 工場・ビル動力 A銅線 太径で上位扱い
CVT 3線一括 引込幹線・大容量配線 A銅線 業界一般で上位
キャブタイヤ 2CT/3CT 可搬機器・仮設電源 B〜C銅線 ゴム被覆で処理性差
VCT 制御盤・移動機械 B〜C銅線 キャブタイヤ系

各品目とも「太いほど上位・本数が多いほど上位」が経験則。家庭発生の少量でも袋を分けて持込めば品目別に査定されます。

通信ケーブル・LANケーブル・細物

通信用途のケーブル(LAN・電話線・モジュラー・同軸等)はC銅線区分の代表で銅含有率が低く単価は控えめ。オフィス・データセンター・通信工事業の更新材はまとめれば相応の金額になりヤードへの継続持込が業界一般動向です。

表5:通信/細物ケーブルの品目別評価(業界一般)
品目 典型発生源 銅含有率の目安 査定区分
LANケーブル CAT5e/CAT6 オフィス・住宅LAN更新 業界一般で20〜30% C銅線
LANケーブル CAT6A以上 データセンター・業務LAN 業界一般で25〜35% C銅線(やや上位)
電話線(IV類細物) 住宅・オフィス電話配線 業界一般で15〜25% C銅線
同軸ケーブル(テレビ等) 住宅アンテナ・CATV 個別(鉄/アルミ網混入) C銅線〜雑線
家電コード(VFF等) 延長コード・家電付属 業界一般で30〜40% C銅線
イヤホンコード・USBケーブル 家電付属細物 銅率低・端子付 雑線
自動車ワイヤーハーネス 廃車・自動車解体 端子大量混入 雑線

通信ケーブルは銅率が低く被覆処理コストが大きいため太物ケーブルと同じヤードでも単価差がつきます。LANケーブル類は段ボール箱・コンテナでまとめると計量効率が良く品目別持込が基本動作です。

同軸ケーブルは芯線(銅)と外側のシールド(銅/アルミ網)で構成され混入比率によりC銅線寄り〜雑線扱いと幅があります。自動車ワイヤーハーネスは端子金具・コネクタが大量に付くため雑線として下位扱いで、廃車処理に伴う発生は車両ごと取扱う事業者経由が現実的。廃車関連は福岡の廃車業者の選び方北九州のスクラップ買取を参照。

銅線剥ぎ vs そのまま売却の損益分岐

電線売却で議論になるのが「被覆を剥いで裸の銅線として売るか/そのまま被覆銅線として売るか」の選択。剥けばピカ銅・上銅として最上位で査定されますが剥ぎ工数・道具コスト・廃被覆処分が発生するため量と工数で損益分岐が変わります。

表6:銅線剥ぎとそのまま売却の比較(業界一般)
観点 そのまま売却(被覆銅線A/B/C) 剥いて売却(ピカ銅・上銅)
査定区分 被覆銅線A/B/C/雑線 ピカ銅・上銅(最上位)
kg単価の目安 歩留り反映の控除あり 建値直結(高単価)
作業時間 仕分けのみ(短時間) 剥ぎ作業で長時間化
必要な道具 カッター・袋程度 ワイヤーストリッパー・機械剥離器
廃被覆の処理 ヤード側で処理 自分で廃棄物処理(一般廃棄物/産廃)
適する量 少量〜中量(家庭・小規模事業者) 大量継続(電気工事業・解体業)
法令上の留意 古物営業法の本人確認等 同上+廃棄物処理法(被覆処分)

家庭発生の数kg〜十数kgなら剥ぎ作業の時給換算で割に合わないことが多く、そのまま被覆銅線として持込むのが現実的。電気工事業・解体業・通信工事業の月数百kg〜トン単位の継続発生は機械剥離器を導入しピカ銅・上銅として継続持込が一般化。剥いた廃被覆(塩ビ・架橋ポリエチレン・ゴム)は産業廃棄物として廃棄物処理法に基づく処理が必要で屋外焼却・不法投棄は禁止です。家庭で手剥きを試すならVVF平形2芯が入門、3芯以上や太い撚り線は手剥き非現実のためそのまま持込が推奨です。

個人売却(古物商持込)の流れ

家庭・個人発生の電線スクラップは「古物商営業許可を持つスクラップヤードへ持込む」のが基本ルート。古物商営業許可は古物営業法に基づき公安委員会が交付する許可で、電線は13品目「金属類」に該当。電線は盗難品リスクが高く本人確認が特に厳格化されているのが業界の現状です。

表7:電線の個人売却(持込)標準フロー
段階 個人側 ヤード側
(1) 事前準備 品目別仕分け(太物/屋内配線/細物)/本人確認書類準備 建値・対応品目をHP/電話で公開
(2) 来場・受付 身分証提示/住所・連絡先記入/入手経緯の説明 取引記録作成・入手経緯ヒアリング
(3) 計量 車両ごとヤード計量台へ 総重量-空車=正味重量を測定
(4) 仕分け・査定 品目別に荷下ろし A/B/C/雑線で区分・XRFサンプル測定
(5) 単価提示・合意 品目別単価を確認 その日の建値×歩留りで提示
(6) 精算・伝票交付 計量伝票・契約書面を受領 計量伝票と現金/振込

(1)では太物・屋内配線・細物・雑線を別容器に仕分けし本人確認書類を整えるのが基本動作。(2)では電線特有の運用として入手経緯ヒアリングが行われ、本人確認なしの買取は古物営業法違反のため求められないヤードは疑義あり。(3)計量は計量法に基づく検定済み計量器での測定が原則。(6)精算では品目別単価・正味重量・金額が記載された計量伝票と契約書面を受領し双方保管が運用です。

業者買取の手数料と内訳

業者買取(出張・大口)では運搬・選別・処理コストが買取単価に反映されその日のLME×為替建値からこれらを差し引いた金額が提示単価に。「出張無料」表記でも運搬費が単価に織り込まれているのが業界一般で内訳の見える化が業者選びのポイント。主なコスト要素は運搬費/選別工賃/被覆処理工賃/計量料/振込手数料/消費税の6系統です。

電線特有のコスト要因は「品目選別工賃」と「被覆処理工賃」。混在のまま持込めば作業工賃分が単価控除され品目別に整理して持込めば控除が小さくなる構造。出張買取は距離と量で単価変動し、福岡市・北九州市の集積地は単価反映が小さく、糸島・宗像・八女・大牟田など郊外では運搬コスト分が反映されやすく少量は持込推奨。事業者間取引は有価物として消費税課税対象で継続発生は月次集荷契約+建値連動精算が定着。環境省の資源循環政策でも金属類の再資源化は脱炭素戦略の柱に位置付けられています。

古物営業法と本人確認

電線買取は古物営業法上の「金属類」(13品目)に該当し公安委員会の古物商営業許可が必要。許可業者は本人確認・取引記録の作成保管・契約書面の交付が法令義務で電線は盗難品流通防止の観点で運用が厳格化。警察庁福岡県警察が金属盗難対策の重点品目として継続強化しています。

表8:古物営業法に基づく電線買取時の主な義務(業界一般)
義務 具体内容
古物商営業許可 公安委員会の許可(13品目「金属類」)
本人確認 運転免許証・マイナンバーカード等の公的書類で確認
取引記録の作成 品目・数量・特徴・年月日・本人情報を記録
帳簿保管 3年間(書面/電磁的記録)
許可標識の掲示 営業所に古物商標識を掲示
入手経緯のヒアリング 電線・銅線は盗難品リスクで重点的に確認
不正品申告 盗品の疑いある物品は警察へ申告

本人確認は運転免許証・マイナンバーカード(顔写真付)等の公的身分証が標準。取引記録(古物台帳)は品目・数量・特徴・取引年月日・本人情報を書面または電磁的記録で3年間保管が原則。電線・銅線は警察庁・各都道府県警察が注視する品目で入手経緯ヒアリング・大量持込時の確認強化・不審物の警察照会が業界の標準運用です。

個人売却側は本人確認書類を必ず持参し発生経緯(自宅リフォーム・遺品整理・自社電気工事の余り材・解体発生材等)を説明できるようにするのが基本動作。無許可の移動式買取車・SNS経由の個人取引等は盗品ロンダリングのリスクがあるため避けるのが現実的。制度全般は古物商許可申請古物台帳の書き方、押し買い対策は訪問買取の見分け方を参照。

電線盗難防止と買取現場の運用

電線は建設現場の仮設電源・リフォーム現場の屋内配線・太陽光発電所の集電ケーブル・通信設備の屋外幹線・電力会社の架線等から盗難される事例が業界一般で報告されており、警察庁福岡県警察が金属盗難対策の重点品目として継続取締り。買取側のヤードも警察と連携した運用が業界標準です。

買取現場での具体的な盗難防止運用は概ね以下の項目が業界一般動向:

  • 本人確認書類の必須提示:運転免許証・マイナンバーカード等で氏名・住所を記録
  • 入手経緯のヒアリング:発生源(リフォーム/遺品整理/自社工事/解体現場等)を口頭確認し記録
  • 大量持込時の追加確認:日常的に大量発生があり得る事業者か、書類で確認
  • 未剥離の高圧ケーブル等への警戒:太径ケーブル・地中ケーブル・電力会社規格品は確認強化対象
  • 不審物の警察照会:来歴に疑義がある場合はヤード側から警察へ申告
  • 取引記録の3年間保管・監視カメラ整備:警察捜査照会への即応

合法的な発生源(自宅リフォーム・電気工事余り材・解体現場発生材等)であれば本人確認書類の提示と簡単な経緯説明で通常の買取がスムーズに進行。本人確認や経緯ヒアリングを行わないヤードは古物営業法上の運用に疑義があり避けるのが基本動作。盗難の被害現場(建設現場・太陽光発電所等)は施錠管理・監視カメラ・夜間警備の整備が業界一般動向で、被害発生時は速やかに警察へ被害届を提出することが推奨されます。

福岡県内のヤード事情

福岡県内の電線買取は福岡市・北九州市・久留米市の3大都市圏のヤード集積を軸に周辺へ広がる構造。都心型・港湾型・内陸型の3類型で得意領域が分かれ、電線は少量〜大口まで取扱いが広いため3類型のいずれも対応します。電気工事業・解体業・通信工事業が多い地域では大口継続発生対応のヤードが集積します。

表9:福岡県内エリア別の電線買取ヤード事情(業界一般)
エリア 立地・電線買取の傾向
福岡市 東区箱崎・博多区・西区今宿/少量〜定期発生まで/博多港輸出網接続
北九州市 若松区・小倉北区・八幡西区/製造業・電気工事業の大口/北九州港ハブ
久留米市・筑後 久留米市内・小郡・八女・大牟田/解体・電気工事兼業/出張現実的
糸島市 糸島市内/福岡市西区ヤードと連携
宗像・福津 宗像市・福津市・古賀市/福岡圏と北九州圏の中間で両側から集荷
朝倉・うきは 朝倉市・うきは市/農機具・設備工事兼業/久留米市と接続

福岡市は都心+港湾型で家庭発生の数kg〜十数kgも対応可能。北九州市は製造業+港湾物流で電気工事業の継続契約・月次集荷が多くなります。久留米市・筑後は内陸型で解体・電気工事兼業ヤードが目立ち出張対応との組合せが定着。詳細は福岡のスクラップ買取北九州のスクラップ買取、自動車ハーネスは福岡の廃車業者の選び方を参照。

取材ノート — 当社対応事例

取材ノート1:福岡市 電気工事業のVVF/IV線・CV更新材の継続発生事例

2026年3月、福岡市博多区の電気工事業者から「住宅・小規模ビルの電気工事更新で継続発生するVVF・IV線とCV更新材の処分」をご相談。太物(CV・IV)と屋内配線(VVF)と細物(電話線等)を3袋に分けて持込み、被覆銅線A/B/Cの各区分で精算。古物営業法に基づき身分証提示・取引記録作成・計量伝票と契約書面を交付し双方控え保管で対応完了。事業者間取引のため有価物として消費税課税対象で処理しています。

取材ノート2:北九州市 工場設備更新工事のCV/CVTケーブル大口処分事例

2026年2月、北九州市八幡西区の工場設備更新工事現場から「動力ケーブル(CV・CVT)と制御盤回りの電線の一括処分」のご相談。動力ケーブルは芯線径が太くA銅線区分、制御盤周りの細物はB〜C銅線区分での査定。「太物と細物を分けて荷下ろし」の事前指示で計量・査定が短時間化。事業者発生のため廃棄物処理法上の有価物として処理し計量伝票と契約書面を交付しています。

取材ノート3:久留米市 住宅リフォーム発生のVVF・LANケーブル少量持込事例

2026年4月、久留米市の個人のお客さまから「自宅電気配線リフォームで出た古いVVFとLANケーブル・家電コード類の処分」のご相談。総量約12kgで本人確認書類(運転免許証)の準備・太物と細物の分離をお願いし軽自動車で持込。VVFはB銅線、LANケーブル・家電コードはC銅線区分で査定。少量でも身分証提示・入手経緯確認・取引記録作成・計量伝票/契約書面の双方保管を運用しました。

取材ノート4:古物商として電線買取の取引記録・盗難防止の運用

当社は運営者情報で公示の通り福岡県公安委員会の古物商営業許可を受け古物営業法に基づく本人確認・古物台帳の作成保管を実施。電線は13品目「金属類」に位置付けられ買取時に身分証提示・入手経緯ヒアリング・計量伝票交付・契約書面交付・3年間の帳簿保管を運用。電線は盗難品リスクが高く大量持込時の入手経緯確認・未剥離高圧ケーブル等の警戒・不審物の警察照会の社内手順を整備し警察庁福岡県警察の金属盗難対策方針に準拠。制度は古物商許可申請古物台帳の書き方訪問買取の見分け方で整理しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 電線の買取価格は今いくらですか?
電線買取価格はLME銅相場×ドル円為替×被覆銅線A/B/C区分×銅含有率(歩留り)で日次変動するため本ページでは固定単価を提示していません。当日価格はヤードへ電話確認が現実的です。グレード判定は被覆銅線A/B/Cを参照。
Q2. 被覆銅線AとBとCの違いは何ですか?
業界一般の整理としてA銅線は太物・高銅率(CV/CVT等)B銅線は中位(VVF/VVR/IV線)C銅線は細物・低銅率(LAN・電話線・家電コード)。AからCの順に銅含有率・買取単価が下がるのが業界一般動向です。
Q3. VVFの1.6mmと2.0mmで買取単価は違いますか?
同じB銅線区分でも2.0mmの方が歩留りがやや高く上位扱いになりやすい傾向。ただし両者とも同一品目として一括査定されることも多くヤードの運用次第です。
Q4. LANケーブルや電話線は買取してもらえますか?
買取可能です。C銅線区分として単価は控えめですが束ねて持込めば品目別単価で精算されます。同軸ケーブルは鉄/アルミ網混入比率次第でC銅線〜雑線扱いです。
Q5. 自宅で被覆を剥がしてから売ったほうが高くなりますか?
剥けばピカ銅・上銅として最上位で査定されますが家庭の少量では剥ぎ作業の時給換算で割に合わないことが多く、そのまま被覆銅線として持込むのが現実的。屋外焼却による被覆除去は廃棄物処理法・大気汚染防止法違反で禁止です。
Q6. 電線買取に本人確認は必要ですか?
必要です。古物営業法に基づき古物商営業許可を持つヤードは運転免許証等で本人確認・取引記録作成が義務。電線は盗難品リスクが高く本人確認の厳格化・入手経緯ヒアリングが業界の標準運用です。
Q7. 電線盗難のニュースが多いですが、買取時に影響はありますか?
あります。本人確認の厳格化・大量持込時の入手経緯ヒアリング・未剥離高圧ケーブルへの警戒・不審物の警察照会が業界一般動向。合法的な発生源を説明できれば通常買取に支障はありません。
Q8. 自動車のワイヤーハーネスは買取対象になりますか?
対象になりますが端子金具・コネクタが大量に付くため雑線として下位扱いが一般的。廃車処理に伴う発生は車両ごと取扱う事業者経由が現実的。詳細は福岡の廃車業者の選び方を参照。
Q9. 出張買取と持込ではどちらの単価が高いですか?
量と距離次第。少量は持込(運搬コスト反映なし)、事業所のまとまった量・遠方は出張が現実的。「出張無料」でも運搬費が単価に織り込まれているケースが多く内訳の見える化がポイントです。
Q10. キャブタイヤとVVFで買取単価は違いますか?
違うことが多くなります。キャブタイヤはゴム被覆で処理コストが塩ビより高めのため同芯線径のVVFより単価が控えめになりやすく、査定区分はB〜C銅線です。
Q11. 電線買取に消費税はかかりますか?
有価物として取引対象になります。事業者間取引は仕入税額控除の対象で計量伝票・契約書面の発行が運用標準。個人売却は事業者側で取引記録を作成し精算されます。
Q12. 個人が電線を売るのに許可は必要ですか?
不要です。買取側(ヤード/古物商)は古物営業法の許可必須。許可業者で身分証提示・計量伝票・契約書面の運用がある事業者を選ぶのが基本動作。詳細は古物商許可申請を参照。
Q13. 福岡県内ではどのエリアに電線買取ヤードが多いですか?
福岡市・北九州市・久留米市に集積。福岡市は都心型+港湾型、北九州市は製造業・電気工事業の大口に強く、久留米市は内陸型で出張対応が現実的。詳細は福岡のスクラップ買取を参照。
Q14. 計量伝票や契約書面は必ずもらえますか?
古物営業法に基づき支払い時に計量伝票と契約書面を交付するのが基本動作。交付がない業者は疑義あり。情報は運営者情報に集約。

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