電線の買取価格|種類別kg単価と銅率の目安【2026年】

電線(被覆つきのケーブル)の買取価格は、中に入っている銅の割合=「銅率(歩留まり)」でほぼ決まります。被覆はビニールなので値が付かず、太くて銅がぎっしり詰まった線ほどkg単価が上がります。福岡での被覆込みの目安は、太い単線・CVケーブルで約1,600〜1,800円/kg、IVなどのより線で約1,000〜1,200円/kg、住宅配線のVVF(VA)で約900〜1,000円/kg、キャブタイヤで約900〜1,300円/kg、細い雑線・家電コードで約650〜800円/kg(2026年6月時点・銅建値に連動して日々変動・現地計量で確定・買取保証ではありません)。被覆を剥かずそのまま出しても買い取ってもらえます。種類が分からなくても、ざっくり分けて持ち込むだけで単価は上がります。

結論:電線は「種類(銅率)」でkg単価が決まる(種類別の目安表)

被覆つき電線の買取額は、装飾や見た目ではなく「その日の銅の建値 × 銅率(歩留まり) × 重さ」でほぼ決まります。被覆込みの福岡の目安は、太い単線・CV系で1,600〜1,800円/kg、IV等のより線で1,000〜1,200円/kg、VVF(VA)で900〜1,000円/kg、キャブタイヤで900〜1,300円/kg、雑線・家電コードで650〜800円/kg。銅の裸線(ピカ線)は約2,000〜2,300円/kgとさらに高くなります。いずれも2026年6月時点の目安で、確定額はその日の銅建値と現地の計量で決まり、買取保証額ではありません。

福岡の電線(被覆ケーブル)買取目安・被覆込みkg単価(2026年6月時点の目安/確定は現地計量)
種類(見た目の特徴) 銅率(歩留まり)の目安 被覆込み買取目安(円/kg)
太い単線・CVケーブル
1本芯が太い/60sq以上の動力線
約75〜85% 1,600〜1,800
より線(IV・KIVなど)
細い銅が撚ってある被覆線
約55〜70% 1,000〜1,200
VVF(VA・Fケーブル)
平たい灰色の住宅内配線
約35〜45% 900〜1,000
キャブタイヤ(VCT等)
丸くて黒いゴム被覆の移動用ケーブル
約40〜55% 900〜1,300
雑線・家電コード
とても細い/多芯/LAN・電源コード類
約20〜35% 650〜800
(参考)ピカ線・裸の銅線 ほぼ100% 2,000〜2,300

単価の幅が広いのは、土台となる銅の相場が日々動くためです。福岡の銅スクラップは概ね1,900〜2,100円/kgが目安(2026年6月時点)で、被覆つき電線はそこに銅率を掛けた水準に落ち着きます。銅の裸線(被覆なし)の単価やその日の建値の考え方は銅線の買取価格(ピカ線・裸銅)で、金属全般の相場感は福岡のスクラップ相場一覧で確認できます。「自分の線がどの区分か分からない」段階でも、種類ごとに分けたうえで同じ条件の見積もりを2〜3社から取れば、相場の幅はつかめます。単価の出し方(被覆込みか、剥いた銅の重量換算か)は業者で異なるため、比較するときは前提をそろえて確認するのが確実です。

被覆がついたままでも売れる?剥かずに出していい理由

結論から言うと、被覆を剥かなくても電線は買い取ってもらえます。買取業者は被覆込みの重量に「銅率」を織り込んで単価を決めているため、剥かずに持ち込んでも損にはなりません。VVFや細い雑線のように、1本ずつ剥く手間が金額に見合わない線は、そのまま出すのが現実的です。剥くと単価は上がりますが、それは太い単線など一部の線に限った話で、すべての線で剥く必要はありません。まずは「被覆つきのまま出せる」と知っておくと、無理な作業をせずに済みます。

「被覆を剥かないと値段が付かない」と思って処分をためらう方は少なくありませんが、実際は逆です。被覆ケーブルは種類ごとに銅率が決まっているので、そのまま種類別に分けて出すだけで適正な単価が付きます。剥くかどうかは「手間に対して単価の伸びが見合うか」で判断すればよく、迷ったときは剥かずに種類別のまま出したほうが、結果的に損をしにくくなります。剥く価値がある線・ない線の線引きは、後述の被覆は剥くべき?剥かないべき?で整理します。

あなたの電線はどれ?被覆ケーブルの種類の見分け方

被覆電線は見た目でおおよその区分が付きます。ざっくり「太くて銅がぎっしり=高ランク」「細くて被覆が厚い=低ランク」と覚えると外しません。平たい灰色は住宅配線のVVF(VA)、丸くて黒いゴム被覆は移動用のキャブタイヤ、細い線が何本も撚ってあるのはIVなどのより線、コードやLANなど極細の多芯は雑線です。混ざっている場合でも、この区分でざっくり仕分けするだけで、低いランクへの一括査定を避けられ、手取りが伸びます。

見た目からの種類判定の目安(確定は現地査定)
見た目・特徴 これはたぶん… ランク
1本の太い芯/分厚い被覆の動力線 太い単線・CVケーブル 高ランク
細い銅が撚ってある被覆線 IV・KIVなどのより線 中〜高ランク
平たくて灰色。壁の中の住宅配線 VVF(VA・Fケーブル) 中ランク
丸くて黒いゴム被覆・移動用 キャブタイヤ(VCT等) 中ランク(太さで変動)
とても細い・コード・LAN・家電の線 雑線・家電コード 低ランク
被覆がなく銅がむき出し ピカ線・裸銅(別区分) 最高ランク

VVF(VA)は住宅リフォームや解体で最も多く出る線で、専用の見分け方・単価はVVF・VA線の買取で詳しく扱っています。被覆のない裸銅(ピカ線)は電線とは単価の考え方が変わるため、銅線の買取価格を参照してください。型番の丸暗記は不要です。「太い1本芯」「撚ってある」「平たい灰色」「極細のコード」の4つに分けられれば、実務上は十分に通用します。

なぜ種類で値段が違うのか——「銅率(歩留まり)」のしくみ

電線のkg単価が種類で変わる理由は、1kgの線の中に「銅が何割入っているか(銅率=歩留まり)」が違うからです。買取額の土台はシンプルで、銅の建値 × 銅率 × 重さ。被覆(ビニール・ゴム)は銅ではないので値が付かず、被覆が厚くて銅が細い線ほど銅率が下がり、kg単価も下がります。逆に太い単線は銅率が8割前後まで上がるため、被覆込みでも高い単価が付きます。この一本の式さえ押さえれば、なぜVVFより太線が高いのかが腑に落ちます。

銅の建値(円/kg) × 銅率(歩留まり) × 重さ(kg) = おおよその買取額

たとえば銅建値が2,000円/kgのとき、銅率80%の太線なら被覆込みでも1,600円前後、銅率40%のVVFなら800〜900円前後、というのが単価の考え方です(実際は被覆の分別コストなどで多少前後します)。「線が太いほど・銅がぎっしり詰まっているほど高い」のはこのためで、同じ重さでも中身の銅が多い線に価値が集まります。土台となる銅そのものの単価目安は銅の買取価格で確認できます。

被覆は剥くべき?剥かないべき?損益の分かれ目

「自分で剥けば高く売れる」とよく言われますが、すべての線で得になるわけではありません。判断軸は「剥く手間(労力)に対して、上がる金額が見合うか」の一点です。太い単線がまとまってあるなら、剥いて裸銅(ピカ線)にすれば銅率がほぼ100%に上がり、単価が大きく跳ねるので剥く価値があります。一方、VVFや細い雑線は1本ずつ剥く手間が膨大で時給に見合わないため、剥かず種類別に出すのが現実的。剥いた銅は酸化(変色)しやすいので、剥いたら早めに売るのが鉄則です。

剥く・剥かないの判断目安
こんな線は 判断 理由
太い単線(芯が太い1本線)・CV単芯 剥くと得になりやすい 裸銅(ピカ線)ランクに上がり単価が大きく跳ねる。剥く作業も比較的ラク。
VVF・より線・雑線・家電コード 剥かずに種類別で出す 1本ずつ剥く手間が金額に見合わない。分別だけで十分。
少量・時間がない 剥かずそのまま 剥いた裸銅は変色しやすく、手間も割に合わない。

効率よく剥く道具や手順、太線を安全にむくコツは電線の被覆の剥き方(比較)にまとめています。剥くべきか迷う線は、無理に作業せず被覆つきのまま持ち込み、「このまま出した場合」と「剥いてピカ線にした場合」の単価を並べて提示してもらうと判断できます。差額が自分の作業時間に見合わなければ、そのまま売るほうが合理的です。判断を誤って手間だけかかる、という失敗を避けられます。

種類が分からない・混ざっているときはどうする?

種類が分からなくても、電線は売れます。ポイントは「完全に見分けられなくてよい/ざっくり分けるだけで査定は上がる」こと。太い線・より線・平たいVVF・細い雑線の4つに大まかに分けるだけで、全部を一番安い雑線ランクで一括査定される事態を避けられます。判別に自信がなければ、分けられる範囲だけ束ね、残りは「不明分」としてまとめれば十分です。無理に自分で確定させる必要はありません。

混ざったまま出すと、査定側は安全側に寄せて低いランクで見積もることが多く、結果的に手取りが下がりがちです。逆に種類ごとにざっくり束ねておくだけで、それぞれ適正なランクで計量してもらえます。銅以外のコネクタ・プラグ・鉄部品を外しておくと、その分の重量が銅率を下げるのを防げます。「これは何線?」で手が止まったら、判断が付く線だけ先に分け、残りは不明分としてまとめて出しましょう。計量の前に区分と単価を提示する買取先を選べば、自分の見立てが妥当だったかをその場で確認でき、次回以降の仕分けにも活きます。

少量でも売れる?持込と出張の使い分け

少量でも売れます。家の片付けや小規模なリフォームで出た数kgの線なら、持ち込みでその場計量・現金化が最短です。一方、工事・解体でまとまって出た重い電線は、運ぶ手間を考えると出張回収に対応する業者を探すのが現実的。目安として、手で持てる量なら持込、束で何十kg・運べない量なら出張、と考えると選びやすくなります。少量の持込を受け付ける買取先は多く、「少なすぎて頼みにくい」と身構える必要はありません。

数量別・向いている出し方の目安
量の目安 向いている方法 考え方
数kg〜手で持てる量 持ち込みでその場査定 最短。少量でもその場で計量・現金化。
束で数十kg・重くて運べない 出張回収に対応する業者へ依頼 運ぶ手間を省け、まとめて計量できる。
工事・解体で継続的に発生 継続取引 回収頻度・精算方法を取り決める。

福岡市内・近郊(春日・大野城・那珂川・筑紫野・太宰府・糸島・久留米ほか)は非鉄スクラップを扱う業者が比較的多く、量や種類に応じて持込と出張を使い分けやすい地域です。エリアごとの探し方の目安は福岡の対応エリア一覧にまとめています。どちらを選ぶか迷う場合は、同じ量・同じ種類という条件をそろえて2〜3社の単価を比べると、相場の幅と出張費の有無が見えてきます。

安く買われないための準備と本人確認・盗難防止

同じ電線でも、出し方ひとつで手取りは変わります。安く買われないコツは、①種類ごとに分ける ②銅以外(コネクタ・鉄・プラグ)を外す ③目の前で計量し単価を提示してくれる相手を選ぶの3つ。混ぜたまま・銅以外が付いたままだと、銅率が下がって単価も下がります。加えて、電線・銅線の買取では本人確認(身分証の提示)が必要で、これは古物営業法に基づく正規の手続きです。出どころが明確な線であれば、確認に応じても何も問題ありません。

  • ピカ線/太線/VVF/より線/雑線にざっくり分ける——混合の一括査定を避ける。
  • コネクタ・プラグ・鉄部品など銅以外を外す——重量に乗ると銅率が下がる。
  • 太い単線がまとまっているなら剥いてピカ線にする(細線は無理しない)。
  • 剥いた銅は変色する前に早めに持ち込む。
  • 計量と単価を目の前で提示してくれる、許可のある買取先を選ぶ。

電線・銅は盗難が問題化しており、本人確認は盗品流通を防ぐための仕組みでもあります。近年は金属盗難への法規制も進んでいます(対策の考え方は銅線盗難の防止対策を参照)。自宅のリフォームや自社工事で発生した線など、出どころがはっきりしていれば通常の手続きで売却できます。会社・現場で継続的に出る線は、まとめて売ると効率的です。「この線、安く買われていないか不安」というときは、その日の銅建値に種類別の銅率を掛けて自分で概算を出し、提示された単価と突き合わせると判断しやすくなります。

よくある質問

電線の買取でよく寄せられる疑問をまとめました。被覆つきのまま売れるか・1kgいくらか・剥くべきか・少量でも可か、といった迷いやすい点を先に確認できます。金額はいずれも2026年6月時点の目安で、確定額はその日の銅建値と現地の計量で決まり、買取保証ではありません。

Q. 被覆を剥かずにそのまま持って行っても買い取れますか?
A. はい。買取単価は被覆込みの重量に銅率を織り込んで決まるため、剥かずに出しても損にはなりません。VVFや細い雑線は、そのまま種類別に出すのが現実的です。
Q. 電線1kgはいくらになりますか?
A. 種類によります。福岡の被覆込み目安で、太い単線・CVが約1,600〜1,800円/kg、IV等のより線が約1,000〜1,200円/kg、VVF(VA)が約900〜1,000円/kg、雑線・家電コードが約650〜800円/kgです(2026年6月・銅相場で変動)。裸のピカ線は約2,000〜2,300円/kg。
Q. 被覆は自分で剥いたほうが高く売れますか?
A. 太い単線がまとまってあるなら、剥いてピカ線にすると単価が大きく上がります。一方、VVFや細い雑線は剥く手間が金額に見合わないため、そのまま種類別に出すのが現実的です。剥き方の比較もご覧ください。
Q. 種類が分からないのですが、どうすればいいですか?
A. 分からなくて大丈夫です。太線・より線・VVF・雑線にざっくり分けるだけで査定は上がります。判断が付かない分はまとめて「不明分」として出し、計量前に区分と単価を提示してもらえば、見立てが妥当かをその場で確認できます。
Q. 少量でも買い取ってもらえますか?
A. 少量でも売れます。家の片付けで出た数kgの線などは持込が向いています。束で重い・運べない量は、出張回収に対応する業者を選ぶと運搬の手間を省けます。
Q. 表示の価格は保証された金額ですか?
A. 目安レンジです。実際の単価はその日の銅相場・線の太さ・量・被覆の種類で前後し、最終金額は現地計量で確定します。表示価格を保証するものではありません。

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