コンバイン買取相場|条数・年式・状態別の目安

コンバインの買取相場は、条数・年式・アワーメーター・状態の4つでほぼ決まり、自脱型4条で100万〜180万円前後が一つの目安です。型式の数字で条数(例:クボタER447=4条刈り)が読み取れ、籾の排出方式(グレンタンク式か袋取り式か)も価格を左右します。日本製コンバインは20年以上使える耐久性とアジア向け輸出需要があるため、年式が古い機体や始動しない不動機でも値が付くことが珍しくありません。最も差が出るのは「売る時期」で、稲刈り(9〜10月)の前の7〜8月が高値の出やすい時期です。以下は中古市場の実勢をもとにした目安で、正確な額は機体の現物確認(現地査定)で確定します。買取保証ではありません。

コンバイン買取相場の早見表【2026年6月時点・目安】

コンバインの買取相場は機体の種類と状態で大きく振れ、自脱型の小型(2〜3条)で数万円〜90万円台、最量販の4条で100万〜180万円、5〜6条以上の大型は200万〜400万円、普通型(汎用・大型)は300万円超になる例もあります。中古市場では全体として概ね30万円前後を中心に〜350万円程度まで分布するとされ、年式が新しい・アワーメーターが短い・主要メーカー(クボタ/ヤンマー/イセキ)・グレンタンク付きほど上限寄りになります(出典:農機具買取各社の公開相場・買取実績)。下表で1分で当たりを付け、必ず現物査定で確定してください。

コンバイン買取相場の目安レンジ(2026年6月時点・中古市場の実勢ベース)
区分 条数・タイプ 買取目安レンジ 高値が付きやすい条件
自脱型 2〜3条(小型) 数万〜90万円台 10年以内・始動良好・低アワー
4条(中型・最量販) 100万〜180万円 グレンタンク付・低アワー
5〜6条以上(大型) 200万〜400万円 高年式・主要メーカー
普通型(汎用) 大型 300万円超の例も 稼働良好・整備履歴あり
不動・故障 全区分 0〜40万円 部品取り・海外輸出ルート

※中古市場・輸出需要をふまえた目安レンジです(出典:農機具高く売れるドットコム、農機具王ほか各社公開実績)。実際の金額は機体の現物確認で確定し、買取保証ではありません。

同じ4条でも、アワーメーターと籾の排出方式で提示額は数十万円単位で動きます。「自分の型番だといくらか」を知りたいときは、条数・アワーメーター・排出方式を揃えたうえで、農機具を専門に扱う業者の目安を複数そろえて比べるのが確実です。

相場を決める4つの軸(自分のケースに当てはめる)

コンバインの査定額は、(1)条数(サイズ)(2)年式・経過年数(3)アワーメーター(稼働時間)(4)状態(始動・エンジン・刈刃・サビ)の4軸でほぼ説明できます。なかでも条数は最も影響が大きく、4条が国内で最も流通量が多く売りやすい区分です。アワーメーターは自動車の走行距離にあたり、目安として2,000時間を超えると減額幅が大きくなります。1つずつ自分の機械に当てはめると、早見表のどこに位置するかが見えてきます。

1. 条数(サイズ)― 最も大きい要因

条数が多いほど一度に刈れる幅が広く作業効率が高いため、国内・海外とも需要が強く高値になります。4条は流通量が最も多く、買い手がつきやすい「売りやすい区分」です。条数は多くの場合、型式の数字から読み取れます(後述)。

2. 年式・経過年数

経過年数と相場の目安(新車価格比・あくまで傾向)
経過年数 相場の目安(新車比)
〜5年 高水準を維持
6〜10年 −20〜40%程度
11年以上 −40〜60%程度

ただし日本製コンバインは20年以上動く耐久性があり、市場に出回る数も少ないため、古くても人気機種・低アワー・始動良好なら値崩れしにくい傾向があります(出典:中古農機具買取各社の解説)。「古い=0円」と決めつけないことが大切です。

3. アワーメーター(稼働時間)

自動車の走行距離にあたる指標で、年式と並んで必ず確認されます。目安として2,000時間を超えると減額幅が大きくなります。実際の買取例でも、同型機でアワーメーターが185時間なら約100万円だったものが、329時間では70万円近くまで下がるといった差が報告されています(出典:農機具買取各社の買取実績)。逆に低アワー機は年式が古くても評価されやすいため、数値は必ず控えておきましょう。

4. 状態(始動・エンジン・刈刃・サビ・キャタピラ)

状態による減額の目安
チェック項目 減額の目安
エンジン不調・不動 −20〜80%
刈刃・脱穀部の摩耗 −10〜25%
サビ・腐食 −5〜25%
キャタピラ(クローラ)のひび・摩耗 −5〜20%

査定の核は「エンジンと駆動系」「刈取・脱穀部の消耗」「アワーメーターと保管状況」の3点です。なかでもエンジン周りは修理費が高額になりやすく、査定額を大きく左右します。キャタピラ(クローラ)の状態も忘れず確認される項目です。

メーカー別の着眼点(クボタ/ヤンマー/イセキ)

主要3メーカーはそれぞれ評価のされ方が異なります。クボタは国内外でシェアが高く中古需要が安定、大型機ほど高値が出やすい傾向です。ヤンマーは型式ごとの差より条数とアワーメーターで価格が動きやすく、上位シリーズは高額になる例もあります。イセキは他社より新車価格が抑えめでコンパクト機が人気、その分中古相場のレンジは控えめになりがちです。いずれも日本製は海外で評価が高く、輸出ルートを持つ業者ほど高く評価しやすい、という共通点があります(出典:各社の中古相場解説)。

主要メーカー別の傾向(中古コンバイン・目安)
メーカー 中古相場の傾向 着眼点
クボタ 国内外でシェア高・中古需要安定。大型機は高値が出やすい 耐久性が評価される。型式の数字で条数を確認
ヤンマー 中古相場はおおむね60〜80万円前後。上位シリーズは300万円超の例も シリーズ差より条数・アワーメーターで動く
イセキ 新車が比較的安価でコンパクト機が人気。相場レンジは控えめ寄り 取り回しの良さが評価される機種が中心

※メーカー別の傾向は中古農機具買取各社の公開解説をまとめた目安です(出典:農機具でっく、トータルほか)。同じメーカーでも条数・年式・アワーメーター・グレンタンク有無で大きく上下します。

型式から条数・年式を自分で読む

型式(型番)は機体の銘板やカタログで確認でき、多くの場合数字が条数を表します。たとえばクボタER330は3条刈り、ER447は4条刈りといった具合です。年式は型式をメーカーに照会すれば特定できます。業者に見てもらう前に「型式・条数・アワーメーター・籾の排出方式(グレンタンク/袋取り)」の4点を控えておくと、概算がぐっと出しやすくなります。これらは機体全体・型式銘板・アワーメーターを写真に撮っておくと、業者へ伝えるのが速くなります。

  • 型式の数字=条数の目安:例)ER330=3条、ER447=4条。型式が分かれば早見表のどの区分かが判断しやすい。
  • 年式の調べ方:型式をメーカーに照会すると製造年が分かる。銘板の製造番号も控える。
  • 籾の排出方式:グレンタンク式は袋取り式より需要が高く、高価買取につながりやすい。
  • 事前に撮る写真:機体全体/型式銘板/アワーメーター/キャタピラ/刈取部。これだけで概算精度が上がる。

売る時期で数十万円変わる理由

多くの相場記事が触れていない最大のコツが「タイミング」です。コンバインは稲刈り(9〜10月)の直前に買い手の需要が跳ね上がるため、7〜8月が最も高値の出やすい時期とされています。11月以降は需要が落ち着き、業者の保管コストもかかるため価格が下がりやすくなります。来季使わないと決めたら、稲刈り期に入る前の7〜8月に動くのが有利です(出典:農機具買取各社の解説)。

時期別の売却の向き(目安)
時期 売却の向き 理由
7〜8月 ◎ 高値が狙える 稲刈り前に欲しい買い手が増える
9〜10月 △ 自家使用と競合 本人も使う時期で出回りにくい
11〜2月 ○ 業者在庫確保で動く 翌シーズン向けの仕入れ。価格は落ち着きやすい

迷っているうちに稲刈り期に入ると、買い手が減って値が下がりやすくなります。判断が固まったら早めに査定額の目安だけでも取っておくのが安全です。

不動・古いコンバインでも「捨てる前に査定」

「動かないから0円だろう」と処分してしまうのは損につながりがちです。日本製コンバインは丈夫なディーゼルエンジンで20年以上動く機体が多く、エンジンがかからない不動機でも、整備すれば再び使えるとして海外(特にアジア向け)で引き合いがあります。部品取り需要や資源価値もあり、不動でも0〜40万円程度の値が付くことがあります(出典:農機具買取各社・輸出業者の解説)。処分費を払う前に、まず「値が付くか」を査定で確認するのが鉄則です。

  • 海外輸出ルート:東南アジア等で再整備して使われるため、国内で値が付かない機体でも引き合いが出ることがある。輸出ルートを持つ業者ほど不動・過走行に強い。
  • 部品取り需要:同型機の補修部品として一定の値が付く。流通量の多い機種ほど部品需要が見込める。
  • 金属・資源価値:最終的に資源としても評価できるため、純粋な「0円処分」になりにくい。

「買い取れないと言われた」「処分できずに置いたまま」という機体ほど、ルートの違う業者に当たると結果が変わることがあります。判断に迷う場合は、型式・アワーメーター・始動可否の3点を揃えたうえで、輸出ルートを持つ業者を含む2〜3社に同じ条件で見積もりを取ると、値が付くかどうかの見当がつきます。

査定前の準備(修理はしないのが正解)

査定前に高額な修理をするのは逆効果です。修理費が買取額の上乗せを上回ることが多いため、「直す」のではなく「整える・揃える」がコツ。清掃して外観を整え、始動できる状態にし、型式・アワーメーター・付属品をまとめておくだけで、査定はスムーズになり評価も上がりやすくなります。複数業者で比較するのも有効です。

  1. 泥・わら・ホコリを清掃し、外観を整える
  2. バッテリーを充電し、可能なら始動できる状態にしておく
  3. 取扱説明書・付属品・予備部品をまとめておく
  4. 型式・アワーメーターの数値を控え、機体全体/型式銘板/アワーメーターを撮影しておく
  5. 複数業者に査定を出して比較する(輸出ルートの有無も確認)
Q. 動かないコンバインでも買い取ってもらえますか?
可能な場合があります。日本製コンバインは耐久性が高く、不動機でも整備して海外で使われるほか、部品取り・資源としての価値もあります。不動でも0〜40万円程度の値が付くことがあるため、処分前にまず査定を受けるのが安全です。結果は業者の販売ルート(特に輸出ルート)の有無で変わります。
Q. いつ売るのが一番高いですか?
稲刈り前の7〜8月が高値の出やすい時期です。買い手の需要が高まる時期に出すと、同じ機械でも高くなりやすく、11月以降は需要が落ち着き価格が下がりやすくなります。
Q. クボタ・ヤンマー・イセキで相場は違いますか?
違います。クボタは国内外でシェアが高く中古需要が安定、ヤンマーは条数・アワーメーターで価格が動き上位機は高額の例も、イセキはコンパクト機人気で相場レンジは控えめ寄りです。ただし同じメーカーでも条数・年式・アワーメーター・グレンタンク有無で大きく上下します。
Q. 型式から条数は分かりますか?
多くの場合、型式の数字で条数の見当がつきます(例:クボタER330=3条、ER447=4条)。年式は型式をメーカーに照会すれば特定できます。査定前に型式・アワーメーター・籾の排出方式を控えておくと概算が出しやすくなります。
Q. 査定前に修理した方が高く売れますか?
基本的に不要です。修理費が上乗せ額を上回ることが多いため、清掃と書類・付属品の整理だけで十分なケースがほとんどです。グレンタンクや予備部品など付属品が揃っていると評価が上がりやすくなります。
Q. 必要な書類はありますか?
本人確認書類が必要です(古物営業法に基づく売主確認のため)。あわせて型式・機体番号が分かると手続きがスムーズで、取扱説明書や付属品があると評価が上がりやすくなります。

まとめ ― 最短で高く売る順番

コンバインを高く売る要点は、(1)条数・年式・アワーメーター・状態で早見表に照らして当たりを付ける(2)来季使わないなら7〜8月に動く(3)清掃と型式・付属品を揃え複数業者で比較する(4)不動・古くても捨てずにまず査定、の4つです。型式の数字で条数を確認し、グレンタンク有無とアワーメーターを控えるだけで概算精度が上がります。金額はいずれも目安で、最終額は現物確認で確定します。

  • 相場の当たりを付ける:条数・年式・アワー・状態で早見表に照らす
  • 時期を選ぶ:来季使わないなら7〜8月に動く
  • 整えて比較:清掃・型式・付属品を揃え、輸出ルートの有無も含め複数業者で査定を比較
  • 不動でも捨てない:処分前に必ず一度査定

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