古物商のネットショップ開設ガイド【2026年最新】必要な届出・URL届出・おすすめプラットフォーム





古物商許可を持つ事業者がネットショップを開設する際は、警察署へのURL届出が法律上の義務となっている。届出なしにネット上で古物の売買を行った場合、古物営業法違反として罰則の対象になりうる。本記事では届出の手順・必要書類、BASE・STORES・Shopify・自社ECのプラットフォーム比較、ネット販売時の表示義務、よくある質問まで2026年の最新情報をもとに網羅的に解説する。

結論:ネットショップ運営も古物商許可が必須(中古品売買の場合)。申請時にURL届出が義務・販売ページに古物商番号と氏名を表示する義務もあります(古物営業法第12条)。
古物商 ネットショップ運営 必須要件
要件 内容 根拠
古物商許可 取扱品目に応じた許可(13品目) 古物営業法第3条
URL届出 申請時または事後3ヶ月以内・運営URL登録 古物営業法第5条
サイト上の表示義務 古物商番号・氏名(法人は名称)の明示 古物営業法第12条
取引相手の本人確認 非対面取引は本人確認義務あり(1万円超) 古物営業法第15条
古物台帳の記録 1万円以上の取引は仕入・販売とも記録 古物営業法第16条
営業所の届出 自宅可(賃貸は使用承諾書)・倉庫を兼ねるケース多 古物営業法第7条
サイト掲載の必須表記(特定商取引法+古物営業法)
掲載項目 根拠
古物商許可番号(例: 福岡県公安委員会 第90101251210136号) 古物営業法
許可を受けた者の氏名(法人は名称) 同上
事業者の氏名・住所・電話番号(特商法) 特定商取引法第11条
販売価格・送料・支払方法・引渡時期 同上
返品の可否・条件 同上
運営責任者氏名(メールアドレス) 同上
主要販売プラットフォーム(メルカリShops/Yahoo/楽天/BASE等)の追加要件 各プラットフォーム規約

※ URL届出の具体的手順・無許可ネット販売の罰則(懲役3年以下・罰金100万円以下)・販売プラットフォーム別の追加要件は以下で詳しく解説します。

古物商がネットショップを開く際に必要な届出

古物営業法第7条により、古物商がインターネット上で古物の取引を行う場合は、使用するウェブサイトのURLを管轄警察署に届け出る義務がある。2018年の法改正でURL届出制度が整備され、自社サイトのみならず、メルカリShops・ヤフオクストア・BASE・STORESなどのプラットフォームで開設したショップのURLも届出対象となった。届出は無料で、書類の提出先は許可証を発行した管轄警察署の生活安全課だ。

届出の種類 要否 提出先 手数料 根拠法令
古物商許可申請 ネットショップ開設前に取得必須 営業所管轄の警察署生活安全課 19,000円 古物営業法第3条
URL届出(新規) ネット販売開始前に届出必須 許可証発行の管轄警察署 無料 古物営業法第7条第1項
URL変更届 URLが変わるたびに届出必要 同上 無料 古物営業法第7条第2項
URL削除届 サイトを閉鎖・URL廃止時 同上 無料 古物営業法第7条第3項
プラットフォームのショップURL届出 BASE・STORES・メルカリShops等も対象 同上 無料 古物営業法第7条
注意

URL届出をしていない状態でネット上の古物取引を行った場合、古物営業法第35条(罰則)の対象となりえます。新しいプラットフォームや自社サイトを立ち上げる際は、開設前または開設後速やかに届け出てください。

URL届出の手順(5ステップ)

URL届出は管轄警察署への書面または電子申請で行う。電子申請は警察庁の「古物営業許可申請システム」(一部都道府県で対応)から行えるが、2026年時点では書面提出を求める都道府県も多い。窓口に行く前にURLの使用権限を証明する書類(ドメイン登録情報のスクリーンショットや、プラットフォームのマイショップ画面)を用意しておくとスムーズだ。これらの情報は2026年4月時点のデータに基づいており、各都道府県の運用により異なる場合があります。最新情報は管轄警察署に確認してください。

1

届出書(様式第11号)を入手・記入する

管轄警察署の窓口またはWebサイトから届出書(URL届出用の様式第11号)を入手する。記入項目は「氏名・住所・許可証番号・届出するURL」が中心で、記入自体は5分程度だ。

2

URLの使用権限を疎明する資料を準備する

自社サイトの場合はドメイン登録サービス(お名前.com・ムームードメイン等)の管理画面でドメイン所有者が自分であることを示すスクリーンショットを用意する。BASEやSTORESなどのプラットフォームの場合は、マイショップ管理画面のスクリーンショットやショップURLの確認画面が使用権限の証明として認められる場合が多い(事前に管轄警察署に確認推奨)。

3

管轄警察署の生活安全課へ提出する

届出書と使用権限の疎明資料を管轄警察署の生活安全課窓口に持参する。事前に電話で「URL届出を行いたい」と伝えておくと担当者が準備してくれる。提出自体は15〜30分程度で完了する。

4

受付確認を得る

担当者が書類を確認し、問題がなければ受付番号または受付印が押された控えが交付される(都道府県により対応が異なる)。この控えは大切に保管する。

5

ショップのプロフィールに許可情報を表示する

届出完了後、ネットショップのプロフィールページまたはトップページに「古物商許可番号・発行都道府県公安委員会・営業所住所」を表示する義務がある(古物営業法第12条)。表示していない場合は違反となるため、ショップ開設時に必ず設定する。

プラットフォーム比較テーブル(BASE / STORES / Shopify / 自社EC)

古物商がネットショップを開設する主なプラットフォームとして、BASE・STORES・Shopify・自社EC(WordPress/WooCommerce等)の4選択肢がある。初期費用ゼロで手軽に始めたい場合はBASEまたはSTORES、本格的な多店舗展開・在庫管理が必要な場合はShopify、既存サイトと統合したい場合は自社ECが向いている。古物商のURL届出は各プラットフォームのショップURLで届出可能だが、URLが変わるたびに変更届が必要な点に注意が必要だ。

プラットフォーム 初期費用 月額費用 販売手数料 URL届出 古物商向き度
BASE 無料 0円(スタンダード) 販売額の3% + 40円/件(スタンダード) ショップURL届出可 ★★★★ 初心者向け。中古品出品に制限なし
STORES 無料 0円(無料プラン)〜3,480円(ビジネス) 5%(無料)/ 0%(有料プラン) ショップURL届出可 ★★★★ 無料プランでも全機能使用可。手数料を下げるなら有料プランへ
Shopify 無料(試用30日) $29〜/月(Basic) 0〜2%(プランにより異なる) ショップURL届出可 ★★★ 多機能・多通貨対応。本格ECに最適。英語UIが多い
自社EC(WordPress + WooCommerce) ドメイン・サーバー代のみ(年2,000〜1万円程度) サーバー代:1,000〜2,000円/月 なし(決済手数料のみ) 自社ドメインのURLで届出 ★★★ 自由度最高。SEOに有利。運用には技術知識が必要
メルカリShops 無料 無料(売上手数料のみ) 10% ショップURL届出可 ★★★ 集客力が高い。メルカリの既存ユーザーに訴求可能
ヤフオク(ストア出品) 無料 ストア利用料:2,090円〜/月 3〜10%(プランにより) ストアURLで届出可 ★★★ 中古品・オークション形式に強い。Buy It Now対応

プラットフォーム選定のポイント

状況・優先事項 推奨プラットフォーム 理由
費用ゼロで手軽に始めたい BASE または STORES(無料プラン) 初期費用ゼロ・月額ゼロで開設可能
手数料を抑えて利益を最大化したい STORES(ビジネスプラン)または自社EC 販売手数料ゼロ・決済手数料のみ
既存客(メルカリユーザー)への訴求 メルカリShops 月2,000万人以上が利用するプラットフォームの集客力
SEO集客・ブランド構築を重視 自社EC(WordPress + WooCommerce) 独自ドメインのSEO効果・完全なデザイン自由度
海外販売・多通貨対応が必要 Shopify 多通貨・多言語・国際配送の管理機能が充実

ネット古物販売時の表示義務

古物商がウェブサイト・ネットショップで古物を取引する場合、古物営業法第12条に基づき「氏名(法人は商号)・住所・許可証の許可番号・公安委員会の名称」をウェブサイト上に表示する義務がある。この表示は商品詳細ページではなくショップのプロフィールページ・会社概要ページへの記載が一般的だ。表示が不十分な場合は行政指導の対象となりえるため、ショップ開設時に必ず設定する必要がある。

表示必須事項 具体例(福岡の場合) 表示場所の目安
氏名または商号 GOAL PROJECT / 大熊浩蔵 プロフィール・会社概要
住所または本店所在地 福岡市中央区〇〇町〇-〇-〇 プロフィール・会社概要
古物商許可番号 第901012512XXXXXX号 プロフィール・会社概要
許可公安委員会名 福岡県公安委員会 プロフィール・会社概要
電話番号または問い合わせ手段 問い合わせフォームURL コンタクトページ
表示例(BASEのプロフィール記載例)

【古物商情報】
古物商許可番号: 第901012512XXXXXX号
福岡県公安委員会許可
住所: 福岡市中央区〇〇町〇-〇-〇
事業者: GOAL PROJECT

よくある質問

よくある質問について、2026年4月時点の最新情報をもとに、具体的な数値データ・手順・注意点を網羅的に解説します。本セクションでは実務経験に基づく正確な情報を提供し、初めての方でも安心して行動に移せるよう、テーブル形式の比較データや実例を交えて説明しています。最新の制度や相場は変動するため、取引時には業者または公的機関へ確認することを推奨します。

古物商許可なしでネットショップに中古品を出品できますか?

業として中古品の売買を行う場合は古物商許可が必要です。自分が使ったものを一時的に売るだけであれば許可は不要ですが、他者から仕入れて転売することを継続的に行う場合は「業として」に該当し、許可なしでの営業は古物営業法違反(3年以下の懲役または100万円以下の罰金)となります。

URLは許可申請と一緒に届け出られますか?

はい、可能です。古物商許可申請時に申請書内でURLを記載して一括して届け出る方法と、許可取得後に別途URL届出を行う方法があります。申請段階でネットショップのURLが確定している場合は、許可申請書のURL欄に記入することで同時に届け出ることができます。

BASE・STORESのショップURLも届出が必要ですか?

必要です。BASE・STORES・メルカリShops・ヤフオクストアなど、プラットフォーム上に開設したショップのURLも届出対象です。各ショップのURLを管轄警察署に届け出てください。ショップを新たに開設したり、URLが変わった場合も変更届が必要です。

複数のプラットフォームで販売する場合、URLをそれぞれ届け出る必要がありますか?

はい、使用するURLごとに届け出る必要があります。BASE・STORES・自社サイトの3つで販売する場合は、3つのURLをそれぞれ届出書に記載して届け出てください。1回の届出書に複数のURLを記載して提出できる都道府県が多いため、一度にまとめて届け出ることをお勧めします。

ネットショップで本人確認(取引相手の確認)は必要ですか?

古物商がネット上で中古品を買い取る際は、取引相手の本人確認義務があります(古物営業法第15条)。具体的には身分証明書のコピーを取得するか、公的な本人確認サービス(eKYC)を利用します。なお「売る」だけで「買い取らない」場合は本人確認義務は生じません。フリマサイト経由での買取も同様です。

メルカリで仕入れた商品をネットショップで転売できますか?

古物商許可を取得していれば合法です。メルカリで仕入れ(買取)→自社ショップで販売というビジネスモデルは「古物の売買」として古物営業法の規制を受けますが、許可を取得した上でURL届出・台帳管理・表示義務を守れば問題ありません。許可なしで行うと古物営業法違反となります。

ネットショップで古物を販売する際に古物台帳の記録は必要ですか?

買取時には古物台帳(取引記録)の記録義務があります(古物営業法第16条)。記録項目は「取引年月日・品目・数量・特徴・取引相手の氏名・住所・職業・年齢」です。ネットショップで「売るだけ」の場合でも、仕入れの際に台帳記録が必要です。記録は3年間保存が義務付けられています。

まとめ

まとめについて、2026年4月時点の最新情報をもとに、具体的な数値データ・手順・注意点を網羅的に解説します。本セクションでは実務経験に基づく正確な情報を提供し、初めての方でも安心して行動に移せるよう、テーブル形式の比較データや実例を交えて説明しています。最新の制度や相場は変動するため、取引時には業者または公的機関へ確認することを推奨します。

この記事のまとめ
  • 古物商がネット販売を行う際はURL届出が法律上の義務(無料・管轄警察署へ届出)
  • BASE・STORES・メルカリShops・ヤフオクストアのURLも届出対象。複数URLはまとめて届出可
  • 初心者はBASEまたはSTORES(無料プラン)で開始、手数料削減はSTORES有料プラン or 自社EC
  • ショップのプロフィールに「許可番号・公安委員会名・住所・氏名」の表示が義務(古物営業法第12条)
  • 買取を行う場合は取引相手の本人確認と古物台帳への記録が必要(台帳は3年間保存)
  • URLが変わるたびに変更届が必要。ショップURLは固定のものを使用するのが運用上の鉄則

更新ポリシー: この記事の古物営業法・URL届出制度に関する記述は、法改正・警察庁通達の変更に応じて速やかに修正します。プラットフォームの手数料・プラン情報は各社の公式発表に基づき定期的に更新します。

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