バイクの買取相場と廃却料金|排気量・年式・状態別の査定価格




バイクの買取相場は排気量・年式・走行距離・状態の4軸で組み立てられ、業界一般では同型車の小売販売価格の5〜9割がベースレンジになります。本ページは50cc原付から大型まで5排気量帯の相場マトリクス、年式減価ルール、3万km境界の走行距離減額、事故・修復歴の部位別減額率、買取不可時の廃却料金が無料化する条件、春秋の季節需要、売却チャネル別の評価差まで、関係法令(古物営業法・道路運送車両法)と公的窓口情報を踏まえ中立に整理しました。

結論:バイク買取相場は「販売価格×残価率」を排気量・年式・走行距離・状態で補正して決まり、250ccは若年層需要で高値安定、125ccは消耗が早く減価が大きいのが業界一般。走行3万km・初年度登録10年が大きな相場の節目で、事故・転倒・不動は部位別に減額率が異なります。買取値段がつかない車両でも、廃却料金は条件次第で無料になるケースがあり、損益分岐は「査定額−廃車費用」で判断するのが合理的です。

※ 本ページは2026年5月時点の業界一般動向・関係法令・公的情報に基づきます(最終確認: 2026-05-23)。編集方針は運営者情報、法令は古物営業法道路運送車両法自賠責法、登録窓口は国土交通省 自動車検査登録総合ポータルを参照しています。

バイク買取相場の基本 — 4軸の決定ロジック

バイク買取相場とは業者が再販を前提に提示できる買取額のレンジのことで、業界一般では同型・同年式・同程度の中古販売価格(小売)の5〜9割に収まります。差が大きいのは業者の販売ルート・在庫・固定費・地域需給が異なるためで、同じ車両でも提示額が異なるのは構造上の正常な現象です。条件は古物営業法に基づく古物商の許可業者であることが前提となります。

査定額は次の4軸で組み立てられます。第一に排気量(50/125/250/400/大型)が基準価格そのものを決定、第二に年式(初年度登録から何年経過か)で5年・10年が大きな節目、第三に走行距離(1万km単位で積算・3万km境界が重要)、第四に状態(外装・機関・フレーム・書類・改造の度合い)。この4軸を重ね、最後に地域需給・季節・人気車種プレミアで±10〜20%の微調整が入る構造です。古物商の取扱品目は古物商許可13品目(二輪車)、業者の信頼性確認は古物商の届出・登録窓口を参照してください。

「相場」は目安レンジであり、根拠不明の「最高〇〇万円買取」は優良誤認に該当しうる範囲が広く、消費者庁・国民生活センターも注意喚起の対象です。妥当性は減額内訳を書面で出してもらうのが基本で、業者選びの観点はバイク買取業者比較・相場確認でも整理。編集方針は運営者情報に集約しています。

排気量別 買取相場マトリクス(50/125/250/400/大型)

排気量は買取相場の基準価格そのものを決める最重要軸です。区分は50cc以下(原付一種)/51〜125cc(原付二種)/126〜250cc(軽二輪)/251〜400cc(小型二輪)/401cc以上(大型二輪)の5段階。区分により新車価格帯・主要需要層・走行距離寿命・海外輸出需要が異なるため、残価率もそれぞれ異なる傾向があります。原付は原付廃車手続き・費用、125ccは原付2種(125cc)廃車手続き、車検切れ二輪は車検切れバイク売却・相場で詳細を整理しています。

表1:排気量×年式 買取相場の業界一般レンジ(残価率の目安)
排気量区分 主要需要層 3年以内 4〜7年 8〜12年 13年超
50cc以下(原付一種) 通勤通学・配達 残価率5〜7割 3〜5割 1〜3割 値段つかず〜廃却
51〜125cc(原付二種) 通勤通学・短距離 5〜7割 3〜5割 1〜3割 消耗大・廃却検討
126〜250cc(軽二輪) 若年層・ツーリング初心者 6〜8割 4〜6割 2〜4割 人気車種は維持
251〜400cc(小型二輪) ツーリング・教習・趣味 5〜7割 3〜5割 2〜4割 人気車種は維持
401cc以上(大型二輪) 趣味・長距離ツーリング 6〜8割 4〜6割 3〜5割 絶版車はプレミア

注目は250ccクラスの残価率の高さで、車検義務なし・若年層需要・海外輸出中心レンジの3点で、同年式の他排気量より買取額が下がりにくい傾向。逆に125cc以下は通勤車として酷使される個体が多く、走行距離・整備状態のバラつきが大きいため、年式以上に状態次第で査定額が変動します。譲渡証明・標識返納は原付譲渡証明書・必須書類、原付名義変更は原付名義変更・登録変更手続きを参照ください。

年式別 減価ルール — 初年度登録10年の壁

バイクの買取相場は初年度登録からの経過年数で段階的に減価します。業界一般の節目は3年・5年・10年・15年で、特に10年経過時点は買取査定の評価フォーマット自体が「中古車」から「旧車・要整備車」に切り替わる業者が多く、減額幅が大きくなりやすいポイント。一方、絶版車・希少車は10年を超えるとプレミア評価へ反転する可能性もあり、年式減価は単純な右肩下がりではありません。旧車相場は旧車バイク買取の相場を参照。

表2:年式別 減価カーブの業界一般動向
経過年数 減価フェーズ 査定の評価軸 注意点
1〜3年 初期減価(5〜15%/年) 新車価格×残価率 新車保証残期間で加点も
4〜5年 緩やかな減価 中古販売価格との連動 消耗品交換歴で加減算
6〜9年 減価ペースが鈍化 稼働性能・整備記録 整備記録簿の有無が効く
10年 評価フォーマット切替 中古→旧車区分の境界 減額幅が大きくなりやすい
11〜15年 旧車区分の標準査定 レストア需要・部品需要 人気車種はプレミア化
16年超 絶版・希少車区分 マニア需要・委託販売 専門業者でないと評価困難

年式の確認は車検証または標識交付証明書の「初度登録年月」で行います。書類紛失時の再発行手続きは廃車に必要な書類一覧、抹消登録の種別は永久抹消登録・一時抹消登録の違いを参照ください。査定前に書類を整えておくと減点回避につながります。

走行距離による減額 — 3万km境界の意味

走行距離は年式と並ぶ減価軸で、業界一般では1万km単位で段階的に減額。最重要の境界は3万kmで、バイクの主要消耗部品(タイヤ・チェーン・スプロケット・ブレーキパッド・フォークオイル・バッテリー)の交換時期が概ねこの距離に集中するため、3万kmを越えた個体は整備費を見込んだ減額が査定書に反映されやすくなります。次の節目は5万km・7万kmで、5万kmはエンジン内部消耗品(オイルシール・カムチェーン)、7万kmはオーバーホール検討領域に入る目安です。

表3:走行距離による減額幅の業界一般動向
走行距離帯 状態の傾向 主な減額対象部品 減額幅の目安
〜1万km 新車に近い消耗状態 消耗品交換は基本不要 加点要素
1〜3万km 標準的な中古領域 タイヤ・ブレーキパッド 軽微(数千円〜数万円)
3〜5万km 消耗品交換時期 チェーン・スプロケ・フォークOIL 整備見積もり相当額
5〜7万km 機関系の点検要 カムチェーン・オイルシール 1〜3割の減額レンジ
7〜10万km OH検討領域 エンジン内部・電装 3〜5割の減額レンジ
10万km超 長走行扱い 全体的な疲労蓄積 5割超〜部品取り扱い

ただし整備記録簿で消耗品交換歴が明確なら同距離でも減額幅は縮小。「走行距離多い=低査定」と一律ではなく、「距離×整備履歴」で実質状態を評価するのが実態です。

人気メーカー・車種と海外輸出需要

同じ排気量・年式・走行距離でも車種により買取相場は大きく異なります。背景は国内中古需要・海外輸出需要・絶版車のレア度の3要素。国内人気車種はネイキッド・スポーツ・アメリカン・オフロードと幅広く、海外輸出需要は東南アジア向け原付二種〜250cc・北米向け大型クルーザー・欧州向けスポーツと地域で分かれます。日本自動車工業会の輸出統計でも二輪輸出は年間60万台超で推移し、中古車の海外流通が安定した需要を形成しています。

表4:人気車種カテゴリと評価の傾向(業界一般動向)
カテゴリ 排気量帯の中心 需要の中心 査定の評価傾向
原付二種スクーター 110〜125cc 東南アジア輸出・国内通勤 低年式でも値がつきやすい
ネイキッド250〜400cc 250〜400cc 国内若年層・教習 250ccは特に底堅い
スーパースポーツ 250〜1000cc 国内趣味層・欧州輸出 転倒履歴の有無が大きく影響
アメリカン・クルーザー 400〜1800cc 国内趣味層・北米輸出 大排気量で残価率が高めに
オフロード・アドベンチャー 250〜1200cc 国内趣味層・新興国輸出 転倒キズの度合いで差が出る
絶版・旧車 全領域 マニア層・専門委託販売 状態次第でプレミア

福岡市場は博多港・北九州港経由の東南アジア輸出ハブとして機能しており、東南アジア人気の中排気量帯は地域査定で伸びやすい傾向。地域相場は福岡のバイク廃車・買取相場、業者比較は福岡のおすすめ廃車業者・信頼できる買取を参照ください。

状態別 査定項目 — 外観・エンジン・フレーム・消耗品

査定員は車両を外観・エンジン・フレーム・電装・消耗品・書類の6項目で評価します。「基準価格(排気量×年式×距離)− 状態減額 + 加点項目」の積み上げ方式で、減額の比重が大きい順に整理すると下表の通り。事故車区分は事故車・修復歴バイクの買取を参照。

表5:状態別 査定項目と業界一般の減額レンジ
項目 状態 減額レンジ目安 査定書での確認ポイント
フレーム 歪み・修復跡あり 査定額の3〜5割減 事故・修復歴の記載有無
エンジン 始動不可・異音・オイル漏れ 査定額の3〜5割減または値段つかず 始動確認・暖機後の音
電装系 ヘッドライト・ウィンカー・メーター不点灯 修理見積もり相当額 始動時の全灯火確認
外装 擦り傷・割れ・凹み・塗装剥離 部位ごと数千円〜数万円 カウル・タンク・シート
消耗品 タイヤ残溝・チェーン伸び・パッド残量 整備見積もり相当額 距離と消耗バランス
書類 車検証・標識・自賠責の整備状況 再発行コスト相当額 書類一式の有無
加点 整備記録簿・スペアキー・取説 数千円〜数万円の加点 付属品リスト確認

査定額に納得感が薄いときは「どの項目で何円減額か」「加点要素は反映されているか」を必ず確認してください。書面で内訳を開示する業者は契約後トラブル率が低く、開示しない業者は避けるのが安全です。トラブル相談は国民生活センター、買取クーリングオフは買取クーリングオフ・返品制度を参照。

事故車・修復歴の部位別 減額率

事故車・転倒車・修復歴ありの個体は損傷部位ごとに減額率が大きく異なります。最重要はフレーム(メインフレーム・サブフレーム)で、走行性能・安全性能の根幹を担うため修復跡があると査定額の半分以下まで下がる業者が多数派。一方、外装パーツのみの擦り傷・割れは部品交換で復元可能なため、減額は外装相当分のみで済むケースが多くあります。修復歴ありの取扱詳細は事故車・修復歴バイクの買取で整理しています。

表6:事故・転倒車の部位別 減額率(業界一般動向)
損傷部位 損傷の重度 減額率の目安 買取可否の傾向
メインフレーム 歪み・割れ・溶接修復 査定額の5〜8割減 査定不可〜部品取り扱い
サブフレーム 歪み・交換歴 3〜5割減 修復歴扱いで査定継続
エンジン外装 クランクケース傷・カバー割れ 2〜4割減 軽微なら査定継続
フロントフォーク 曲がり・オイル漏れ 整備見積もり相当 交換前提で査定
カウル・タンク 割れ・凹み・塗装剥離 1〜2割減 外装相当分の減額のみ
レバー・ステップ 転倒擦り跡 部品代相当(軽微) 査定継続
純粋転倒のみ フレーム健全・外装軽傷 外装分のみの減額 査定継続(影響少)

「事故車は値段がつかない」と諦めがちですが、部品取り価値・希少車評価・海外向け補修販売で値段がつくケースは少なくありません。可否を判断するのは業者の販売ルートで、部品取り解体や海外補修販売のチャネルを持つ業者ほど対応幅が広いのが業界一般。複数業者への査定依頼が基本です。

廃却料金の条件と無料引取りになるケース

買取値段がつかない車両でも、条件次第で廃却料金が無料化するケースがあります。判断材料は「鉄資源としての価値」「部品取りとしての残価」「書類の整備状況」「引取り距離」の4要素。鉄スクラップ相場が高水準のときは、車体重量(原付40〜80kg/中型160〜200kg/大型200〜300kg)から鉄資源価値が出るため、不動車でも無料引取りに応じる業者が増えます。スクラップ相場は福岡スクラップ買取・資源リサイクルで整理しています。

表7:廃却料金の有償・無償・有償買取の判断軸(業界一般動向)
条件 有料廃却となるケース 無料引取りとなるケース 有償買取となるケース
書類 標識・車検証・自賠責いずれも紛失 主要書類が揃う・再発行可能な状態 書類完備・整備記録簿あり
状態 水没・全焼・盗難多発車種 不動だが車体が現存・部品取り可 始動可能・自走可能
引取り距離 遠方・離島 営業エリア内・自己持込み 営業エリア内
鉄資源価値 軽量・腐食進行・部品価値ゼロ 車体重量があり鉄資源価値が出る 部品・車体・書類すべて価値あり
廃車書類 抹消登録未了で手続き必要 抹消登録同時対応で相殺 抹消登録は業者対応で完結

有料廃却となる場合の目安は原付3,000〜8,000円・中型5,000〜15,000円・大型10,000〜25,000円程度(業界一般レンジ)。引取り費・抹消登録費・自賠責解約還付の差し引きが含まれます。書類が揃っているだけで無料化することも多く、まず廃車に必要な書類一覧で必要書類を確認し、紛失していれば原付名義変更・登録変更手続き陸運局(運輸支局)一覧で再発行を進めるのが先決です。不動車処分は不動車バイク処分の相場、原付処分費用は原付処分費用・廃却料金、廃車手続きの全体像はバイク廃車手続きの流れを参照。自分で廃車する場合の手順は車を自分で廃車する手続き、車庫証明等の関連書類は保管場所証明書(車庫証明)の書き方でカバーしています。

季節・タイミングが査定額に与える影響

バイク市場には季節需要があり、業界一般では春(3〜4月:新生活・通勤通学需要)と秋(9〜10月:ツーリングシーズン入り)がやや高めに振れます。業者はこの時期に在庫確保の動機が強まり仕入れ価格を引き上げる一方、真夏(7〜8月:猛暑で活動低下)と真冬(11〜2月:オフシーズン)は需要が落ち着き査定額もやや下がる傾向です。月別の具体的な向き不向きは、3月は原付・通勤車種、5〜6月はツーリング向け、9〜10月は大型・スポーツ系が特に売却に向きます。

もっとも、季節要因より車両状態・走行距離・希少性の方が査定額への影響は大きいのが実情。シーズン待ちの間にバッテリー上がり・タイヤ硬化・サビ進行が加速し、結果的に査定額が下がるケースも珍しくありません。「売る決断をしたら早めに動く」のが手取り最大化の基本動作です。

売却チャネルの比較 — 業者買取・スクラップ・個人売買

バイクの売却チャネルは業者買取・スクラップ売却・個人売買(フリマ/オークション)・ディーラー下取りの4つに大別できます。手取り額の天井・手続きの煩雑さ・トラブルリスクのトレードオフが明確で、車両の状態と売り手のリスク許容度から選び分けるのが合理的です。

業者買取は査定即日〜1週間で完結、名義変更・自賠責切替・抹消登録の手続きを業者側が担うのが業界一般。代金は即時または振込で確実に受け取れ、訪問購入には特定商取引法関連の消費者保護が及ぶ場合があります。動かないバイクも引取り対応されるため、リスク・手間が小さいのが特徴。業者の選定軸はバイク買取業者比較・相場確認を参照ください。

表8:売却チャネル別の評価比較(業界一般動向)
チャネル 手取り額の天井 手続きの担当 所要期間 向く車両
業者買取(専門店) 標準〜やや高め 業者側が対応 即日〜1週間 走行可・状態良好・人気車種
スクラップ売却 鉄資源価値のみ 業者対応・抹消同時 1〜2週間 不動・部品価値なし・古い
個人売買(フリマ) 高めに振れる可 当事者対応 数日〜数か月 希少車・知人取引
ディーラー下取り 専門店より低めの傾向 店舗で完結 1〜2週間 新車買替予定

個人売買は業者マージン無し・希少車は高値の可能性がある反面、名義変更・自賠責切替・代金回収を自己責任で進める必要があり、未払い・なりすまし・盗難車流通リスク等の自衛が必要です。詳細は個人売買でのバイク売却、軽車両の名義変更は軽自動車の名義変更手続き、福岡の不用品引取りは福岡の不用品回収・処分を参照。古物商の正規業者か確認するには古物商許可申請・審査期間古物商許可(法人・個人差)を参照ください。

買取額を上げる準備 — 清掃・付属品・複数査定

査定前の準備で数千円〜数万円の差が出ます。手間とリターンのバランスを考えると、優先度が高い順に「複数査定の取得 → 書類整備 → 清掃・整備 → 付属品の準備」です。複数査定は業者の販売ルート差を顕在化させる手段で、もっとも査定額への影響が大きい行動。書類整備は再発行コストを売り手が事前に吸収することで業者側の減額理由を消す効果があります。古物商の取引透明性は古物台帳の書き方・記載方法でも整理しています。

清掃は洗車・カウル拭き上げ・タンク内目視・チェーン注油程度で十分。過度な分解・自己塗装は逆効果で、純正状態を保つのが原則。付属品は取扱説明書・整備記録簿・スペアキー・純正部品(社外品に交換していた場合)を揃えると加点要素になります。査定書は必ず書面で受領し減額・加点項目を確認してください。

取材ノート1:福岡市内 250cc中古バイク査定の実例

2026年4月、福岡市中央区の依頼者宅へ250ccネイキッドの査定で訪問した事例。初度登録は7年前、走行2.4万km、外装にレバーガリ傷、書類完備の標準的な個体。査定内訳は基準価格から走行距離分・外装軽傷分を減額しつつ、整備記録簿と取扱説明書の存在で加点、合計1時間で査定書を交付。250ccクラスは同年式他排気量と比べ残価率が底堅い傾向を再確認した事例で、若年層需要と海外輸出需要が支える構造的な強さを実感しました。査定書面交付の徹底は運営者情報に集約した編集方針通りです。

取材ノート2:走行3万km超のスーパースポーツ車両の減額判定

2026年3月、福岡県南部の依頼者から「走行3.7万kmのスーパースポーツを売りたい」との相談。状態確認の結果、フロントタイヤ残溝3mm・チェーン伸び有・フォークOIL湿り有と、消耗品の同時交換時期に該当。査定書では基準価格から消耗品交換見積もり相当額を減額しつつ、エンジン始動・走行性能・電装系すべて健全で機関系減額はゼロ、転倒履歴なしで外装も軽微なため結果的に妥当な査定額に着地しました。「3万km超え」の一律低査定ではなく、距離×整備履歴で実質状態を評価するのが査定の本質と実感した事例です。

取材ノート3:不動・転倒車の廃却料金が無料化した条件

2026年2月、「数年放置していた125ccバイクを処分したい・転倒で外装損傷あり・標識交付証明書は手元にあり」との相談。鉄資源相場が高水準のタイミングで、車体重量120kg分の鉄資源価値と、エンジン・電装の部品取り価値が出る判定により引取り料無料で対応。標識返納と自賠責解約還付請求も並行案内し、依頼者には「廃却費用ゼロ円+自賠責還付」のキャッシュバックが発生しました。「動かないバイク=有料廃却」ではなく、書類・部品価値・鉄資源価値で無料化するケースがある好例です。詳細フローは不動車バイク処分の相場バイク廃車手続きの流れで整理しています。

取材ノート4:古物商として帳簿管理を徹底

古物商として中古バイクを扱う立場では、取引日・相手方の本人確認・車体番号・取引金額を帳簿に記録する義務があり(古物営業法)、警察庁・公安委員会の指導対象です。盗難車流通の抑止と消費者保護のための制度で、本人確認書類の提示は売り手側にも求められます。「身分証提示・帳簿記載・書類交付」の3点を行わない業者は法令遵守姿勢に懸念があるため、業者選定の最初のチェック項目に位置付けるのが安全です。運営方針は運営者情報に集約しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. バイクの買取相場は何で決まりますか?
業界一般では排気量・年式・走行距離・状態の4軸で決まり、最終的に地域需給・季節・人気車種プレミアで微調整されます。基準値は同型同年式の中古販売価格の5〜9割が目安です。
Q2. 250ccバイクの相場が高めなのはなぜですか?
250ccは車検義務がない・若年層需要が厚い・海外輸出の中心レンジという3点が重なり、同年式の他排気量と比べ買取額が下がりにくい傾向があります。
Q3. 走行距離が多いと値段がつきませんか?
つくケースが多くあります。整備記録簿で消耗品交換歴が明確であれば、3万km・5万km超でも減額幅は縮小します。「距離×整備履歴」で実質状態を評価するのが査定の実態です。
Q4. 事故車や転倒車でも値段はつきますか?
つくケースが多くあります。フレーム健全なら外装相当分の減額のみで済む場合が多く、フレーム損傷ありの場合でも部品取り価値・希少車評価・海外補修販売で値段がつくことがあります。詳細は事故車・修復歴バイクの買取を参照。
Q5. 動かないバイクの廃却料金は必ずかかりますか?
かからないケースが多くあります。書類が揃う・車体重量があり鉄資源価値が出る・営業エリア内等の条件で無料引取りとなる業者が増えます。詳細は不動車バイク処分の相場で整理しています。
Q6. 書類を紛失していても買取できますか?
再発行手続き後に買取可能です。標識交付証明書・車検証は陸運局(運輸支局)または市区町村窓口で再発行できます。詳細は廃車に必要な書類一覧を参照。
Q7. 自賠責保険は売却時にどうなりますか?
業者買取の場合、業者が抹消登録と同時に解約還付請求を案内するのが業界一般。自賠責の制度詳細は自賠責法を参照ください。
Q8. バイクを売る時期はいつが最適ですか?
業界一般では春(3〜4月)・秋(9〜10月)がやや高めの傾向。ただし状態・走行距離・希少性の方が査定額への影響は大きく、シーズン待ちで劣化が進むなら早めの売却が手取り最大化につながります。
Q9. 査定額に納得できない場合はどうすればよいですか?
査定書の減額項目内訳を確認し、納得できなければ複数業者で相見積もりを取得してください。書面で内訳を開示する業者は契約後トラブル率が低い傾向です。
Q10. ローン残債が残っていても売却できますか?
所有権留保の解除が必要ですが売却可能です。査定額で残債を相殺するのが業界一般のフローで、差額がプラスなら売り手受領、マイナスなら自己資金補填となります。
Q11. 改造・カスタム車両の査定はどうなりますか?
業者次第です。純正部品を同梱できれば加点、車検非対応カスタムは減額〜値段つかずの場合あり。マニア層向け販売ルートを持つ業者なら高評価となるケースもあります。
Q12. 原付2種(125cc)の相場は原付1種と比べてどうですか?
同年式・同走行距離なら125ccの方が残価率がやや高めの傾向。二段階右折不要・30km制限なしで実用性が高く、東南アジア輸出需要も支えています。125cc廃車は原付2種(125cc)廃車手続きを参照。
Q13. 福岡エリアでバイクを売る場合の特徴はありますか?
福岡は博多港・北九州港経由の東南アジア輸出ハブとして機能しており、東南アジア人気の中排気量帯は地域査定で伸びやすい傾向。温暖気候で稼働期間が長く通年で安定需要があります。地域相場は福岡のバイク廃車・買取相場を参照。
Q14. 編集元の事業者情報はどこで確認できますか?
事業者情報・編集方針・問合せ窓口は運営者情報に集約しています。本文中での繰り返しは省略しています。

まとめ — 最短ルートと判断手順

バイク買取相場と廃却料金の判断は、「査定額−廃車費用」の損益分岐で考えると失敗が減ります。手順は次の通りです。

  1. 排気量・年式・走行距離を車検証で確認し、表1の残価率レンジで概算値を掴む
  2. 状態(外装・機関・フレーム・書類)を表5の減額レンジで補正し、想定査定額を見積もる
  3. 事故・転倒履歴がある場合は表6の部位別減額率で再補正
  4. 想定査定額が廃却料金(原付3〜8千円/中型5〜15千円/大型10〜25千円)を上回るかを判断
  5. 上回るなら複数業者で相見積もりを取得、下回るなら無料引取り条件(表7)を満たすか確認
  6. 書類紛失があれば再発行を先行、紛失したまま査定すると減点要因に
  7. シーズン要因より車両劣化リスクの方が大きいため、決断したら早めに動く

古物商の営業許可・査定書交付・書面契約の3点を満たす業者を選び、「最高〇〇万円」などの根拠不明な訴求には注意してください。トラブル相談は国民生活センター、登録窓口は国土交通省 自動車検査登録総合ポータルです。

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