VA線・VVF線の買取価格【2026年最新】種類別の相場・被覆率による単価差を解説
VA線・VVF線は電気工事の現場や住宅の壁内配線に広く使われる電線で、建物の解体や電気工事のリフォーム時に大量に発生する。これらの電線はスクラップ業者に持ち込めば重量に応じた現金が受け取れるが、被覆率と銅含有率によって買取単価が大きく変わる。本記事では2026年4月時点のVA線・VVF線の種類別買取価格、被覆を剥くべきかの損益計算、持ち込み手順を解説する。
VA線(VVF線)の2026年4月時点の参考買取価格は、被覆付きのまま持ち込む場合でVVF1.6mm-2芯が400〜550円/kg、VVF2.0mm-2芯が500〜650円/kg、VVF2.0mm-3芯が520〜680円/kg、VVF2.6mm以上が550〜700円/kgが目安だ。被覆を剥いてピカ線(裸銅線1.3mm以上)にすると1,200〜1,600円/kgに跳ね上がる。銅含有率(歩留まり)はVVF2.0mm-2芯で約57〜63%、VVF2.6mm以上で約65〜72%程度で、太い電線ほど歩留まりが高く剥く価値がある。
| 種類 | kg単価(被覆付) | 剥き後(1号銅) | 差額 |
|---|---|---|---|
| VVF 1.6mm × 2芯 | 900〜1,000円 | 1,300〜1,400円 | +400〜500円 |
| VVF 2.0mm × 2芯 | 950〜1,050円 | 同上 | +350〜450円 |
| VVF 1.6mm × 3芯 | 950〜1,050円 | 同上 | +350〜450円 |
| VVF 2.0mm × 3芯 | 1,000〜1,100円 | 同上 | +300〜400円 |
| VAケーブル(旧型) | 800〜900円 | 同上 | +500〜600円 |
| 動力線(CVT・CVQ等) | 900〜1,100円 | 同上 | +300〜500円 |
※ 剥き作業の損益分岐: 少量(10kg以下)はそのまま持込推奨・50kg以上常時は電動剥き機購入・大量単発は業者の機械剥き委託・電気工事業者の発生材は継続取引で単価交渉余地。電気工事業者向けの大量取引・剥き機の選び方・福岡で対応可能な業者は以下で詳しく解説します。
VA線・VVF線とは
VA線(Vinyl Armored wire)は絶縁体と外被をビニールで覆った屋内配線用ケーブルの総称で、正式名称はVVF(Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable)ケーブルと呼ばれる。JIS C 3342に規定された600V低圧電線で、住宅・マンション・工場の壁内配線・天井裏配線に最も広く使われる。芯線は軟銅線で、断面積は1.6mm・2.0mm・2.6mm・3.2mmのサイズがある。2芯(黒・白)と3芯(黒・白・赤または緑)の構成が主流だ。電気工事士の施工対象であり、古物商許可業者への売却は合法だが、盗難電線でないことの確認(施工現場からの出所証明)が必要になる場合がある。これらの情報は2026年4月時点の最新データに基づいており、相場変動や制度変更により実際の条件は異なる場合があります。
VVF線に似た電線として、VVR(丸形VVFケーブル)・CV線(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)・CVT線(単心のCV線を3本撚り合わせたもの)があり、それぞれ買取単価が異なる。CV・CVT線は電力幹線に使われるため芯線が太く、VVFより高い単価がつく傾向がある。
VA線・VVF線の種類別買取価格テーブル
VA線・VVF線の買取価格は「芯線の断面積(mm)」「芯数(2芯/3芯)」「被覆の有無」の3要素で決まる。2026年4月時点の参考価格として、VVF1.6mm-2芯の被覆付きが400〜550円/kg、VVF2.0mm-2芯が500〜650円/kg、VVF2.0mm-3芯が520〜680円/kg、VVF2.6mm-2芯が550〜700円/kg、VVF2.6mm-3芯が580〜730円/kgが目安となる。丸形のVVRケーブルはVVFと同等価格帯で評価される。なお買取価格はLME銅国際相場と為替レートに連動して日々変動するため、売却当日に業者へ確認することが必須だ。
| VA線の種類 | 芯線断面積 | 芯数 | 買取価格目安(円/kg) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| VVF(被覆付き) | 1.6mm | 2芯 | 400〜550 | 住宅の一般照明・コンセント回路向け |
| VVF(被覆付き) | 2.0mm | 2芯 | 500〜650 | エアコン・IH専用回路向け |
| VVF(被覆付き) | 2.0mm | 3芯 | 520〜680 | 3路スイッチ・200V回路 |
| VVF(被覆付き) | 2.6mm | 2芯 | 550〜700 | 幹線・分電盤近傍の回路 |
| VVF(被覆付き) | 2.6mm | 3芯 | 580〜730 | 200V三相回路 |
| VVF(剥き線・ピカ線) | 1.6mm以上 | — | 1,200〜1,600 | 被覆除去後の裸銅線(ピカ線基準) |
| VVR(丸形) | 各サイズ | 2〜3芯 | 500〜680 | VVFとほぼ同等の評価 |
| CV線 | 5.5sq以上 | — | 700〜950 | 電力幹線ケーブル。歩留まり高め |
| CVT線 | 22sq以上 | 3本撚り | 800〜1,050 | 大型施設の幹線。最も高単価 |
上記は2026年4月時点の参考価格です。LME銅相場の変動(2026年4月時点:約9,500〜10,000 USD/t)により実際の買取価格は変わります。売却前に必ず業者へ当日価格を確認してください。また、盗難品の疑いがある電線は買取を断られます。施工現場からの処分品であれば、出所を示す書類(工事完了証明・解体許可証など)を持参すると査定がスムーズです。
被覆率と銅含有率(歩留まり)の関係
VVF線の買取価格を理解するためには「歩留まり(銅含有率)」の概念が不可欠だ。歩留まりとは被覆付きの電線全体の重量に対して、被覆を除去した後の純銅重量の割合を指す。VVF1.6mm-2芯の場合、外被・絶縁体の重量が大きく歩留まりは約48〜55%程度にとどまる。一方VVF2.6mm-3芯は芯線が太いため歩留まりが65〜72%に上がり、単価も高くなる。業者はこの歩留まりを基準として「裸銅単価 × 歩留まり率」で被覆線の買取単価を算出している。これらの情報は2026年4月時点の最新データに基づいており、相場変動により実際の条件は異なる場合があります。
| VVF線の種類 | 芯線断面積×芯数 | 歩留まり目安 | 裸銅1,300円/kgの場合の理論買取単価 | 実際の提示価格目安 |
|---|---|---|---|---|
| VVF1.6mm-2芯 | 1.6mm × 2 | 約48〜55% | 624〜715円/kg | 400〜550円/kg |
| VVF1.6mm-3芯 | 1.6mm × 3 | 約52〜58% | 676〜754円/kg | 430〜580円/kg |
| VVF2.0mm-2芯 | 2.0mm × 2 | 約57〜63% | 741〜819円/kg | 500〜650円/kg |
| VVF2.0mm-3芯 | 2.0mm × 3 | 約60〜66% | 780〜858円/kg | 520〜680円/kg |
| VVF2.6mm-2芯 | 2.6mm × 2 | 約63〜70% | 819〜910円/kg | 550〜700円/kg |
| VVF2.6mm-3芯 | 2.6mm × 3 | 約65〜72% | 845〜936円/kg | 580〜730円/kg |
実際の提示価格が理論単価より低いのは、業者側の分別コスト・計量誤差・相場変動リスクを織り込んでいるためだ。大量(50kg以上)まとめて持ち込む場合や、種類別に分別している場合は、理論単価に近い価格が提示されることがある。
被覆を剥くべきかの損益判断
VA線・VVF線の被覆を自分で剥いてピカ線にすると買取単価は2〜3倍以上になるが、手作業の場合は1kgあたり30〜90分の作業時間がかかる。太い電線(VVF2.6mm以上)ほど単位時間あたりの利益増加が大きく、細い電線(VVF1.6mm)は被覆のままで売るほうが時間効率的に有利な場合が多い。電動剥線機(ワイヤーストリッパー)を使えば手剥きの5〜8倍の速度で処理でき、大量に扱う電気工事業者や解体業者には導入メリットが高い。以下の表で剥くべきかの損益分岐点を確認してほしい。これらの情報は2026年4月時点の最新データに基づいています。
| VVF線の種類 | 被覆のまま(円/kg) | 剥いた場合(円/kg) | 単価差(円/kg) | 手剥き時間(1kg) | 時給換算 | 判断 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| VVF2.6mm-3芯 | 650 | 1,300 | +650 | 約20〜30分 | 約1,300〜1,950円/h | 剥く価値あり |
| VVF2.0mm-3芯 | 600 | 1,300 | +700 | 約35〜50分 | 約840〜1,200円/h | 量があれば剥く価値あり |
| VVF2.0mm-2芯 | 575 | 1,300 | +725 | 約40〜60分 | 約725〜1,087円/h | 量による |
| VVF1.6mm-2芯 | 475 | 1,300 | +825 | 約60〜90分 | 約550〜825円/h | 被覆のまま売却推奨 |
電動剥線機の価格帯は3万〜15万円程度で、1時間あたり10〜30kgの処理が可能。手剥きと比較した場合、1台で100〜300kg分の電線を処理すれば投資回収できる計算になる。VVF2.0mm以上を継続的に扱う電気工事業者・解体業者には費用対効果が高い。手動式は5,000〜20,000円で、断面積ごとに刃の調整が必要だが軽量で扱いやすい。
VA線・VVF線の持ち込み手順
VA線・VVF線をスクラップ業者に持ち込む際は、種類ごとの分別が買取単価を最大化するための最も重要な作業だ。被覆線(VVF)と剥き線(ピカ線)は必ず分けて持ち込む。同じ被覆線でも1.6mm系と2.0mm以上では単価が異なるため、可能であれば太さ別に分別する。身分証明書(運転免許証等)の持参は古物営業法の規定により必須で、1kgから対応する業者が多い。到着から支払いまでの所要時間は15〜30分程度が目安だ。これらの情報は2026年4月時点の最新データに基づいています。
1. 分別する: 被覆付きVVFと剥き線(ピカ線)を分ける。VVF1.6mm系・VVF2.0mm以上・VVF2.6mm以上を分けると査定精度が上がる。CV/CVT線は別にまとめる。
2. 電話で事前確認: 「VVFの被覆線と剥き線があるのですが、個人でも持ち込めますか?当日の買取価格を教えてください」と確認する。
3. 持ち込み: 身分証明書を持参して業者に行く。施工現場からの処分品の場合は工事完了証明などを持参すると出所確認がスムーズ。
4. 計量・査定: 種類ごとにトラックスケールで計量し、当日の単価で査定額が算出される。
5. 現金受取: 査定額に合意したらその場で現金支払い。計量伝票を受け取り保管する。
よくある質問
VA線・VVF線の買取に関するよくある質問を2026年4月時点の最新情報をもとに解説する。電気工事の端材から解体現場の廃電線まで、状況別の対応方法や注意点を具体的に案内する。相場は国際市況に連動して変動するため、売却時は必ず業者へ当日価格を確認することを推奨する。
VA線・VVF線の買取に必要な書類はありますか?
古物営業法の規定により、売却者の身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード等)の提示が必要です。施工現場から出た電線の場合、業者によっては工事完了証明や解体許可証などの出所確認書類を求める場合があります。個人宅のリフォームで出た端材の場合は身分証のみで対応できるケースがほとんどです。
VVF線は被覆のまま持ち込んでも買い取ってもらえますか?
はい、被覆付きのままで買い取ってもらえます。業者が機械または手作業で被覆を剥いて処理するため、個人が自分で剥く必要はありません。ただし被覆付きの場合は剥き線(ピカ線)より単価が低くなります。VVF2.0mm以上で量がある場合は被覆を剥いたほうが利益が増える場合があります。
VA線と一緒にCV線・CVT線も持ち込めますか?
持ち込めます。ただしCV/CVT線はVVFより銅含有率が高く単価も高いため、必ず分けて持ち込んでください。混載した場合はVVFの単価が適用されてしまい、CV/CVT線分の価値が損なわれる可能性があります。種類を分けて袋や束にまとめてから持ち込むことを強く推奨します。
盗難電線と疑われないためにどうすればよいですか?
古物営業法の改正により、スクラップ業者は銅線の買取時に出所確認を行う義務があります。個人宅の電気工事やリフォームで発生した電線の場合は、工事業者の領収書・工事完了証明書を持参すると出所確認がスムーズです。解体工事の場合は解体業者からの証明書が有効です。施工記録がない場合でも、身分証+口頭説明で対応できる業者も多いですが、大量の場合は書類準備を推奨します。
VVF線の買取価格はどのくらいの頻度で変わりますか?
LME(ロンドン金属取引所)銅価格と連動して日次〜週次で変動します。LME銅価格が1%変動すると、国内の被覆線買取価格も数十円/kgの変動が生じることがあります。2026年4月時点のLME銅は約9,500〜10,000 USD/tのレンジで推移しています。業者によっては週1回の価格改定を行っているところもあり、売却前の電話確認が有効です。
少量(1kg以下)のVVF線でも買い取ってもらえますか?
多くの業者は1kg以上から対応しています。1kg未満の場合は断られるか、まとめて持ち込むよう案内されることがあります。住宅リフォームや電気工事の端材は数kgまとまることが多く、数kgであれば数百〜数千円になります。端材を袋に溜めておいてある程度まとまってから持ち込むのが効率的です。
VVF線の被覆を自分で剥くと違法になりますか?
自分が所有する電線の被覆を剥く行為自体は違法ではありません。ただし他人の電線を無断で剥く行為は財産侵害になります。また、剥いた被覆(ビニール被覆くず)は産業廃棄物として適切に処理する必要があります。電気工事業者が現場で発生させた被覆くずは産業廃棄物として廃棄物処理法に基づいた処理が必要です。
まとめ
VA線・VVF線の買取では、種類別の分別と被覆を剥くかどうかの損益判断が買取金額を最大化する鍵となる。VVF2.6mm以上の太い電線は剥いてピカ線にすると時給換算1,300円以上の価値があるが、VVF1.6mmの細い電線は被覆のまま持ち込むほうが時間効率的に合理的だ。持ち込みに必要なのは身分証明書と分別した電線のみで、1kgから対応する業者がほとんど。2026年4月時点の相場は被覆付き400〜730円/kg、ピカ線1,200〜1,600円/kgで推移している。
- VVF線の2026年4月時点の参考買取価格:被覆付き400〜730円/kg、ピカ線1,200〜1,600円/kg
- 歩留まり(銅含有率)はVVF1.6mmで約48〜55%、VVF2.6mm-3芯で約65〜72%
- VVF2.6mm以上は剥く価値あり(時給換算1,300〜1,950円)、VVF1.6mmは被覆のまま売却が効率的
- 買取価格はLME銅相場に連動して日々変動。売却前に業者への電話確認が必須
- 持ち込みには身分証明書が必要。種類別分別で査定単価が上がる
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