アルミ缶(飲料缶)の買取価格は、素材としてのアルミの目安レンジ150〜500円/kgのうち下〜中位に収まるのが一般的です。塗装や薄さ、他素材の混ざりやすさで「アルミの中では等級が下がる」ためで、おおむね150〜250円/kg前後が目安(2026年6月時点・アルミ地金建値に連動して変動・買取保証ではありません)。350ml缶は約15g=1kgでおよそ70本なので、家庭で「お小遣い」になる量を貯めるにはかなりの本数が要ります。最終額は中身残り・スチール缶の混入・異物の有無を見て現地計量で確定します。
このページは「アルミ缶が今いくらか」だけでなく、家庭のわずかな缶でも売れるのか/少量でも受け付けてもらえるのか/スチール缶が混ざっていても大丈夫か/持ち込みできるのか/断られたときはどうするかまで、飲料缶に絞って整理します。鉄・銅・真鍮を含む素材全体の相場は 福岡のスクラップ相場一覧 を、素材の見分けと売り時は 金属スクラップ買取相場の目安 をあわせてご覧ください。
アルミ缶の買取相場|kg単価の目安(2026年6月・福岡)
アルミという素材の買取目安は150〜500円/kgと幅があります(サッシやアルミ地金など純度・形状の良い等級ほど高い)。飲料用アルミ缶(UBC)はこの中で下位等級にあたり、塗装・薄物・他素材混入のリスクがある分、目安はおおむね150〜250円/kg前後。数値はアルミ地金建値(LME・地金問屋の公表値)に日々連動し、店舗ごとの等級基準・持込量でも動きます。ここに示すのは確定額ではなく「だいたいこのくらい」の判断材料で、最終額は現地計量で確定します。買取保証ではありません。
| 品目・等級 | kg単価の目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| アルミ缶(飲料缶・UBC) | 約150〜250円/kg | アルミの中では下位等級。塗装・薄物のため地金系より安い |
| アルミがら(缶以外の薄物) | 約200〜300円/kg | 缶とは別計量になることが多い |
| アルミサッシ(新黒サッシ等) | 約300〜450円/kg | 缶より高い。混ぜず分けて出す |
| アルミ(純度・形状の良い上物) | 〜約500円/kg | アルミ目安レンジの上限側 |
※アルミの目安レンジ150〜500円/kgを基準に、飲料缶を下位等級として位置づけたもの。単価はアルミ地金建値(LME・地金問屋の公表値)に連動して日々変動し、店舗の等級基準・量・状態で上下します。2026年6月時点の目安であり、確定額は現地査定によります(買取保証ではありません)。
量から金額の目安|レジ袋・ゴミ袋で何円?
アルミ缶は350ml缶=約15g、1kg=約70本で換算できます。単価を150〜250円/kgとすると、レジ袋1杯(約1kg)で数十〜250円ほど、45Lゴミ袋1杯(約3kg)でおよそ450〜750円が目安です。缶は1本15g前後と軽いため、まとまった金額にするには相当な本数が必要になります。以下は目安であり、当日の建値・等級・混入状況で変わります。
| 集めた量 | 本数のめやす | 重さ | 金額の目安 |
|---|---|---|---|
| レジ袋1杯 | 約70本 | 約1kg | 約150〜250円 |
| 45Lゴミ袋1杯 | 約200本 | 約3kg | 約450〜750円 |
| 45L袋3杯ぶん | 約600本 | 約9kg | 約1,350〜2,250円 |
| 大量(事業所など) | 約7,000本 | 約100kg | 約15,000〜25,000円 |
読み方:家庭で数本〜レジ袋程度なら金額はごくわずかです。45L袋で何杯も貯まる、または事業所で継続的に出る量になって、はじめて買取で現金化する意味が出てきます。少量は自治体回収、まとまったら買取、が現実的な分かれ目です。
なぜアルミ缶は「アルミ地金」より安いのか(等級の話)
同じ「アルミ」でも、飲料缶は等級が下がるため単価が低くなります。理由は主に3つ。①表面が塗装・印刷されている、②薄物で単位重量あたりの実収率が低い、③フタや飲み口など別合金・異物が混ざりやすいこと。買取店は再生時の手間・歩留まりを見込んで等級を決めるため、サッシや地金より安く評価されます。逆に言えば、混入を減らし乾かしてまとめるほど、下位等級の中でも評価が安定します。
「ネットでアルミは400円台と見たのに、缶だと安いと言われた」というギャップは、多くがこの等級差によるものです。アルミサッシや太物のアルミは高く、飲料缶は同じアルミでも別枠の下位等級——この前提を知っておくと、査定額に納得しやすくなります。素材ごとの単価差は 福岡のスクラップ相場一覧 で品目別に確認できます。
減額・買取不可になるケース|中身残り・スチール缶混入・異物
アルミ缶で減額・買取不可になりやすいのは、①中身(液体)が残っている、②スチール缶が混ざっている、③タバコの吸い殻・ビニール・ビンなどの異物混入の3つです。とくにスチール缶は磁石が付く別素材で、混ざると重量を差し引かれたり、量が多いと受け取り自体を断られることがあります。液体残りは重量の水増しとみなされ品質評価が落ちます。「洗って・乾かして・スチールと分ける」だけで、断られるリスクと減額をまとめて避けられます。
| 原因 | どうなるか | 対策 |
|---|---|---|
| 中身(液体)が残っている | 水分=水増しとみなされ品質評価ダウン | すすいで乾かす |
| スチール缶が混入 | 重量差し引き・量が多いと受取拒否も | 磁石で分別(付く=スチール) |
| ビン・ビニール・吸い殻など異物 | 選別コスト増で減額・不可の一因 | 缶だけにする |
| スプレー缶が混ざる | 残ガスは危険。飲料缶とは別物扱い | 使い切り・ガス抜きして別に出す |
「持って行ったら断られた」「値段がつかないと言われた」ケースの多くは、量の少なさかこの混入が原因です。分別を整えれば受け付けてもらえることが多いので、断られた=売れない、と決めつけず、まず原因を切り分けるのがおすすめです。判断に迷う量・状態なら、非鉄金属を扱う業者に「この状態・この量で値が付くか」を運ぶ前に確認しておくと空振りを防げます。受付の下限重量や等級の見方は業者ごとに違うため、同じ条件で2〜3社に聞いて比べると単価の幅も把握できます。
少量でも売れる?家庭の缶でも買い取ってもらえる?
結論、家庭の缶でも「アルミであること・混入がないこと」を満たせば買取対象になります。ただし店舗ごとに最低重量や出張の下限量があり、レジ袋数本程度の少量だと「買取ではなく無償引き取り」になる、あるいは受付対象外になることがあります。金額もごくわずかです。少量は自治体回収、45L袋で何杯も貯まってから買取が、手間と金額のバランスが取れる分かれ目です。
「家庭のわずかな缶で申し訳ない」と感じる必要はありません。問題は品目(アルミか)と量(下限を満たすか)だけです。まとまった量が出る予定がある、事業所で継続的に出る、といった場合は、先に量と単価の見込みを確認してから運ぶと確実です。最低重量や出張の下限量は業者ごとに差があるので、同じ量・同じ状態を伝えて複数社の見込みを比べると、持ち込みと出張のどちらが向くかも判断しやすくなります。
持ち込みできる?断られたときの次の一手
アルミ缶は持ち込み・出張のどちらも可能ですが、少量・軽量なので基本は持ち込みが向く品目です(アルミは高単価の少量ほど持ち込みが合理的)。断られる主因は量が下限に届かない・スチール缶や異物の混入・受付品目外のいずれか。まず①スチールと分ける、②異物を抜く、③量をまとめる、で多くは解決します。それでも受け付け先が見つからないときは、非鉄を扱う業者に状態と量を伝えて事前確認してから運ぶと空振りを防げます。
- スチール缶・ビン・異物を取り除いたか(磁石が付く=スチール)
- 中身をすすいで乾かしたか
- 可能ならつぶして、かさを減らしまとめたか
- 持ち込み先の最低重量・受付品目の条件を満たすか
- 当日のアルミ建値・等級の考え方を事前に確認したか
- 業者が古物商許可など適正な許可を持っているか
「近所で断られた」「どこも少量だと受けてくれない」という段階でも、当たる先はまだ残っています。福岡でアルミ缶・非鉄金属の売り先を探すときは、①非鉄専門のスクラップヤード(缶単体でも計量してくれることが多い)、②総合リサイクル業者(他の金属とまとめて出せる)、③自治体や地域団体の拠点回収(金額はつかないが、実施していれば少量でも引き取り先になる)の順に当たるのが現実的です。受付品目・最低重量・出張の下限量は業者ごとに公表内容が違うため、同じ条件で複数社の単価を比べてから運び先を決めると失敗が減ります。
高く売る下処理|すすぐ・乾かす・つぶす
下位等級のアルミ缶でも、下処理で評価は安定します。手順は「すすぐ→乾かす→つぶす→まとめる」。汚れ・水分は品質評価を下げ、つぶす(圧縮)とかさが減って計量・保管がスムーズになります。設備は不要で、足で踏む程度で十分。圧縮すると輸送・保管効率が上がる分、業者によっては単価が乗りやすくなります。ただし自治体の回収機は「つぶさず投入」が原則なので、出す先で使い分けてください。
- すすぐ … 中の液体・汚れを落とす(水分・汚れは減額・受取拒否の原因)
- 乾かす … 水が残ると品質評価が落ちる
- つぶす … 足で踏む程度でOK。かさが1/3以下に
- まとめる … 袋やネットでまとめると計量がスムーズ=待ち時間短縮
※スプレー缶は必ず使い切り・残ガス抜きをしてから。飲料用アルミ缶とスプレー缶は別物として分けて扱ってください。
自治体回収と買取、どちらがいい?
数本〜レジ袋程度の少量なら、自治体の資源回収が手間なく合理的です。買取は45L袋で何杯も貯まる・事業所で継続的に出る量で現金化の意味が出ます。注意したいのは処理の作法が真逆な点で、自治体の回収機は「つぶさず投入」、買取業者は「つぶすと計量しやすい」。同じ缶でも出す先で扱いが違うので混同しないでください。福岡市の資源・ごみ区分は市の案内(福岡市 ごみ・リサイクル)で確認できます。
| 自治体回収 | 買取(業者) | |
|---|---|---|
| お金 | 0円(資源として回収) | kg単価で現金化 |
| 手間 | 収集日に出すだけ | 持ち込み or 出張依頼 |
| つぶし方 | 回収機はつぶさず投入が原則 | つぶした方が計量しやすい |
| 向く量 | 少量・日常 | まとまった量 |
よくある質問
- Q. アルミ缶は1kgでいくらになりますか?
- A. アルミ全体の目安は150〜500円/kgで、飲料缶はその中の下位等級のためおおむね150〜250円/kg前後が目安です(2026年6月時点・アルミ地金建値に連動して変動・買取保証ではありません)。量・状態・当日相場で動き、最終額は現地計量で確定します。
- Q. 1kgは何本くらいですか?
- A. 350ml缶は1本約15gなので、1kg=約70本が目安です。45Lゴミ袋1杯(約200本)でおよそ3kgになります。
- Q. 少量でも買い取ってもらえますか?
- A. 家庭の缶でもアルミであれば対象ですが、店舗ごとに最低重量や出張下限があります。レジ袋数本程度なら自治体回収が手間なく合理的、45L袋で何杯も貯まったら買取が向きます。少量だと無償引き取りになる場合もあります。
- Q. スチール缶が混ざっていても買い取ってもらえますか?
- A. 混入すると重量を差し引かれたり、量が多いと受け取りを断られることがあります。磁石が付くのがスチール缶。事前に分けておくと単価が安定します。
- Q. つぶしてから持ち込んだ方が高いですか?
- A. 圧縮すると計量・保管がスムーズになり、業者によっては単価が乗りやすくなります。ただし自治体の回収機は「つぶさず投入」が原則なので、出す先で使い分けてください。
- Q. 持って行ったら断られました。もう売れませんか?
- A. 断られる主因は量が下限に届かない・スチールや異物の混入・受付品目外のいずれかです。分別を整え量をまとめれば受け付けてもらえることが多いので、状態と量を事前に伝えて確認してから運ぶと空振りを防げます。
- Q. 売却益に税金はかかりますか?
- A. 一般家庭の量なら基本的に気にする必要はありません。売却益は雑所得扱いで、給与所得者なら年間の雑所得合計が20万円を超えると申告対象ですが、これはアルミ缶で数万本規模に相当し家庭では到達しにくい水準です。継続的に大量売却する事業所などは念のため税務面を確認してください(税の判断は所轄税務署へ)。
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