アルミスクラップの買取価格【2026年4月】種類別単価・見分け方・高く売るコツを徹底解説
アルミスクラップは銅に次いで高値で取引される非鉄金属であり、2026年4月時点のLME(ロンドン金属取引所)アルミ先物価格はトン当たり約2,400〜2,700ドルで推移しています。国内の買取価格はアルミサッシで150〜230円/kg、アルミホイールで160〜250円/kg、アルミ缶で110〜160円/kg、アルミ鋳物で80〜150円/kgが目安です。「自宅のアルミ製品にどれくらいの価値があるのか」「アルミ缶をためて売りたいがいくらになるか」とお考えの方に向けて、本記事では種類別の最新単価、アルミの見分け方、タイヤ付きホイールの取り扱い、高く売るための実践テクニックを福岡の現場経験に基づき解説します。
アルミの買取価格とは
アルミの買取価格とは、不要になったアルミ製品(アルミ缶・サッシ・ホイール・鋳物等)をスクラップ業者に売却する際のkg当たりの金額です。アルミ(アルミニウム)は地殻中に酸化物として大量に存在する一方、精製には大量の電力を消費するため「電気の缶詰」と呼ばれます。リサイクルアルミの製造は新地金の製造に比べてエネルギー消費が約95%削減されるため、リサイクル価値が極めて高い金属です。買取価格はLMEアルミ先物と為替レートに連動し、2026年4月は130〜250円/kgの範囲で取引されています。
日本アルミニウム協会の統計によると、国内のアルミ缶リサイクル率は約97%(2024年実績)と世界最高水準にあり、アルミスクラップの回収・リサイクルは社会インフラとして定着しています。
種類別テーブル【2026年4月】
アルミスクラップの買取価格は種類(合金成分・形状・付着物の有無)によって大きく異なります。最も高値がつくのは純アルミに近い新切れ(工場端材)で180〜250円/kg、アルミホイールは160〜250円/kg、アルミサッシは150〜230円/kg、アルミ缶(プレス済み)は110〜160円/kg、アルミ鋳物(エンジンブロック等)は80〜150円/kg、アルミダイカストは90〜160円/kgが2026年4月の目安です。
| 種類 | 定義・代表的な品目 | 買取価格目安(円/kg) | 補足 |
|---|---|---|---|
| アルミ缶(UBC) | 飲料用アルミ缶(プレス済み) | 110〜160 | 1缶約15g。約67缶で1kg |
| アルミホイール | 自動車用アルミホイール | 160〜250 | タイヤ・バルブを外した状態 |
| アルミサッシ | 窓枠・ドア枠のアルミ押出材 | 150〜230 | ビス・ゴムパッキンを外すと高評価 |
| アルミ鋳物 | エンジンブロック・ミッションケース | 80〜150 | 鉄ボルト等の付着物で減額 |
| アルミダイカスト | 金型鋳造のアルミ部品 | 90〜160 | 亜鉛・銅の含有量で評価が変動 |
| アルミ新切れ | 工場の打ち抜き端材(未使用) | 180〜250 | 純度が高く最高単価 |
| アルミ機械(込み) | 各種アルミ製品の混合 | 100〜170 | 分別なしの混合状態 |
上記は2026年4月時点の参考価格です。アルミ相場はLME先物と為替により日々変動します。実際の買取価格は業者に直接ご確認ください。付着物(ビス・ゴム・プラスチック)が多いと減額されるため、可能な範囲で除去してから持ち込むことをお勧めします。
アルミ缶の換金シミュレーション
「アルミ缶をためて売りたい」という方のために、具体的な缶数と金額の目安をまとめます。
| 缶数 | 重量(目安) | 買取額(130円/kg想定) | たまるまでの目安 |
|---|---|---|---|
| 67缶 | 約1kg | 約130円 | 1人で約1〜2か月 |
| 335缶 | 約5kg | 約650円 | 1人で約5〜10か月 |
| 670缶 | 約10kg | 約1,300円 | 1人で約10〜20か月 |
| 3,350缶 | 約50kg | 約6,500円 | 職場・地域で集めると数か月 |
アルミの見分け方
アルミを他の金属と見分ける最大の特徴は「軽さ」です。アルミの比重は2.7で、鉄(7.87)の約3分の1、銅(8.96)の約3分の1という軽さがあります。加えて磁石にまったくつかず、色は銀白色です。同じく銀白色で磁石につかないステンレス(SUS304)との違いは重さで判別できます — 同じ大きさなら明らかに軽いほうがアルミです。また、アルミは爪で傷がつくほど柔らかく、ステンレスは硬くて傷がつきません。
| 判別ポイント | アルミの特徴 | 間違えやすい金属 | 見分けるコツ |
|---|---|---|---|
| 重さ(比重) | 非常に軽い(2.7) | ステンレス(7.7〜8.0) | 同サイズで明らかに軽ければアルミ |
| 磁石テスト | つかない | 鉄(つく)、SUS430(弱くつく) | 磁石に反応しない銀色で軽い=アルミ |
| 硬さ | 柔らかい(爪で傷がつく) | ステンレス(硬い) | 爪や10円玉で軽く擦って傷がつけばアルミ |
| 色 | 銀白色(酸化すると白っぽくなる) | 亜鉛メッキ鉄(銀色) | アルミは錆びにくい。鉄は赤錆が出る |
| 叩いた音 | 軽く高い音 | 銅(鈍く低い音) | 「カン」と響けばアルミ、「ゴン」なら重い金属 |
1円玉は純アルミニウム(純度99.7%以上)で重さは1g。手元にある金属片と1円玉の重さ・質感を比較すると、アルミかどうかの判断がつきやすくなります。1円玉に近い軽さと柔らかさならアルミの可能性が高いです。
タイヤ付きホイールの扱い
タイヤ付きアルミホイールは、タイヤを外した状態と外さない状態で買取価格に大きな差が出ます。アルミホイール単体の買取価格は160〜250円/kgですが、タイヤ付きのまま持ち込むと「タイヤ処分費」が差し引かれ、実質の受取額が大幅に減少するか、最悪の場合は買取不可となることもあります。タイヤの処分費は1本500〜1,000円が相場であるため、4本で2,000〜4,000円のマイナスになりかねません。
タイヤ付きとタイヤなしの比較
| 状態 | ホイール重量(4本) | 単価 | 買取額 | タイヤ処分費 | 実質受取額 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイヤなし(ホイール単体) | 約32kg(8kg/本) | 200円/kg | 6,400円 | 0円 | 6,400円 |
| タイヤ付き | 約32kg(ホイール分) | 200円/kg | 6,400円 | -3,000円(750円/本) | 3,400円 |
タイヤを自分で外すのは難しいため、タイヤ交換の際にガソリンスタンドやカー用品店でホイールからタイヤを外してもらい(組替え工賃1本500〜1,500円)、ホイール単体でスクラップ業者に持ち込むのが最もお得な方法です。使い古しのタイヤはガソリンスタンドやタイヤ専門店で有料引き取り(1本300〜500円)してもらえます。
タイヤ付きのアルミホイール4本をスクラップ屋に持ち込んだところ、「タイヤ処分費を差し引くと2,000円くらいになります」と言われました。後日、ガソリンスタンドでタイヤだけ外して(1本600円、4本で2,400円)、ホイール単体で再度持ち込んだら6,000円。差額は3,600円で、ガソリンスタンドの費用を差し引いても1,200円のプラスでした。ホイールの枚数が多いほど差は広がるので、必ずタイヤを外してから持ち込むべきです。
高く売るコツ
アルミスクラップを高く売るための3つのポイントは、(1)アルミの種類(缶・サッシ・ホイール・鋳物)ごとに分別する、(2)付着物(ビス・ゴム・プラスチック・鉄部品)を除去する、(3)まとまった量になるまでためてから売却する、です。特に分別の効果は大きく、サッシとダイカストを混ぜて「込みアルミ」として売ると100〜170円/kgですが、サッシだけを分けて持ち込めば150〜230円/kgと30〜60円/kgの差が出ます。50kgなら1,500〜3,000円の差額です。
分別のポイント
- アルミ缶 → 潰してまとめる(袋に入れると計量しやすい)
- アルミサッシ → ビス・ゴムパッキン・樹脂部品を外す
- アルミホイール → タイヤ・バルブ・ウエイト(鉛)を外す
- アルミ鋳物 → 鉄ボルト・スチール部品を外す(磁石で確認)
- 鉄が混入したもの → 磁石テストで鉄を除去
付着物で減額される仕組み
| 付着物の種類 | 減額の目安 | 対処法 |
|---|---|---|
| ゴムパッキン(サッシ) | 10〜30円/kg減額 | カッターで切り取るか引き抜く |
| 鉄ビス・ボルト | 20〜50円/kg減額 | ドライバーやレンチで外す |
| タイヤ(ホイール) | 500〜1,000円/本の処分費 | ガソリンスタンドで外してもらう |
| プラスチック部品 | 10〜20円/kg減額 | 手で外せるものは外す |
| 塗装・コーティング | 5〜15円/kg減額 | 通常はそのままで可(剥離不要) |
「アルミ缶は二束三文」への反論
「アルミ缶をためても二束三文にしかならない」という声はYahoo!知恵袋でも多く見られますが、これは個人が少量(数十缶)で持ち込んだ場合の印象に過ぎません。アルミ缶の買取単価は110〜160円/kgであり、350ml缶1個は約15g。67缶で1kgとなり約130〜160円になります。確かに10〜20缶では数十円にしかなりませんが、職場や地域で組織的に集めれば月に50〜100kgがたまり、6,500〜16,000円になります。自治体の資源回収で「無料」で出している方は、スクラップ業者に持ち込めば確実に現金化できます。
組織的に集めた場合の実績例
| 収集規模 | 月間収集量(目安) | 月間買取額 | 年間買取額 |
|---|---|---|---|
| 個人(1人世帯) | 1〜2kg(約67〜134缶) | 130〜320円 | 1,560〜3,840円 |
| 家族(4人世帯) | 3〜5kg(約200〜335缶) | 390〜800円 | 4,680〜9,600円 |
| 職場(20人規模) | 20〜40kg | 2,600〜6,400円 | 31,200〜76,800円 |
| 自治会・町内会 | 50〜100kg | 6,500〜16,000円 | 78,000〜192,000円 |
「二束三文」に感じるのは1人の少量だからです。アルミ缶回収は「量が正義」。集める仕組みを作れば、自治会の活動費や子ども会の資金源として立派な金額になります。
福岡市内の自治会で半年間アルミ缶を集めた際、約300kgがたまり、スクラップ業者に持ち込んで約42,000円になりました。会員60世帯で協力して空き缶を集めた結果です。1世帯あたり月に缶7〜8個を出すだけで、自治会全体では年間8万円以上の活動費が生まれます。「たかがアルミ缶」と思っていた方も、この金額を聞いて驚いていました。
よくある質問
アルミ缶は何個でいくらになりますか?
350mlアルミ缶1個は約15gです。67缶で約1kgとなり、2026年4月時点の買取価格は1kgあたり110〜160円が目安です。100缶で約1.5kg(165〜240円)、500缶で約7.5kg(825〜1,200円)、1,000缶で約15kg(1,650〜2,400円)になります。
アルミ缶はどこに売れますか?
スクラップ業者(金属リサイクル業者)に持ち込むのが最も単価が高い方法です。リサイクルショップやフリマアプリでは一般的に扱いません。Googleマップで「アルミ 買取 [地域名]」と検索すると最寄りのスクラップ業者が見つかります。一部のスーパーマーケットや回収拠点でも回収していますが、買取(現金化)ではなく無料回収の場合が多いです。
アルミとスチールの缶はどうやって見分けますか?
最も簡単な方法は磁石テストです。アルミ缶は磁石につきませんが、スチール缶は磁石につきます。また、缶のリサイクルマークを確認してください — アルミ缶には「アルミ」または「AL」、スチール缶には「スチール」または「ST」と表示されています。
アルミホイールのスクラップ価格はいくらですか?
タイヤ・バルブを外したアルミホイール単体の場合、160〜250円/kgが目安です。一般的な乗用車用アルミホイールは1本6〜10kgで、4本合計24〜40kg。買取額は3,840〜10,000円になります。タイヤ付きの場合はタイヤ処分費(1本500〜1,000円)が差し引かれるため、必ずタイヤを外してから持ち込んでください。
アルミサッシのリフォームで出た端材は売れますか?
はい、アルミサッシはスクラップとして高く売れる品目の一つです。150〜230円/kgが目安で、窓1枚分(約3〜5kg)で450〜1,150円になります。ゴムパッキンやビスを外しておくと評価が上がります。リフォーム業者に処分を任せると廃棄扱い(有料)になることがあるため、自分でスクラップ業者に持ち込むほうがお得です。
アルミの相場はどこで確認できますか?
アルミの国際相場はLME(ロンドン金属取引所)の公式サイトで確認できます。LMEアルミ先物価格(USD/トン)に為替レートを掛けて円/kgに換算します。国内の実勢買取価格はこのLME価格の50〜70%程度が一般的です。日本アルミニウム協会のサイトでも国内の市況情報が公開されています。
アルミ缶を潰して持ち込んだほうがいいですか?
潰すことで体積が減り、運搬が楽になるため推奨されます。ただし買取価格は重量単位(円/kg)で計算されるため、潰しても潰さなくても金額は変わりません。業者によっては「潰してまとめてあると計量しやすくて助かる」と言われることがあり、スムーズな取引につながります。
福岡でアルミスクラップを持ち込める業者はありますか?
はい、福岡市内および周辺にはアルミスクラップの買取に対応するスクラップ業者が複数あります。Googleマップで「アルミ 買取 福岡」と検索してください。福岡市中央区・博多区・東区を中心に業者が見つかります。個人のアルミ缶持ち込みでも対応してくれる業者がほとんどですが、事前に電話で確認しておくと安心です。
まとめ
- アルミは非鉄金属の中で身近かつ高価値 — サッシ150〜230円/kg、ホイール160〜250円/kg(2026年4月)。リフォーム端材やタイヤ交換時のホイールが確実な現金に変わる
- 種類(缶・サッシ・ホイール・鋳物)ごとの分別が高値のカギ — 混ぜて「込みアルミ」にすると30〜60円/kg損する。種類別に分けるだけで買取額アップ
- 付着物(ビス・ゴム・鉄部品)の除去で確実に値上がり — 付着物があると10〜50円/kg減額。ドライバー1本で外せるものは外す
- タイヤ付きホイールは必ずタイヤを外す — タイヤ処分費(1本500〜1,000円)を差し引かれる。外すだけで4本合計2,000〜4,000円の差
- アルミ缶は量をためれば立派な収入源 — 自治会・職場で月50〜100kg集めれば月6,500〜16,000円。個人でもコツコツためて年間数千円に
本記事は2026年4月21日に最終更新しました。アルミの買取価格はLME国際相場と為替レートにより毎日変動するため、具体的な買取価格は売却時点で業者に直接ご確認ください。記事内容に誤りがあった場合は速やかに訂正し、訂正履歴を明示いたします。