ラジエーターの買取価格は素材によって大きく異なり、2026年4月時点で銅製ラジエーターが300〜500円/kg、アルミ製が100〜180円/kg、真鍮製が600〜800円/kgが相場の目安だ。車や重機から取り外したラジエーターはスクラップ業者に持ち込むことで買取が可能だが、素材の混在や付着物の有無によって査定額が変わる。本記事ではラジエーターの買取相場、素材別の判別方法、安全な取り外し手順、持ち込みの流れ、よくある質問を解説する。
| 素材 | kg単価 | 主な由来 | 判別ポイント |
|---|---|---|---|
| 銅芯(旧車・旧型) | 700〜900円 | 旧型車・建機・産業機械 | 赤茶色・重い |
| 銅芯+真鍮タンク | 650〜800円 | 同上 | 金色のタンク |
| アルミ芯(現代車) | 100〜200円 | 1980年代以降の乗用車 | 白銀色・軽い |
| アルミ芯+樹脂タンク | 80〜150円 | 現代乗用車主流 | 樹脂部分減額 |
| 真鍮ラジエーターコア | 700〜850円 | 建機・船舶 | 金色 |
| オイルクーラー | 個別査定 | — | — |
※ クーラント抜き必要・樹脂タンク除去で加点・建機ラジエーターは大型・銅芯多く高単価。銅芯ラジエーターの見分け方の詳細・福岡で対応可能な業者は以下で詳しく解説します。
ラジエーター買取価格とは — 素材と相場の仕組み
ラジエーターの買取価格はコア素材(銅・アルミ・真鍮)の種類と国際金属相場(LME)に連動して決まる。2026年4月時点で銅のLME価格は約9,200〜9,800ドル/トン、アルミは約2,500〜2,700ドル/トンで推移しており、これが買取価格の基準となる。ラジエーターは同じ1個でも素材と重量によって査定額が数倍異なるため、持ち込む前に素材を確認することが高価買取の第一歩だ。タンク部分の素材(樹脂製タンク付きかどうか)も査定に影響する。
スクラップ業者はラジエーターを受け取ると、まず素材を確認したうえで計量し、その日の相場に基づいた単価で買取価格を算出する。値段は毎日変動するため、大量に持ち込む場合は相場が高い時期を選ぶことで買取額が変わる。
なお車両に搭載されたままの状態では買取できないケースが多い。事前に取り外してから持ち込むのが基本となる。廃車処分を前提とするなら、ラジエーターは部品単体で持ち込む方が車両ごとスクラップに出すより合計金額が高くなることがある。
素材別買取価格テーブル【2026年4月最新】
2026年4月時点のラジエーター買取価格を素材・グレード別に一覧化した。最も高単価なのは真鍮製ラジエーターで600〜800円/kg。銅製は300〜500円/kg、アルミ製は100〜180円/kgが目安だ。同じラジエーターでも樹脂タンクが付いたままか、クーラントが残っているかで査定額が変わる。比較のため真鍮パイプや銅管との単価差も示す。なおこれらの価格は2026年4月時点の参考値であり、相場変動により実際の買取価格は異なる。売却前に業者へ当日価格を確認することを推奨する。
| 素材 | グレード・状態 | 買取価格(円/kg) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 真鍮製ラジエーター | タンク真鍮製・クーラント除去済み | 600〜800 | 旧型トラック・重機に多い。最高単価 |
| 真鍮製ラジエーター | クーラント残存・汚れ付着 | 500〜650 | 液抜き処理分が差し引かれる |
| 銅製ラジエーター | 銅コア・銅タンク・清浄 | 400〜500 | 農機具・旧型乗用車に多い |
| 銅製ラジエーター | 樹脂タンク付き | 300〜400 | タンク除去コスト分が差し引かれる |
| アルミ製ラジエーター | アルミコア・プラスチックタンク除去済み | 130〜180 | 現行の乗用車・トラックの主流 |
| アルミ製ラジエーター | 樹脂タンク付き・未分離 | 100〜140 | 混合扱いで単価が下がる |
| アルミ/銅混在 | 分別不可の混合状態 | 80〜120 | 最低グレード。分別で大幅改善可能 |
素材の見分け方
ラジエーターの素材は磁石と外観で判断できる。磁石に付かない場合は銅・アルミ・真鍮のいずれかだ。
| 素材 | 色・外観 | 磁石反応 | 重量感 |
|---|---|---|---|
| 銅 | 赤みがかったオレンジ色 | 付かない | 重い(8.9g/cm³) |
| 真鍮 | 黄金色〜くすんだ黄色 | 付かない | 重い(8.5g/cm³) |
| アルミ | 銀白色・軽い印象 | 付かない | 軽い(2.7g/cm³) |
| スチール(鉄) | 灰色・錆びやすい | 強く付く | 重い(7.8g/cm³) |
コア部(熱交換フィンとチューブ)の色で素材を判別するのが実用的だ。赤みを帯びた金属フィンなら銅製、銀白色で軽量ならアルミ製、黄金色なら真鍮製の可能性が高い。
取り外しの注意点 — 安全作業と環境配慮
ラジエーターを車や機械から取り外す際は、クーラント(冷却液)の適切な処理が最重要だ。クーラントはエチレングリコールを主成分とする有害物質であり、河川や下水への不法投棄は廃棄物処理法違反となる。取り外し前にクーラントをドレン排出し、産業廃棄物処理業者や専門店に処理を依頼する必要がある。適切に液抜きした状態で持ち込むと査定額も上がる。
以下は安全な取り外し手順の概要だ。作業に不安がある場合は専門業者(廃車業者・整備工場)に依頼することを推奨する。
| 手順 | 作業内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1. エンジン冷却 | エンジンを完全に冷ましてから作業開始 | 高温時は開放禁止。火傷・蒸気噴出の危険あり |
| 2. クーラント排出 | ドレンコックまたは下ホースを外して排出 | 専用容器に回収。地面や下水に流さない |
| 3. ホース・ファン取り外し | 上下ラジエーターホース・電動ファンを外す | AT車はATFクーラーホースも外す |
| 4. 固定ボルト外し | ラジエーターを固定するボルトを外す | 車種によって固定方法が異なる |
| 5. 本体引き抜き | フィンを曲げないよう垂直に引き抜く | コア部が柔らかいため丁寧に扱う |
| 6. 素材確認・梱包 | 素材を確認し、フィンを保護して持ち込み | 残液がある場合はビニール袋で養生 |
クーラントは廃液であり、家庭ゴミとして捨てることはできない。カー用品店・ガソリンスタンド・整備工場で廃液処理を受け付けているケースが多い。業者によって有料(500〜1,500円程度)の場合もある。
スクラップ業者への持ち込み方法
ラジエーターをスクラップ業者に持ち込む流れは、事前の素材確認・液抜き処理→業者への問い合わせ・価格確認→持ち込み・計量・査定→即日現金受け取り、という4ステップだ。個人が持ち込む場合は本人確認書類(運転免許証等)が必要で、2013年の古物営業法改正により金属買取業者は必ず本人確認を行う義務がある。液抜き済みの単一素材ラジエーターが最も査定しやすく、スムーズに対応してもらえる。
持ち込み前のチェックリスト
| 確認事項 | 内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| クーラント除去 | 液抜き処理が完了しているか | 必須 |
| 素材確認 | 銅・アルミ・真鍮のどれか把握しているか | 高評価につながる |
| 樹脂タンク分離 | プラスチックタンクを外しているか | 査定アップ |
| 本人確認書類 | 運転免許証・マイナンバーカード等 | 必須(法的義務) |
| 複数業者比較 | 2〜3社に電話で当日価格を確認 | 推奨 |
持ち込み時は業者の受付で品目(ラジエーター・素材名)を伝え、計量を待つ。計量後に計量伝票が発行され、品目別のkg単価と金額が明示される。その場で現金払いが一般的だ。
高く売るための3つのコツ
同じラジエーターでも準備次第で買取額が変わる。以下のポイントを押さえることで査定額を最大化できる。
| コツ | 具体的なアクション | 期待効果 |
|---|---|---|
| 素材を分離する | プラスチックタンクを外し、純金属部のみにする | 単価が20〜30%上昇する場合あり |
| 相場高値時に売る | LME銅・アルミ相場が高い時期を選ぶ | 同量でも数百〜数千円の差 |
| 複数業者に確認 | 2〜3社に電話で当日価格を問い合わせる | 5〜15%の価格差がある場合あり |
よくある質問
ラジエーター買取に関するよくある質問について、2026年4月時点の情報をもとに解説する。持ち込み時のルール、素材の確認方法、クーラントの扱い、相場変動への対応など実務的な疑問に答える。最新の買取価格は業者へ直接確認することを推奨する。
ラジエーターはどこで買い取ってもらえますか?
金属スクラップ買取業者(スクラップ屋)が買い取ります。廃車業者・解体業者でも買取可能な場合があります。「スクラップ業者 持ち込み 近く」等で検索して複数社に問い合わせ、当日の買取価格を比較することを推奨します。
クーラントが残ったまま持ち込めますか?
持ち込み自体は可能ですが、クーラントが残っていると液抜き処理コストが差し引かれ査定額が下がります。また廃液を適切に処理する義務は所有者にあります。事前に液抜きしてから持ち込む方が査定額・手続きともスムーズです。
樹脂(プラスチック)タンク付きでも買取できますか?
買取は可能ですが、単価が下がります。樹脂タンクを外して金属コア部のみにすることで、アルミ製・銅製の正規単価が適用され買取額が上がります。外せる場合は分離してから持ち込むことを推奨します。
車に搭載されたまま(取り外さず)持ち込めますか?
ラジエーター単体の持ち込みを求める業者がほとんどです。車両ごと廃車にする場合は廃車買取業者に依頼し、車両内の部品として査定してもらう形になります。部品単体で持ち込む場合は事前取り外しが必要です。
本人確認は必要ですか?
必要です。2013年の古物営業法改正により、金属スクラップ買取業者は本人確認(運転免許証・マイナンバーカード等の提示)が義務付けられています。身分証明書がない場合は買取を断られます。
買取価格はいつが高いですか?
LME(ロンドン金属取引所)の銅・アルミ相場が高値圏にあるときと、円安のときが国内買取価格が上がりやすいタイミングです。売却を急がない場合は相場を数週間観察し、高値時を狙うことで買取額を最大化できます。
1個だけでも持ち込めますか?
1個からでも持ち込み可能です。重量によっては数百円程度になることもありますが、正規の金属スクラップとして買い取ってもらえます。複数まとめて持ち込むと手間が省けますが、少量でも断られることはほとんどありません。
まとめ
ラジエーターの買取価格は素材によって大きく異なり、真鍮製が最も高く600〜800円/kg、次いで銅製が300〜500円/kg、アルミ製が100〜180円/kgが2026年4月時点の相場だ。買取額を最大化するには、クーラントを液抜きし、樹脂タンクを分離して、相場が高いタイミングを選ぶことが重要だ。複数業者に当日価格を問い合わせ、最も高い業者に持ち込むことで5〜15%の差が生まれることもある。金属スクラップの相場は毎日変動するため、売却前に必ず業者へ確認することを推奨する。
- 真鍮製ラジエーターが最高単価(600〜800円/kg)。旧型トラック・重機から出ることが多い
- アルミ製は現行車の主流。樹脂タンクを外すだけで単価が上がる
- クーラントの液抜きは査定額に直結。廃液は適切に処理する
- 持ち込み時は本人確認書類(運転免許証等)が必須
- 2〜3社へ当日価格を問い合わせて最高値の業者を選ぶ
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