重機買取はメーカー(コマツ・キャタピラー・日立建機・コベルコ・住友建機・神鋼クレーン)×機種カテゴリ(油圧ショベル/ホイールローダー/ブルドーザー/フォークリフト/クレーン車)×アワーメーター×年式×排ガス規制(オフロード法・特定特殊自動車排出ガス規制)×稼働状態×輸出市場の需給×建設機械抵当法登録で決まります。本ページは個別機種の詳細ではなく、建機6機種を横断俯瞰するピラー記事として、機種別の評価軸の違い・輸出二次流通・国内中古の流動性・必要書類・福岡県内の搬出運用を整理。古物営業法・建設機械抵当法・国土交通省・経済産業省・環境省・警察庁・福岡県警察等の公的情報と業界一般動向にもとづき中立に整理しました。
結論:重機買取は機種を問わず「メーカー人気×クラス×アワーメーター×年式×稼働状態×輸出仕向け地の需給」の6軸が共通の評価フレームです。コマツ・CAT・日立建機の中核3社×低アワー×新年式×自走可は輸出主体の高値帯、10000h超・20年以上・不動・主要部品破損は鉄屑・部品取り寄りの下位帯。機種別の固有要素(油圧ショベルの作業装置/ホイールローダーのバケット容量/ブルドーザーの湿地仕様/フォークリフトの動力源/クレーンの吊上荷重)を抑えて複数社見積を取るのが共通の手取り最大化動作です。具体相場は機体個別差・為替・船賃で日次〜週次に動くため、固定数値ではなく当日見積取得が現実的です。
※ 本ページは2026年6月時点の関係法令・公的情報・業界一般動向にもとづきます。具体相場は日次〜週次で変動するため固定数値は提示していません。
重機買取の全体像(俯瞰)
重機(建設機械)は土工・運搬・揚重・荷役の現場で用いられる動力機械の総称で、国内ではコマツ・キャタピラー・日立建機・コベルコ建機・住友建機・神鋼クレーンの6社が主要メーカー。買取は中古機の二次流通(国内再販・東南アジア/アフリカ/中東向け輸出)と解体機・不動機の鉄屑+部品取り評価の2系統に大別され、機体の状態と輸出市場の需給で評価軸が変わります。本ページは6機種を一気通貫で俯瞰するピラー記事のため、個別機種の細目はそれぞれの単独ページに譲り、横断比較・共通評価軸・書類運用を中心にまとめます。
| 要素 | 影響方向 |
|---|---|
| メーカー(コマツ/CAT/日立/コベルコ/住友/神鋼) | 世界流動性の高い3社(コマツ・CAT・日立)は輸出評価高 |
| 機種カテゴリ | 油圧ショベル・フォークリフトは流動性高/大型クレーン・大型ブルは限定 |
| クラス(重量・吊上荷重・バケット容量) | 中型帯(汎用サイズ)が最も流動的 |
| アワーメーター(稼働時間) | 3000h以下は高評価/10000h超は鉄屑寄り |
| 年式・排ガス規制適合 | 10年以内・規制適合は国内稼働可で評価上昇 |
| 稼働状態(自走可/不動/事故) | 自走可が最上位/不動は搬出費控除 |
| 輸出市場の需給(為替・船賃) | 円安・現地需要旺盛時は輸出向け評価が上昇 |
| 建設機械抵当法登録 | 登録機は抹消手続き必須/抵当付は同意要 |
| 整備記録・点検整備票 | 整備履歴ありで加点 |
| 付属品・作業装置 | アタッチメント完備で加点/欠品で減点 |
重機買取は機体価格+作業装置価格-搬出費の純額が手取りの基本構造。家庭発生はほぼなく建設業・解体業・運送業・農業法人・倉庫業からの発生が中心で、機体個別の状態差が大きいため固定相場は提示できないのが業界の前提です。機種別詳細はショベルカー買取・ユンボ買取・ホイールローダー買取・ブルドーザー買取・フォークリフト買取・クレーン車買取を参照。
重機の主要機種カテゴリと用途
重機は用途別に大きく土工系(押土・掘削・運搬)/揚重系(吊上・揚重)/荷役系(荷物の移動・積込)に分かれ、買取市場でもこの3系統で需要構造が異なります。建設業の主役は土工系(油圧ショベル・ブルドーザー・ホイールローダー)、運送業・倉庫業の主役は荷役系(フォークリフト)、建築・橋梁工事の主役は揚重系(クレーン車・クローラクレーン)という構図です。
| 機種カテゴリ | 主な用途 | 主力メーカー | 国内中古流動性 | 輸出流動性 |
|---|---|---|---|---|
| 油圧ショベル(バックホー/ユンボ) | 掘削・整地・解体・林業 | コマツ/CAT/日立/コベルコ | 高(汎用) | 非常に高(中型ミニショベル) |
| ホイールローダー | 積込・除雪・骨材ヤード・廃棄物選別 | コマツ/CAT/日立 | 高 | 高(中小型) |
| ブルドーザー | 押土・整地・採石・農業土木 | コマツ/CAT | 中(用途限定) | 高(中小型) |
| フォークリフト | 倉庫・物流・工場の荷役 | 豊田自動織機/三菱ロジスネクスト/コマツ/ニチユ | 非常に高 | 中(電動を除く) |
| クレーン車(トラッククレーン/ラフター) | 建築・橋梁・プラント据付 | タダノ/加藤製作所/コベルコ/古河ユニック | 中(吊上荷重別) | 高(小型ユニック) |
| クローラクレーン | 大型橋梁・大型構造物揚重 | コベルコ/日立住友/IHI | 低(限定需要) | 低(船積限定) |
機種横断で見ると油圧ショベルとフォークリフトの2機種が市場流動性が最も高く、ブルドーザー・クレーン車・クローラクレーンは用途が限定される分需要も限定的。輸出は東南アジア・アフリカ・中東・南米向けに中小型機が中心で、大型機は船積コストと現地電力/道路インフラ制約で評価が落ちる傾向です。
機種横断で共通する6つの評価軸
機種が異なっても重機買取の評価軸は概ね共通の6軸に集約できます。買取依頼前にこの6軸で情報を整理しておくと、機種を問わず複数社見積の精度が上がる業界一般動向です。
| 軸 | 判定指標 | 高値帯の目安 | 低値帯の目安 |
|---|---|---|---|
| 1. メーカー | 世界市場流動性 | コマツ/CAT/日立/コベルコ(油圧ショベル) | マイナーブランド・中国/韓国系の旧型 |
| 2. クラス | 重量・吊上荷重・バケット容量・揚高 | 中型帯(最も汎用) | 超小型・超大型(用途限定) |
| 3. アワーメーター | 稼働総時間 | 3000h以下 | 10000h超 |
| 4. 年式・排ガス規制 | 製造年・規制適合区分 | 10年以内・現行規制適合 | 20年以上・規制非適合 |
| 5. 稼働状態 | 自走可/不動/事故/焼損 | 自走可・整備完了 | 不動・主要部品破損 |
| 6. 輸出可否 | 仕向け国適合・船積可 | 現地需要旺盛・船積可 | 大型・特殊・輸出禁制機 |
機種固有の要素(油圧ショベルの作業装置/ホイールローダーのバケット形状/ブルドーザーの湿地仕様/フォークリフトの動力源/クレーンの吊上荷重)はこの6軸の上に乗る加点・減点項目として整理されます。共通6軸を最初に押さえることで、機種が違っても見積精度の方向感は揃えられるのが買取現場の運用です。
主要メーカー別の評価傾向(横断比較)
重機の主要メーカーは機種カテゴリごとに棲み分けがあります。土工系(油圧ショベル・ブルドーザー・ホイールローダー)はコマツ・CAT・日立・コベルコ・住友建機、フォークリフトは豊田自動織機・三菱ロジスネクスト・コマツ・ニチユ、クレーンはタダノ・加藤製作所・コベルコ・古河ユニックが主流で、買取評価も世界市場での流動性に応じて差が出ます。
| メーカー | 主力機種 | 輸出評価 | 国内中古評価 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| コマツ(KOMATSU) | 油圧ショベル/ブル/ホイール/フォーク | 非常に高(全方位) | 高 | 世界シェア2位・全カテゴリ流動性高 |
| キャタピラー(CAT) | 油圧ショベル/ブル/ホイール | 非常に高(北米・中南米) | 高 | 世界シェア1位・部品供給網広い |
| 日立建機(HITACHI) | 油圧ショベル中心 | 高(アジア・アフリカ) | 高 | 油圧ショベル世界シェア上位 |
| コベルコ建機(KOBELCO) | 油圧ショベル/クレーン | 高(油圧ショベル) | 中〜高 | 大型クローラクレーン強い |
| 住友建機(SUMITOMO) | 油圧ショベル/アスファルトフィニッシャー | 中 | 中 | 道路機械に強み |
| 神鋼コベルコ/IHI | クローラクレーン | 低(船積限定) | 中 | 大型揚重市場の主力 |
| タダノ(TADANO) | ラフター/オールテレーン/カーゴクレーン | 中〜高 | 高 | 世界シェアラフター1位 |
| 加藤製作所(KATO) | ラフター/オールテレーン | 中〜高 | 高 | タダノと並ぶ国内2大ラフター |
| 古河ユニック | カーゴクレーン(ユニック車) | 中 | 高 | トラック搭載クレーンの代名詞 |
| 豊田自動織機(TOYOTA L&F) | フォークリフト | 中 | 非常に高 | 世界シェア1位・国内中古流動性最高 |
| 三菱ロジスネクスト | フォークリフト | 中 | 高 | ニチユ・三菱統合ブランド |
メーカー評価は世界市場での流動性・部品供給網・現地サービス拠点で決まり、買取側はこれを織り込んで仕向け国別の販路を持つかどうかで評価が変わります。マイナーブランド・中国/韓国系旧型は国内中古市場の流動性が低く、輸出も仕向け国別の人気度合いで評価が分かれる傾向です。
油圧ショベル・ユンボの評価ポイント
油圧ショベル(バックホー・ユンボ)は重機買取で最も流動性が高い機種カテゴリ。ミニショベル(3トン未満)・小型(3〜6トン)・中型(6〜25トン)・大型(25トン超)の重量クラスで需要構造が分かれ、特に3〜13トンの中小型帯が東南アジア向け輸出市場の主力です。主要メーカーはコマツPC/CAT 3xx/日立ZX/コベルコSK/住友SHで、世界シェア上位の4社(コマツ・CAT・日立・コベルコ)が中核。
| 項目 | 加点 | 減点 |
|---|---|---|
| 作業装置(ブーム・アーム・バケット) | 純正完備・予備バケットあり | 欠損・社外品・流用品 |
| 足回り(履帯) | シュー残量80%以上・整備記録あり | 磨耗・脱輪歴・チェーン緩み |
| キャビン | エアコン稼働・モニター動作 | ヒビ割れ・配線傷み |
| 排ガス規制ステッカー | 2014年規制以降適合 | 2006年以前規制非適合 |
| 用途特化仕様 | 解体仕様(フロント長尺)・林業仕様(グラップル) | 用途外仕様 |
| アタッチメント | ブレーカ・破砕機・グラップル付属 | アタッチメント欠品 |
詳細はショベルカー買取とユンボ買取を参照。ミニショベルは家庭用・造園・畑作で発生し、中型は建設業・解体業、大型は採石・露天掘りで発生する用途構造です。
ホイールローダーの評価ポイント
ホイールローダー(タイヤショベル・ペイローダー)はタイヤ走行式の積込機械で、バケットで土砂・骨材・廃棄物・除雪を積み込む用途。クラスはバケット容量(0.6m³〜5m³超)で区分され、コマツWA/CAT 9xx/日立ZWの3社が国内シェアの中核です。
| 項目 | 加点 | 減点 |
|---|---|---|
| バケット容量・形状 | 1.0〜2.0m³・汎用形状 | 特殊形状・専用機(除雪・木材) |
| タイヤ残量 | 溝深80%以上・交換歴あり | 偏磨耗・パンク・スリップサイン |
| トランスミッション | HST・パワーシフト動作正常 | 変速不良・異音 |
| 油圧シリンダ | オイル漏れなし・動作スムーズ | ジワ漏れ・シール劣化 |
| 用途別仕様 | 骨材ヤード仕様・廃棄物選別仕様 | 除雪専用機(限定需要) |
詳細はホイールローダー買取を参照。骨材ヤード・砕石場・廃棄物処理場・除雪事業者から発生が中心で、中型帯(1〜2m³)が最も流動的です。
ブルドーザーの評価ポイント
ブルドーザーは履帯式の押土機械で、国内シェアはコマツ・キャタピラーの2社がほぼ独占。クラスは15〜25トンの中型が最も流動的で、40トン超の大型は採石・大規模土木の限定需要です。湿地ブル(LGP仕様)と標準ブルの区分が買取評価で大きく効き、湿地ブルは農業土木・水田造成の国内中古需要が安定しています。
| 項目 | 加点 | 減点 |
|---|---|---|
| 湿地/標準仕様 | 湿地(LGP)は農業土木で安定需要 | 用途未特定の標準仕様は汎用評価 |
| 排土板形状 | SU・T・PATは汎用性高 | U・R大型機限定/レーキは林業限定 |
| 足回り(履帯・シュー) | シュー残量80%以上・スプロケット良好 | シュー磨耗・スプロケット歯欠け |
| リッパー | 大型機の加点要素(採石需要) | 小型機への装着は加点幅小 |
| アワーメーター | 3000h以下 | 10000h超 |
詳細はブルドーザー買取を参照。建設業のリプレース・採石場の更新・農業土木の遊休機からの発生が中心です。
フォークリフトの評価ポイント
フォークリフトは倉庫・物流・工場の荷役機械で、重機の中で国内中古市場の流動性が最も高い機種カテゴリ。動力源はエンジン式(ガソリン・LPG・ディーゼル)/バッテリー式(電動)の2系統で、屋内仕様は電動・屋外仕様はエンジンが主流。1〜2.5トン積が市場の中核です。
| 項目 | 加点 | 減点 |
|---|---|---|
| 動力源 | エンジン式は輸出可・電動は国内中古主体 | 古いバッテリー式は容量劣化で減点 |
| 積載量 | 1〜2.5トン積(市場中核) | 3.5トン超は用途限定 |
| 揚高 | 標準3m・予備マスト追加可 | 低揚高仕様(用途限定) |
| マスト | 3段マスト・サイドシフト付加点 | 2段マスト標準 |
| 稼働時間 | 2000h以下・整備記録あり | 8000h超・バッテリー寿命近い |
| 付属品 | サイドシフト・ロールクランプ等 | 標準仕様のみ |
詳細はフォークリフト買取を参照。倉庫業・運送業・工場・農協・大規模小売の倉庫からの発生が中心で、リプレース頻度も他機種より短い傾向です。
クレーン車・トラッククレーンの評価ポイント
クレーン車は揚重専用機械で、トラッククレーン(カーゴクレーン/ユニック車)/ラフテレーンクレーン(ラフター)/オールテレーンクレーン/クローラクレーンの4系統に大別。吊上荷重(4.9t未満/4.9〜25t/25〜70t/70t超)でクラスが決まり、主力メーカーはタダノ・加藤製作所・コベルコ・古河ユニック。建設業界の保有比率が高く、保有期間も長い特徴があります。
| 項目 | 加点 | 減点 |
|---|---|---|
| 吊上荷重 | 4.9t未満(ユニック)・25tラフター | 大型70t超は需要限定 |
| ブーム段数 | 5段・6段ブーム加点 | 3段ブームは小型ユニック標準 |
| ジブ | ジブ装備・荷重表完備 | ジブ欠品 |
| クレーン検査証 | 検査有効・整備記録完備 | 検査切れ・整備記録なし |
| ベース車両(トラック側) | シャシー良好・走行距離低 | シャシー腐食・走行距離過大 |
| ラジコン・モーメントリミッタ | 装備済み・動作良好 | 非装備・故障 |
詳細はクレーン車買取を参照。小型ユニック車は建設業・運送業の保有が多く流動性高、ラフターはレンタル会社の入替で発生、大型オールテレーン・クローラクレーンは揚重専門会社の保有で限定的です。
輸出市場と中古重機の二次流通
日本の重機中古は東南アジア(タイ・ベトナム・インドネシア・フィリピン・マレーシア)・アフリカ(南アフリカ・ナイジェリア・タンザニア・ケニア)・中東(UAE・サウジ)・南米(チリ・ペルー)・モンゴル等へ輸出される業界一般動向。整備の行き届いた日本車体は世界市場で「JAPANESE USED」として高評価で、特にコマツ・CAT・日立の油圧ショベル中型帯は輸出主体の中核です。
| 仕向け地 | 人気機種 | 人気メーカー | 備考 |
|---|---|---|---|
| 東南アジア | 油圧ショベル中小型/ブル中型/ホイール中型 | コマツ/CAT/日立/コベルコ | インフラ整備需要旺盛・日本車人気高 |
| アフリカ | 油圧ショベル/ホイール/ブル | CAT/コマツ | 南ア・東アフリカが主要バイヤー |
| 中東 | 大型油圧ショベル/大型ホイール | CAT/コマツ | 建設プロジェクト連動・大型機需要 |
| 南米 | 油圧ショベル中型/ホイール | CAT/コマツ/日立 | 鉱山関連・現地組立部品供給網あり |
| モンゴル | 大型油圧ショベル/大型ブル | コマツ/CAT | 石炭採掘連動・大型機需要 |
| 東欧・CIS | 油圧ショベル/ホイール | コマツ/CAT | 建設・採石需要・船積条件確認要 |
輸出評価は為替(円安で輸出評価上昇)・船賃(コンテナ・RORO船賃)・仕向け国の景気・建設需要で日次〜月次に変動。輸出ルートを持つ買取業者は仕向け国別の販路を組み合わせて評価を組み立てるため、買取側の販路の広さが手取りに直結する業界一般動向です。経済産業省の中古機械輸出統計でも重機は主要品目です。
排ガス規制と国内稼働可否
建設機械は特定特殊自動車排出ガス規制法(オフロード法)により2006年規制・2011年規制・2014年規制と段階的に排ガス規制が強化されています。規制非適合機は国内現場での稼働可否が限定される一方、規制が緩い輸出仕向け地では引き続き需要があり、国内中古評価と輸出評価で差が出る業界一般動向です。
| 規制段階 | 適用時期 | 該当機の傾向 | 市場影響 |
|---|---|---|---|
| 2006年規制以前 | 〜2006年 | 20年以上経過機 | 国内現場制限・輸出寄り |
| 2006年規制 | 2006〜2010年 | 15〜20年経過機 | 公共工事で制限あり・輸出主体 |
| 2011年規制 | 2011〜2014年 | 10〜15年経過機 | 国内稼働可・国内中古主力 |
| 2014年規制(現行) | 2014年〜 | 10年以内・新車 | 国内全現場稼働可・最上位評価 |
規制段階は銘板の排ガス記号(型式末尾の数字・記号)で識別可能。発注者指定(公共工事の入札条件・大手元請の現場条件)で稼働制限がある現場が増えており、規制非適合機は輸出主体評価で見るのが業界一般動向です。環境省・国土交通省の排ガス規制資料に基準が掲載されています。
不動車・事故機・解体機の取扱い
不動機・事故機・水没機・焼損機でも買取は可能で、評価は部品取り(エンジン・トランスミッション・油圧ポンプ・最終減速機・コントロールバルブ)または鉄屑評価の二択に近づきます。主要部品が生きていれば輸出向け部品取りで鉄屑単価より大幅に高い手取りになるケースが多い業界一般動向です。
| 状態 | 主な評価ルート | 必要な情報 |
|---|---|---|
| エンジン始動可・自走不可 | 輸出部品取り(主要部品生) | 始動動画・部位別写真 |
| エンジン不動・部分破損 | 輸出部品取り(生部分のみ) | 不動原因・修理見積 |
| 水没機 | 部品取り+鉄屑(電装系不可) | 水没経緯・水位 |
| 焼損機(火災) | 鉄屑主体+一部部品取り | 火災報告書 |
| 長期野晒し・腐食 | 鉄屑主体 | 保管状況・期間 |
| 事故損傷大 | 状態次第(部品取り or 鉄屑) | 事故報告書・写真 |
判断材料には銘板写真・部位別写真・不動原因(エンジン/油圧/走行系)・修理見積・事故報告書が必要。長期保管機は腐食進行で電装系が壊滅していることが多く鉄屑評価寄り、半年以内の不動機は部品取り評価が残りやすい傾向です。
必要書類と建設機械抵当法
重機売却の必要書類は譲渡証明書・印鑑証明書・本人確認書類(運転免許証等)が基本セット。建設機械抵当法の登録機(大型機の一部)は登記事項証明書・抵当権抹消書類が追加で必要です。法人取引は法人登記事項証明書・代表者本人確認書類がセット、リース機・割賦中の機体は所有者(リース会社・割賦会社)の同意が必須です。
| 区分 | 必要書類 | 備考 |
|---|---|---|
| 個人売主(共通) | 譲渡証明書/印鑑証明書/本人確認書類 | 古物営業法の本人確認に対応 |
| 法人売主(共通) | 法人登記事項証明書/代表者本人確認 | 代理人取引時は委任状追加 |
| 建設機械登録機 | 登記事項証明書/抵当権抹消書類 | 所有権・抵当権の有無確認 |
| リース機・割賦機 | 所有者同意書/契約書写し | 所有権者の同意必須 |
| 輸出仕向け | 輸出申告書類/船積書類 | 買取業者側で実務処理 |
| 事業者間取引 | 請求書/消費税課税書類 | 有価物として消費税課税 |
建設機械抵当法登録の有無は登録番号プレートまたは登記事項証明書で確認可能。登録機は抹消手続きを経ないと所有権移転が完了せず、抵当権設定中の機体は抵当権者の同意がない売却は無効になります。詳細は国土交通省の建設機械登記制度を参照してください。
古物営業法と本人確認の運用
重機は古物営業法の対象品目で、買取側には古物商営業許可・本人確認・古物台帳の作成保管(3年間)・契約書面交付が義務付けられています。盗難重機の流通防止のため、買取現場では銘板・号機・アワーメーター・取得経緯の確認運用が業界の基本動作です。
| 項目 | 運用内容 |
|---|---|
| 古物商営業許可の確認 | 標識掲示・許可番号・所管警察署 |
| 本人確認 | 運転免許証・マイナンバーカード等での確認 |
| 古物台帳記載 | 取引日・品目・銘板情報・売主情報・取得経緯 |
| 取引記録保管 | 3年間の保管義務 |
| 契約書面交付 | 譲渡証明書・売買契約書の交付 |
| 盗難品の取扱い | 警察庁・福岡県警察の重機盗難対策に準拠 |
| 非対面取引 | 本人確認書類の写し送付+公的書類の現物確認 |
古物商営業許可業者は標識掲示・営業所表示・許可番号が明示されているのが基本。重機は高額・盗難ターゲットになりやすく、警察庁・福岡県警察の重機盗難対策方針に沿った取引透明性の確保が売り手のリスク回避にも直結します。
福岡県内の搬出・引取り運用
重機は履帯走行のため公道自走は原則不可で、低床トレーラー回送が前提。フォークリフトの一部小型機は自走可ですが基本は搬出車両が必要です。福岡県内は福岡市・北九州市が輸出ルート保有、久留米市・筑後地域が農業土木の集荷網、田川・直方・飯塚が解体業集積地という地理特性があります。
| 地域 | 主な発生源 | 搬出特性 |
|---|---|---|
| 福岡市 | 都市建設業・倉庫業・物流 | 港湾近・輸出ルート直結 |
| 北九州市 | 解体業・港湾物流・大型工場 | 港湾近・大型機搬出可 |
| 久留米市・筑後 | 農業土木・農業法人 | 湿地ブル発生多・農協連携 |
| 大牟田市・みやま | 農業土木・地場土木 | 有明地域連携 |
| 田川・直方・飯塚 | 解体業・産廃業 | 解体機・不動機発生多 |
| 糸島・宗像・福津 | 建設業・農業 | 糸島米作・農機具発生 |
| 朝倉・うきは | 農業土木・果樹園 | 湿地ブル・小型ショベル発生 |
搬出費は機体重量・距離・道路状況・低床トレーラー手配・道路使用許可で決まり、出張査定では「機体価格-回送費」の純額提示が業界一般。離島・山間部は搬出経路の事前確認が必要で、進入路幅・電線高さ・橋梁通行荷重制限を確認のうえ手配します。
機種横断・高値化のための準備
重機の手取りを最大化する基本動作は機種を問わず共通で、機体情報の正確な提示・複数社見積・輸出と国内評価の比較・整備記録の整理・搬出経路の確保の5点に集約できます。
| 項目 | 具体的な準備 |
|---|---|
| 銘板・型式・号機の撮影 | 運転席横・機体右側面の銘板を鮮明撮影 |
| アワーメーター読み撮影 | 運転席メーターパネルの数値撮影 |
| 稼働動画の撮影 | 始動・走行・作業装置動作・油圧昇降 |
| 足回り・タイヤ写真 | シュー残量・タイヤ溝・スプロケット |
| 作業装置・アタッチメント | 付属品リスト・予備アタッチメント |
| 整備記録・点検整備票 | 整備伝票・主要部品交換歴 |
| 排ガス規制ステッカー写真 | 規制段階の確認 |
| 建設機械登録の確認 | 登記事項証明書の事前取得 |
| 複数社見積(最低3社) | 輸出主体・国内中古主体・解体主体に分散依頼 |
| 搬出経路の確認 | 進入路幅・電線高さ・橋梁通行荷重 |
| 消費税課税の確認(事業者) | 有価物として消費税課税対象 |
| 古物商営業許可業者の選定 | 営業許可・標識掲示の確認 |
業者は輸出主体・国内中古主体・解体鉄屑主体で評価軸が大きく異なるため、最低3社に併記見積を依頼し評価傾向の違いを比較するのが手取り最大化の基本動作です。機種固有要素(油圧ショベルの作業装置/ホイールローダーのバケット形状/ブルドーザーの湿地仕様/フォークリフトの動力源/クレーンの吊上荷重)は機種別ページの内容と合わせて準備するのが効率的です。
取材ノート — 当社対応事例
取材ノート1:福岡市 中小建設業の保有機3機種一括査定事例
2026年4月、福岡市東区の中小建設業から「コマツPC78US/2018年式/約4200h/油圧ショベル」「コマツWA100M/2016年式/約5500h/ホイールローダー」「コマツD31PX/2014年式/約3800h/湿地ブル」の3機種一括査定のご相談。銘板・アワーメーター・整備記録・稼働動画を機種別に整理いただき、輸出主体・国内中古主体・解体主体の3系統の業者に併記見積を依頼。当社対応分では油圧ショベルとホイールローダーは輸出評価、湿地ブルは国内中古(農業土木)評価で組み立てて提示しました。法人本人確認・契約書面交付で対応完了、建設機械登録の未抵当を確認のうえ譲渡証明書を交付しています。
取材ノート2:北九州市 解体業の不動機・事故機5機種部品取り事例
2026年3月、北九州市八幡西区の解体業者から「事故・不動の油圧ショベル2台/ブル1台/ホイール1台/フォークリフト1台」の一括処分相談。銘板・部位別写真・不動原因・損傷部の整理をいただき、低床トレーラーで現場引取り。輸出向け部品取り評価(エンジン・トランスミッション・油圧ポンプ・最終減速機)と残骸の鉄屑評価を機体別に併記。主要部品が生きていた3台は鉄屑単価より大幅に高い手取りで対応、残2台は鉄屑寄り評価で処理しました。
取材ノート3:久留米市 農業法人の保有機リプレース事例
2026年2月、久留米市の農業生産法人から「コマツPC30MR-3(ミニショベル・2015年式・約2800h)/コマツD20PL(湿地ブル小型・2012年式・約1800h)/豊田自動織機 8FG15(フォークリフト・2017年式・約3200h)」のリプレースご相談。圃場脇・倉庫脇の保管機を出張査定。ミニショベルは輸出評価、湿地ブル小型は国内農業土木需要、フォークリフトは国内中古評価で組み立て、譲渡証明書・印鑑証明書・本人確認書類を整え回送手配まで完結しました。
取材ノート4:糸島市 建築業の小型ユニック車入替事例
2026年5月、糸島市の建築業から「古河ユニック搭載 4tトラック/2016年式/約12万km/クレーン4.9t未満・ブーム5段」のご相談。クレーン検査証・整備記録・走行距離・荷重表を整理いただき、国内中古評価(建設業向けユニック車需要)で組み立てて提示。古物営業法に基づく本人確認・契約書面交付を実施し、抹消登録手続きまで一括で対応しました。
取材ノート5:古物商として重機買取の取引透明性確保の運用
当社は運営者情報で公示の通り福岡県公安委員会の古物商営業許可を受けており、古物営業法に基づく本人確認・古物台帳の作成保管を実施。重機買取時は銘板・号機・アワーメーター・現場写真・取得書類の確認を運用し、建設機械抵当法登録機は登記事項証明書での抵当権有無確認も並行。警察庁・福岡県警察の重機盗難対策方針に準拠した運用を行っています。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 重機の買取相場はいくらですか?
- 重機買取は機種・メーカー・型式・クラス・アワーメーター・年式・稼働状態・輸出市場の需給・為替・船賃で機体ごとに大きく変動するため、本ページでは固定相場を提示していません。機種別の詳細はショベルカー買取・ユンボ買取・ホイールローダー買取・ブルドーザー買取・フォークリフト買取・クレーン車買取を参照のうえ、機体情報を整理して複数社見積を取得するのが現実的です。
- Q2. 油圧ショベル(バックホー・ユンボ)の評価はどう決まりますか?
- 重量クラス(ミニ/小型/中型/大型)×メーカー(コマツ/CAT/日立/コベルコ)×アワーメーター×年式×作業装置×排ガス規制適合×輸出市場需給で決まります。詳細は油圧ショベル・ユンボの評価ポイントとショベルカー買取を参照。
- Q3. ホイールローダーとブルドーザーはどちらが高く売れますか?
- 機体個別の状態で異なり一概には言えませんが、国内中古市場流動性はホイールローダーが上位、輸出市場流動性は中小型帯で両者拮抗。湿地ブル(LGP)は農業土木需要で評価が安定します。詳細はホイールローダー・ブルドーザーを参照。
- Q4. フォークリフトはエンジン式と電動式で買取価格が違いますか?
- 違います。エンジン式(ガソリン・LPG・ディーゼル)は輸出可能で評価ルートが広く、電動式(バッテリー式)は国内中古主体・バッテリー寿命が大きく効く傾向。詳細はフォークリフトの評価ポイントとフォークリフト買取を参照。
- Q5. クレーン車・ユニック車の買取で重要なのは何ですか?
- 吊上荷重(4.9t未満/4.9〜25t/25t超)×ブーム段数×ジブ有無×クレーン検査有効×ベース車両(トラック側)の状態が中核。4.9t未満の小型ユニック車は建設業需要で流動性高、大型ラフター・オールテレーンは限定需要。詳細はクレーン車の評価ポイントとクレーン車買取を参照。
- Q6. アワーメーターが10000hを超える古い重機でも買取できますか?
- 可能です。輸出向け再販・部品取り・状態次第で鉄屑評価で値段がつくケースが多く、特に主要部品(エンジン・油圧ポンプ・最終減速機)が生きていれば鉄屑単価より高い評価が見込めます。詳細は不動車・事故機・解体機の取扱いを参照。
- Q7. 不動車(エンジンがかからない重機)でも買取できますか?
- 可能です。主要部品が生きていれば輸出部品取り、長期野晒し・腐食機は鉄屑寄り。判断には現場写真・銘板写真・部位別写真・不動原因での状態確認が必要です。
- Q8. 重機の売却に必要な書類は何ですか?
- 譲渡証明書・印鑑証明書・本人確認書類が基本セット。建設機械抵当法登録機は登記事項証明書・抵当権抹消書類が追加で必要、法人取引は法人登記事項証明書・代表者本人確認がセット、リース機・割賦機は所有者の同意が必須。詳細は必要書類と建設機械抵当法を参照。
- Q9. 建設機械抵当法登録の有無はどう確認しますか?
- 登録番号プレートまたは登記事項証明書で確認できます。登録機は売却前に登録抹消手続きが必要で、抵当権設定中の機体は抵当権者の同意がない売却は無効。確認方法は国土交通省の建設機械登記制度を参照してください。
- Q10. 排ガス規制非適合の重機は売れにくいですか?
- 国内現場での稼働可否が限定される一方、規制が緩い輸出仕向け地では引き続き需要があり輸出主体評価で動く業界一般動向。詳細は排ガス規制と国内稼働可否を参照。
- Q11. コマツ・CAT・日立建機で買取評価は変わりますか?
- 変動します。3社とも世界市場で流動性が高いですが、仕向け地別の人気で差が出ます。コマツは全方位、CATは北米・中南米・アフリカ、日立はアジア・アフリカで評価が高い傾向。詳細は主要メーカー別の評価傾向を参照。
- Q12. 韓国製・中国製の重機も買取できますか?
- 可能ですが評価軸は仕向け国の需要・部品供給性で大きく変わります。日本3社(コマツ・日立・コベルコ)と比べ国内中古市場の流動性は低く、輸出向けは仕向け国別の人気で評価が分かれます。
- Q13. リース機・割賦中の重機は売却できますか?
- 所有者(リース会社・割賦会社)の同意が必須です。同意なく売却すると所有権侵害になり契約違反・刑事リスクが発生。先に所有者に売却意向と買取見積を共有し、残債精算条件を確認するのが基本動作です。
- Q14. アワーメーターの巻き戻し・改ざんはバレますか?
- 業界一般動向としてキャビン内装・操作系の摩耗度・整備記録の整合性・足回り消耗状態との突合で実稼働時間を推定する運用があり、改ざんは大幅減点または取引保留の対象です。
- Q15. 解体現場で出た事故機・水没機・焼損機も買取できますか?
- 可能ですが評価は部品取りまたは鉄屑寄り。事故報告書・水害写真・火災報告等の事故経緯書類を準備し、適正取引として処理するのが基本動作です。
- Q16. 重機の搬出・回送費用はどう決まりますか?
- 機体重量・距離・道路状況・低床トレーラー手配・道路使用許可で決まります。履帯走行の機体は公道自走不可で低床トレーラー回送が前提。出張査定では「機体価格-回送費」の純額提示が業界一般。詳細は福岡県内の搬出・引取り運用を参照。
- Q17. 福岡県内ではどのエリアが重機買取に強いですか?
- 福岡市・北九州市が輸出ルート保有で全機種に強く、久留米市・筑後・朝倉・うきはは農業土木・湿地ブル・ミニショベルの集荷網が定着、田川・直方・飯塚は解体機・不動機の評価ルートに強み。詳細は福岡のスクラップ買取を参照。
- Q18. 複数機種を一括で売却した方が高くなりますか?
- 必ずしも一律ではありませんが、同時搬出で回送費が圧縮される分、複数機の手取り合計が上がる傾向。ただし機種別に評価ルートが異なるため、機種別に最適な業者を選んで分散する方が高くなるケースもあります。最低3社に併記見積を依頼するのが基本動作です。
まとめ — 重機買取で手取りを最大化する基本動作
重機買取は機種を問わずメーカー×クラス×アワーメーター×年式×稼働状態×輸出可否の6軸が共通の評価フレーム。コマツ・CAT・日立の中核3社×低アワー×新年式×自走可ほど高値化しやすく、10000h超・20年以上・不動機は部品取りや鉄屑評価が現実的。手取り最大化の基本動作は以下です。
- 機体情報の正確な提示:銘板・型式・号機・アワーメーター・稼働動画・部位別写真
- 機種固有要素の整理:油圧ショベル=作業装置/ホイール=バケット/ブル=湿地・標準/フォーク=動力源/クレーン=吊上荷重
- 整備履歴の整理:点検整備票・主要部品交換歴・足回り整備記録
- 排ガス規制ステッカーの確認:国内稼働可否と輸出評価の分岐
- 建設機械登録の事前確認:登記事項証明書で抵当権・所有権確認
- 複数社見積(最低3社):輸出主体・国内中古主体・解体主体に分散依頼
- 搬出経路の確認:進入路幅・電線高さ・橋梁通行荷重制限
- 古物商営業許可業者の選定:許可・本人確認・契約書面交付の運用確認
どの機種でも古物商営業許可・本人確認・取引記録3年保管・契約書面交付・建設機械登録確認を運用する業者を選ぶのが大原則。重機は警察庁・福岡県警察の防犯対策対象で、取引透明性は売り手のリスク回避に直結します。機種別の詳細はショベルカー買取・ユンボ買取・ホイールローダー買取・ブルドーザー買取・フォークリフト買取・クレーン車買取を参照してください。