洗濯機の処分方法|家電リサイクル法と最安ルート・買取

洗濯機(衣類乾燥機を含む)は家電リサイクル法の対象4品目で、粗大ごみには出せません。処分費用は「リサイクル料金(目安 約2,530円〜)+収集運搬料金」の二階建てで、この仕組みは全国共通です。手放し方は①購入店・買い替え店に引き取ってもらう ②指定引取場所へ自分で持ち込む(最安) ③不用品回収業者に頼む ④製造年が新しく動くなら買取の4方向。自分で運べるか・動くか・急ぎかの3点でほぼ決まります。

結論:洗濯機を安く手放すなら「指定引取場所への自己搬入」、運び出せない・急ぐなら「量販店引き取り」か「回収業者」、製造5〜7年以内で動くなら「買取」。リサイクル料金は処分ルートを問わずほぼ一定で、差が出るのは運搬料です。

3秒で選ぶ:あなたに合う処分方法

洗濯機の処分ルートは大きく5つ。判断軸は「自分で運べるか」「まだ動くか」「急いでいるか」の3点です。とにかく安いのは指定引取場所への自己搬入(運搬料0円)、手間が少ないのは量販店の引き取り、運び出せない・まとめて片付けたいなら回収業者、製造5〜7年以内で動くなら買取が候補。費用は2026年6月時点の一般的な目安で、メーカー・地域・搬出条件で変わり、最終額は各窓口の確認・現地査定で確定します。

下の表で、自分の状況に近い行を見れば最短ルートが分かります。

状況別・洗濯機の処分ルート早見表(2026年6月時点の目安)
あなたの状況 おすすめ 費用の目安 手間
とにかく安く済ませたい・車と運ぶ人がいる 指定引取場所へ持ち込み リサイクル料金のみ(約2,530円〜) 大(自力運搬)
新しい洗濯機に買い替える 家電量販店の引き取り リサイクル料金+運搬料 約550〜2,750円
過去に買った店が分かる・近い 購入店に引き取り依頼 リサイクル料金+運搬料 小〜中
動かない・運び出せない・他の家電もまとめて 不用品回収業者に依頼 リサイクル料金+出張・運搬・作業料(業者見積) 最小
製造5〜7年以内・正常に動く 買取・リユース 0円〜プラス(売れれば実質負担減)

「自分で運べるか」「動くか」「急ぎか」の3点で、ほぼ答えが決まります。判断に迷う方は、後半の分岐チャートを見てください。

なぜ粗大ごみに出せない?家電リサイクル法と二階建て費用

洗濯機・衣類乾燥機は、テレビ・エアコン・冷蔵庫/冷凍庫とともに家電リサイクル法の対象4品目です。自治体の粗大ごみには出せず、メーカーが再商品化する仕組みに費用を払って引き渡します。費用は「メーカーが品目ごとに定めるリサイクル料金」と「引き取る店・業者が個別に決める収集運搬料金」の二階建て。リサイクル料金は誰に頼んでもほぼ同じで、差が出るのは運搬料です(出典:環境省 家電リサイクル法)。

洗濯機の処分にかかる2つの費用(目安・避けられるか)
費用の種類 誰が決める 目安 避けられる?
リサイクル料金 メーカーが品目ごとに固定 洗濯機・衣類乾燥機 約2,530円〜(メーカー・容量で変動) 処分なら原則かかる(買取・リユースなら不要)
収集運搬料金 引き取る店・業者が個別設定 約550〜3,000円前後(店舗・距離・階数で変動) 自分で指定引取場所へ持ち込めば0円

この二階建ての仕組みは全国どこでも共通です。制度の詳しい趣旨は環境省 家電リサイクル法で確認できます。運搬料をゼロにできるのが、後述の指定引取場所への持ち込みです。

リサイクル料金の目安と正確な調べ方

洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金は約2,530円〜が目安です。メーカーと容量で金額が変わり、大手メーカーと中小・輸入メーカーでも差があります。ここで示すのはあくまで目安で、確定額は自分の機種のメーカー名・品目を入れて公式に確認するのが確実です。処分ルート(量販店・持ち込み・回収業者)が変わってもリサイクル料金そのものはほぼ一定で、上乗せされる運搬料や作業料だけが変わる、と理解しておくと迷いません。

最新かつ正確なリサイクル料金は、一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター(RKC)でメーカー名と品目を入れると確認できます。目安に頼らず、手放す前に自分の機種で調べておくと、窓口での金額提示に迷いません。

家電リサイクル券センター(RKC)でリサイクル料金を確認する

全国共通ルート①:購入店・買い替え店に引き取ってもらう

新しい洗濯機を買う店、または過去にその洗濯機を買った店には、家電リサイクル法上の引き取り義務があります。買い替えなら設置と同時に古い機種を運び出してもらえ、運び出しの負担がほぼゼロ。費用はリサイクル料金+店ごとの収集運搬料(約550〜2,750円)です。手間を最小にしたい人に向く、最も一般的なルートです。

確認しておくこと

  • 買い替えでない「引き取りのみ」を受け付けるか(店により不可のことがある)。
  • 設置場所が2階以上・エレベーターなしのとき、追加料金が出るか。
  • 取り外し(水抜き・ホース外し)はどこまで自分でやるか。

買い替え時に一緒に頼むのが最もスムーズです。買い替えの予定がなく「処分だけ」の場合は、次の持ち込みか回収業者のほうが融通が利くこともあります。

全国共通ルート②:指定引取場所へ自分で持ち込む(最安)

収集運搬料がかからず、リサイクル料金だけで処分できる最安ルートです。事前に郵便局でリサイクル料金を払って家電リサイクル券を用意し、最寄りの指定引取場所へ自分で持ち込みます。車(できればワゴン・軽トラ)と運ぶ人がもう1人いれば現実的。引取場所は営業日・受付時間が限られるため、事前確認が必須です。この券方式・持ち込みの流れも全国共通です。

手順

  1. 郵便局の窓口で「家電リサイクル券」をもらい、メーカー名・品目・料金を記入してリサイクル料金を払う。
  2. 家電リサイクル券センター(RKC)の案内で最寄りの指定引取場所を調べる。
  3. 後述の水抜きを済ませ、固定ボルト等を確認して車に積む。
  4. 引取場所へ持ち込み、券を渡して引き渡す。

注意:引取場所は営業日・受付時間が限られます。槽の中に衣類などの異物が残っていると引き取りを断られることがあるため、空にしておきます。持ち込み先や地域ごとの引取場所は、券を用意する前に確認しておきましょう。

運び出せない・まとめて片付けたい:回収業者に依頼

「動かなくて重い」「2階から下ろせない」「洗濯機以外にも処分したい家電・家具がある」――こうした場合は、取り外しから運び出し・運搬まで任せられる不用品回収業者が現実的です。家電リサイクル法の手続きも代行してもらえるため、自分で動けない状況に最も向きます。費用は「リサイクル料金+出張費+作業費」で業者ごとの見積もり。複数品目をまとめると1点あたりが割安になりやすいのが強みです。

まずは品目と搬出経路(階数・エレベーターの有無)を伝えて見積もりを取り、金額に納得してから依頼するのが安全です。洗濯機1点だけでなく、家具や他の家電もまとめて片付けたいときほど、このルートの割安感が出ます。

まだ使える洗濯機は売れる:買取・リユース

正常に動き、年式が新しい洗濯機は、処分ではなく買取・リユースに回すとリサイクル料金がかからず、売れれば実質負担を下げられます。目安は製造から概ね5〜7年以内・正常動作・大手メーカー・人気の容量帯。引っ越しシーズン(2〜3月の単身向けなど)は需要が高く値が付きやすい傾向があります。動かない機種は買取対象外なので、その場合は回収・持ち込みに切り替えます。

洗濯機の買取で有利/不利になりやすい条件
査定で有利になる条件 不利・買取不可になりやすい
製造から概ね5〜7年以内 製造10年超・型番が古い
正常に動作する(エラーなし) 動かない・水漏れ・エラー表示
大手メーカー・人気の容量帯 カビ・サビ・強い汚れ・破損
付属品・説明書がそろっている 付属品欠品

「捨てる前に、まず売れるか知りたい」という洗濯機は、処分を決める前に一度査定に出す価値があります。古物商としての洗濯機の買取・無料査定は、お問い合わせ窓口から状態や型番を伝えて相談できます。売れなければそのまま上の処分ルートに切り替えれば、二度手間になりません。

売れない・断られた・無料回収は大丈夫?

「古くて売れないと言われた」「持ち込みを断られた」「無料回収と書いてあるが大丈夫か」――処分前のこうした不安は、仕組みを知れば解消できます。売れない洗濯機でも、リサイクル料金を払えば量販店・指定引取場所・回収業者のいずれかで必ず処分できます。一方、リサイクル料金は法律で定められた費用のため、洗濯機を「完全無料」で回収するという相手は適正ルートに乗せていない可能性があり、不法投棄や後からの高額請求につながる例が注意喚起されています。

断られた・値が付かないときは、次のように切り替えれば必ず出口があります。

  • 買取を断られた(古い・動かない)→ 指定引取場所への持ち込み、または回収業者へ。
  • 持ち込みを断られた(異物が残っている・受付時間外)→ 槽を空にし、営業日を確認して再訪。
  • 自分で動かせない → 運び出し込みの量販店引き取りか回収業者へ。
「無料回収」をうたう相手の見分け方
確認ポイント 安心できる業者 避けたい業者
料金の説明 リサイクル料金・運搬料を明示 「全部無料」とだけ言う
手続きの控え 家電リサイクル券の控えを渡す 券の話をしない
連絡先・所在 住所・連絡先が明確 トラックの巡回・拡声器のみ

環境省・自治体も、無許可の回収業者に渡すと不法投棄や高額請求につながる例があると注意喚起しています(参考:環境省 家電リサイクル法)。料金の内訳を明示しない相手には渡さないのが安全です。

縦型とドラム式で変わる注意点

処分の流れ(4品目・二階建て費用・全国共通ルート)は縦型もドラム式も同じですが、ドラム式は重く(70〜90kg級も)大きいため、自力運搬・自己搬入のハードルが上がります。縦型は2人で運べることが多い一方、ドラム式は養生と段取りが要り、輸送用の固定ボルトやドアロックの確認も必要。2階以上・エレベーターなしのドラム式は、無理な自力搬出はケガ・破損の原因になるため、運び出し込みのルートが安全です。

縦型とドラム式の処分時の違い(目安)
項目 縦型 ドラム式
重量の目安 30〜40kg前後 70〜90kg前後
自力での運搬 2人で可能なことが多い 2人でも困難・養生と段取り必須
搬出時の注意 玄関幅の確認 輸送用の固定ボルトの有無・ドアロックの確認
向くルート 持ち込み・量販店 量販店引き取り・回収業者(運び出し込み)

ドラム式で2階以上・エレベーターなしの場合は、無理に自力で下ろすとケガ・破損・住宅損傷のリスクがあります。運び出し込みの量販店または回収業者に任せるほうが安全です。

処分前にやる「水抜き」の手順

水が残ったまま動かすと床や車が濡れます。運搬の前日までに水抜きを済ませてください。手順は、槽を空にする→蛇口を閉める→「洗い」を1分ほど回して給水ホース内の水を抜く→給水ホースを外す→「脱水」を1〜2分回して槽内の水を抜く→排水ホースを外して内部を拭き取る、の流れ。引っ越しで再設置するなら、蛇口とホースをつなぐニップルを忘れず回収します。この準備は持ち込み・量販店・回収業者のどのルートでも共通です。

  1. 洗濯槽の中を空にする(衣類・小物を全部出す)。
  2. 水道の蛇口を閉める。
  3. 「洗い(通常)」を1分ほど回し、給水ホース内の水を抜く。
  4. 運転を止め、給水ホースをドライバーで外す(残水がこぼれるのでタオルを当てる)。
  5. 「脱水」を1〜2分回し、洗濯槽内の水を抜く。
  6. 排水ホースを外し、内部の水をタオルで拭き取る。

引っ越しで再設置する場合は、蛇口とホースをつなぐ「ニップル」を忘れず回収しておきます(新居の設置で使います)。

迷ったらこの分岐チャートで決める

上から順に答えていくと、あなたに合うルートにたどり着きます。まず「動く&新しいか」で買取を試し、次に「買い替えるか」で量販店引き取り、「自分で運べるか」で持ち込み(最安)、運べない・他にも処分品があるなら回収業者、という順に絞り込むのが基本。動く洗濯機ほど買取で負担を減らせ、動かない・運べないほど回収業者が向きます。

洗濯機の処分ルート・分岐チャート
質問 YES NO
① 正常に動く&製造5〜7年以内? → まず買取を試す ② へ
② 新しい洗濯機に買い替える? 量販店の引き取り ③ へ
③ 車で自分で運べる&運ぶ人がいる? 指定引取場所へ持ち込み(最安) ④ へ
④ 運び出せない・他にも処分品がある? 不用品回収業者に依頼 購入店に引き取り相談

よくある質問

Q. 洗濯機を粗大ごみとして出せますか?
出せません。家電リサイクル法の対象のため、量販店・購入店・指定引取場所・回収業者など定められたルートで処分します。これは全国共通です。
Q. いちばん安い処分方法は?
指定引取場所へ自分で持ち込む方法です。収集運搬料がかからず、リサイクル料金(約2,530円〜の目安)のみで済みます。
Q. 壊れて動かない洗濯機でも回収してもらえますか?
はい。買取は不可ですが、リサイクル料金を払えば量販店・指定引取場所・回収業者のいずれでも処分できます。
Q. リサイクル料金はいくらですか?
洗濯機・衣類乾燥機で約2,530円〜が目安です(メーカー・容量で変動)。正確な額は家電リサイクル券センター(RKC)で確認できます。
Q. 持ち込みの前に何を準備すればいいですか?
水抜き(給水・排水)を済ませ、槽の中を空にし、郵便局でリサイクル券の手続きを済ませておきます。
Q. ドラム式を2階から自分で下ろせますか?
70〜90kg級になることが多く、自力での搬出は危険です。運び出し込みの量販店引き取りか回収業者をおすすめします。

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