引越しで出る「ゴミ」は、家具家電より先に段ボール・梱包材・生ゴミ・退去時の掃除ゴミで部屋があふれます。ここでつまずく最大の原因はゴミ収集日と退去日が合わないこと。結論は「退去日から逆算して、資源(段ボール)・可燃・不燃・危険物を収集日ごとに小出しで出し切る」だけ。エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の家電4品目と、一辺の大きい家具は”普通ゴミ”に出せない点だけ最初に押さえてください。退去時にゴミを残置するのは契約違反・不法投棄でNGです。まず下の逆算早見表で「今日やること」を確認し、分別チェックリストで袋を分けるところから始めましょう。家具・家電などの不用品全般は引越しの不用品処分、量が多くて出し切れない場合は引越しの大量処分にまとめています。
退去日から逆算:ゴミ収集日に間に合わせる段取り
引越しゴミでつまずく原因は、ほぼ「ゴミ収集日と退去日が合わない」こと。可燃・不燃・資源はそれぞれ週1〜2回しか収集がなく、粗大ごみは申込から収集まで日数がかかります。だから退去日から逆算し、収集日ごとに小出しで出し切るのが正解。梱包を始めると段ボールと緩衝材が一気に増えるので、資源の収集日を先にカレンダーへ書き込んでおくと詰まりません。
| 時期 | やること | 理由・ポイント |
|---|---|---|
| 2〜3週間前 | 粗大ごみを自治体に申込。売れる物を仕分けて査定の相談 | 粗大ごみは収集枠が埋まりやすく日数もかかる |
| 1〜2週間前 | 可燃・不燃・資源(段ボール)を収集日ごとに小出しで出し始める | 梱包で段ボールが急増。ためると当日出せない |
| 3〜5日前 | 危険物(スプレー缶・乾電池等)を指定の出し方で。冷蔵庫は水抜き準備 | 危険物は収集日・出し方が別枠のことが多い |
| 前日・当日 | 最後の生ゴミ・掃除ゴミを出し切る。残る分は回収か持込 | 絶対に残置しない。少量は新居へ運ぶ手も |
ポイントは「粗大ごみの申込」と「資源(段ボール)の収集日確保」を早めに動くこと。この2つは日数・枠が関わるので、後回しにすると当日にまとめて出せず詰まります。逆に可燃・不燃ゴミは収集日に少しずつ出すだけなので、小出しの習慣さえ作れば慌てません。
一番出る「段ボール・梱包材」の出し方
引越しで最も量が出るのは家具でも家電でもなく段ボールと梱包材。段ボール・新聞紙・包装紙は「資源(古紙)」、エアキャップ(プチプチ)や発泡スチロールは自治体で区分が分かれるのがポイントです。段ボールはガムテープと配送伝票をはがし、平らにして紐で束ねるのが基本。雨の日の資源収集は濡れると回収されないことがあるので、当日朝に出します。使用済みの段ボールは、引越し業者が無料・有料で引き取るプランを用意していることもあるため、見積もり時に確認すると資源出しの手間が減ります。
| 出る物 | 一般的な分類 | 出し方のコツ |
|---|---|---|
| 段ボール | 資源(古紙) | テープ・伝票を除去し平らに→紐で束ねる。雨天は当日朝に |
| 新聞紙・包装紙・雑誌 | 資源(古紙) | 種類ごとに束ねる。汚れがひどい物は可燃へ |
| エアキャップ(プチプチ)・ポリ袋 | プラ製容器包装 or 可燃(自治体で差) | 汚れを取り、区分は市区のルールで確認 |
| 発泡スチロール・緩衝トレイ | 資源 or 可燃(自治体で差) | 大きい物は割って指定袋へ。白色トレイ回収がある地域も |
| ガムテープ・布テープの残り | 可燃 | 段ボールに貼ったまま出さない(資源の品質低下) |
※ 梱包材の区分は自治体で大きく異なります。プラ製容器包装の分別回収がある地域と、可燃で出す地域があるため、必ずお住まいの区・市のルールを確認してください。
引越しゴミ 種類別 分別チェックリスト
引越し前に「分別ごとに袋を分けておく」だけで、当日の混乱がなくなります。ポイントは可燃・不燃・資源・危険物・生ゴミの5系統に、粗大ごみと家電4品目・売れる物を別枠で足すこと。下のチェックリストを冷蔵庫や玄関に貼り、梱包しながら仕分けると、収集日に迷わず出せます。
| 系統 | 主な中身 | 出し方 |
|---|---|---|
| 可燃ゴミ | 生ゴミ・紙くず・古い衣類・プラ製品・掃除で出た汚れ | 指定袋で収集日に。1〜2週前から小出し |
| 不燃ゴミ | 金属・ガラス・陶器・小型金物・割れ物 | 指定袋で不燃の収集日に。割れ物は包む |
| 資源ゴミ | 段ボール・新聞・ビン・缶・ペットボトル | 資源回収へ。出すほど残量が減る |
| 危険・有害ゴミ | スプレー缶・カセットボンベ・乾電池・ライター・蛍光灯 | 使い切って指定の出し方で。混ぜると火災原因 |
| 生ゴミ・掃除ゴミ | 冷蔵庫の中身・水回り掃除のゴミ・古い調味料 | 直前の可燃収集日に。冷蔵庫は前日までに空に |
| 粗大ごみ | 布団・カーペット・自転車・一辺の大きい家具 | 自治体へ事前申込(次のH2で詳述) |
| 家電4品目・売れる物 | エアコン等/新しめ家電・ブランド家具 | ゴミに出さず専用ルート・査定へ |
退去時の掃除で出るゴミも見落としがち。冷蔵庫は運搬前に電源を切って霜取り・水抜きをし、中身は直前の可燃収集日で出し切ります。水回りの掃除で出た汚れや古い調味料も可燃・生ゴミへ。空になった調味料ビン・缶は資源へ回すと当日のゴミが減ります。
「ゴミ」と「粗大ごみ・家電4品目」の境界
引越しで迷うのが「これは普通ゴミ?粗大ごみ?」の線引き。一辺が一定サイズ(多くの自治体で30cm程度)を超える家具・寝具は粗大ごみで、事前申込・有料が基本です。さらにエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機/乾燥機の家電4品目は、普通ゴミにも粗大ごみにも出せません。ここを間違えると収集されず、退去日に残ってしまいます。
| 区分 | 代表例 | 出し方 |
|---|---|---|
| 普通ゴミ(可燃・不燃) | 小物・衣類・食器・小型金物 | 指定袋で収集日に |
| 粗大ごみ | ベッド・ソファ・タンス・布団・カーペット・自転車 | 自治体に事前申込(有料)or 回収業者 |
| 家電4品目 | エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機/乾燥機 | 家電リサイクル法のルートで処理(普通ゴミ・粗大ごみ不可) |
家電4品目は買替店の引取・指定引取場所への持込・許可業者への依頼のいずれかで、リサイクル料金(目安:品目・メーカーで約900〜5,600円+収集運搬料。確定は各社・窓口で確認)を負担します。料金は家電リサイクル券センター、制度は環境省「家電リサイクル法」で確認できます(家電リサイクル券センター/環境省(家電リサイクル))。ただし新しめ・正常品なら買取が付き、リサイクル料金を払わずに手放せることもあります。家電単品の判断は家電の処分(福岡)、ソファなど大型家具はソファの処分(福岡)も参考にしてください。
※ 粗大ごみの基準(一辺の寸法・料金)は自治体で異なります。「30cm程度」は多くの自治体で見られる目安で、確定はお住まいの市区のルールを確認してください。
収集日が合わない・土日退去で間に合わない時
退去日が土日・祝の人は要注意。多くの自治体で土日はゴミ収集がなく、ゴミ処理場への持込も受付していないため、「最後に処理場へ持っていけばいい」が通用しません。ここで詰まって残置→請求トラブル、が一番多いパターンです。「直前の平日収集日」を実質の締切と考え、前倒しで出し切るのが基本になります。
| 手段 | 土日・祝の可否 | 回避法 |
|---|---|---|
| 自治体の収集 | 基本なし | 直前の平日収集日までに小出しで出し切る |
| 処理場へ自己搬入 | 受付なしが多い | 前日までの平日日中に車で持ち込む |
| 不用品回収業者 | 土日対応あり(加算の場合も) | 土日・即日対応の業者を事前予約 |
| 新居へ運ぶ | いつでも可 | 少量なら荷物と一緒に運び後日処分 |
段ボールや不用品が大量で自治体に出し切れない/退去まで日がなく収集日に間に合わない——このときは、売れる物を先に査定へ回し、残りを回収業者にまとめて頼むのが最短です。量が多いケースの費用や進め方は引越しの大量処分、家具家電を含む不用品全般の段取りは引越しの不用品処分で詳しく整理しています。回収費用の考え方は不用品回収の費用相場も参考に。
捨てる前に:売れる物は買取で費用を相殺
引越しゴミの総額を下げる一番のコツは「捨てる前に売れる物を分ける」こと。新しめの家電・ドラム式洗濯機・大型テレビ・ブランド家具・ブランド品・カメラ・楽器は買取が付き、処分費を相殺できます。ゴミとして出す前に、査定に出せる物がないかチェックしましょう。
| 傾向 | 主な品目 |
|---|---|
| 売れやすい | 新しめ家電・ドラム式洗濯機・大型テレビ・ブランド家具・ブランド品・カメラ・楽器・電動自転車 |
| 状態次第 | 一般家具・小型家電・自転車(年式と状態で判別) |
| 売れにくい(処分扱い) | 布団・カーペット・量産の組立家具・汚損/破損品 |
当社は福岡県公安委員会の古物商許可を受けた買取で、家具・家電・ブランド品などの無料査定に対応しています(買取時は本人確認を行います)。査定額を上げるコツは「拭き上げ」「付属品(リモコン・取説・元箱)をそろえる」「型番・製造年を控える」の3点。「これ売れるかな?」という物は、ゴミに出す前にまとめて無料査定のお問い合わせから状況をお知らせください。ブランド品・カメラの相場感はカメラ買取も参照できます。
残置はNG・「無料回収」トラブルの注意点
退去時にゴミを置いていくのは契約違反・不法投棄でNG。残置すると後から処分費・クリーニング費を請求されることがあります。また「無料回収」をうたって積込後に高額請求する業者にも注意。許可・料金内訳・追加費用の有無を事前に確認しましょう。
| 確認すること | 注意点 |
|---|---|
| 業者の許可 | 家庭ゴミの回収には市区町村の許可が必要。無許可・不法投棄業者を避ける |
| 料金の内訳 | 「無料回収」後の高額請求に注意。基本料・搬出・処分費の内訳を確認 |
| 追加費用 | 階段・即日・夜間・土日の加算有無を見積もり時に確認 |
| 退去時のゴミ | 残置はNG。必ず処分する(契約違反・不法投棄) |
福岡で特に注意:「不用品を安く回収します」と市内をトラックで巡回・アナウンスして回る業者は、市の許可なく回収している例が多いとされ、福岡市も公式に注意喚起しています。引越しで急いでいる時ほど呼び止めたくなりますが、後の高額請求・不法投棄のリスクがあるため避けてください。市のごみ・許可ルートは福岡市(ごみ・リサイクル)で確認できます。
不法投棄は廃棄物処理法で厳しく罰せられます(個人でも重い罰則の対象)。「間に合わないから」と空き地や他人の集積所に出すのは絶対に避けてください。万一、高額請求などのトラブルに遭った場合は、消費者ホットライン(国民生活センター)や最寄りの消費生活センターに相談できます。当社は買取=プラスか処分費=マイナスかの内訳を事前にお伝えし、相見積もりも自由です。許可番号等の詳細は運営者情報に記載しています。
よくある質問
- Q. 引越しで出た段ボールはどう出すの?
- 段ボールは資源(古紙)として出します。ガムテープと配送伝票をはがし、平らにして紐で束ねてください。雨の日の資源収集は濡れると回収されないことがあるので当日朝に出します。量が多い場合は、引越し業者が使用済み段ボールを引き取るプランを持っていることもあるため、見積もり時に確認すると手間が減ります。
- Q. 退去日が土日で、ゴミの収集も持込もできません。どうすれば?
- 多くの自治体で土日は収集・持込ともに不可です。直前の平日収集日までに小出しで出し切るのが基本。間に合わない分は土日対応の回収業者を事前予約するか、少量なら新居へ運んで後日処分します。土日は加算がかかる業者もあるので料金を確認のうえ早めに押さえてください。
- Q. 退去日にゴミが間に合いません。置いていってもいい?
- いいえ、置いていくのは契約違反・不法投棄でNGです。残置すると後から処分費・クリーニング費を請求されることもあります。間に合わない時は(1)新居へ運ぶ/(2)平日日中にゴミ処理場へ自己搬入/(3)即日対応の回収業者を呼ぶの3択。今日明日なら回収業者が最短・確実です。
- Q. エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は普通ゴミや粗大ごみに出せますか?
- 出せません。家電リサイクル法の対象4品目で、リサイクル料金(目安:約900〜5,600円+収集運搬料)を負担し、買替店引取・指定引取場所・許可業者などのルートで処理します。新しめ・正常品は買取が付いて料金を払わず手放せる場合があります。
- Q. 発泡スチロールやプチプチ(緩衝材)は何ゴミ?
- 自治体で区分が分かれます。プラ製容器包装の分別回収がある地域ではそちらへ、無い地域では可燃で出すのが一般的です。発泡スチロールは白色トレイの資源回収がある地域もあります。汚れを落とし、お住まいの市区のルールで確認してください。
- Q. 粗大ごみの申込はいつまでにすればいい?
- 自治体の粗大ごみは申込から収集まで日数がかかり、繁忙期は枠も埋まりやすいので退去の2〜3週間前には申し込むのが安全です。間に合わない分は査定+回収業者に回すと、退去日に確実に片付きます。
- Q. 表示の費用は必ずその金額で済みますか?
- いいえ。リサイクル料金や回収費はすべて目安・参考(2026年6月時点)で、品目・メーカー・量・搬出条件・時期で変わります。買取の有無でも総額が動き、最終金額は見積もりで確定します(無料保証ではありません)。