冷蔵庫は家電リサイクル法の対象4品目なので、自治体の粗大ごみには出せません。費用は「リサイクル料金(メーカー別)」+「収集運搬料金(運ぶ人への料金)」の二階建て。一番安いのは郵便局でリサイクル券を買い、指定引取場所へ自分で持ち込む方法で、収集運搬料金がかからずリサイクル料金(170L以下=3,740円〜/171L以上=4,730円〜・税込)だけで済みます(出典:家電リサイクル券センター)。運べない・急ぐなら回収業者、製造5〜7年以内で動くなら買取が現実的です。
結論:運ぶ車と人手があるなら「指定引取場所へ自己搬入」が最安(リサイクル料金のみ)。運べない・他もまとめたいなら回収業者、まだ使えるなら買取で実質負担ゼロを狙う——この3択で迷いません。
大前提:冷蔵庫は「粗大ごみ」で出せない・費用は二階建て
冷蔵庫・冷凍庫はエアコン・テレビ・洗濯機(衣類乾燥機)と並ぶ家電リサイクル法の対象4品目です。庫内の断熱材や冷媒(フロン類)を適正に回収・再資源化する義務があるため、自治体の粗大ごみには出せず、処理施設への持ち込みもできません(出典:環境省・福岡市)。費用は「リサイクル料金(メーカー別)」と「収集運搬料金(運ぶ料金)」の二階建て。どのルートでもリサイクル料金は必ずかかり、差が出るのは収集運搬料金をいくらに抑えるかだけです。
排出者(捨てる人)には、リサイクル料金の負担と適正ルートへの引き渡しという2つの責任があります。福岡市も「エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法により事業者がリサイクルするため市では収集しない」と案内しています(出典:福岡市)。この仕組みを押さえると、業者選びで損をしません。
30秒早見表:あなたに合う処分ルート
処分ルートは大きく5つ。判断軸はシンプルで、「運ぶ車と人手があるか」「他の不用品もまとめたいか」「まだ使える年式か」の3点です。下表で自分の状況に当てはまる行を見れば最適ルートが決まります。費用はリサイクル料金(共通)+収集運搬料金(ルートで変動)の合算で考えてください。
| あなたの状況 | おすすめルート | 費用の目安 | 手間 |
|---|---|---|---|
| とにかく安く・運ぶ車と人手がある | 指定引取場所へ自己搬入 | 3,740〜4,730円(リサイクル料金のみ) | 大(運搬は自分) |
| 運べない・他の不用品もまとめたい・急ぎ | 不用品回収業者 | リサイクル料金+運搬で6,000〜12,000円目安 | 小(玄関で完結) |
| 買い替えと同時に処分したい | 家電量販店の引き取り | リサイクル料金+収集運搬2,500〜4,400円 | 小 |
| 製造5〜7年以内・動く・きれい | 買取/リサイクルショップ | 0円〜プラス査定 | 中 |
| 近くに引取場所がなく車もない | 自治体案内の収集運搬許可業者 | 自治体ごとに設定 | 中 |
リサイクル料金はいくら?(容量・メーカー別)
リサイクル料金は容量で2区分が基本。170L以下が3,740円〜、171L以上が4,730円〜(いずれも税込)です。これは制度で定められた金額で、どのルートでも共通。ただし金額はメーカーで異なり、一部メーカーや指定法人扱いでは5,200〜6,149円まで上がります(出典:家電リサイクル券センター・2026年4月版)。容量はドア内側または背面の銘板(製品ラベル)の「定格内容積」で確認できます。
| 区分 | 容量 | リサイクル料金(税込) |
|---|---|---|
| 小 | 170L以下 | 3,740円〜(一部 3,784/5,200円 など) |
| 大 | 171L以上 | 4,730円〜(一部 4,774/5,005/5,600/6,149円 など) |
正確な額はメーカーで決まります。お持ちの冷蔵庫の「製造業者等名」と容量区分を確認し、家電リサイクル券センター(RKC)のメーカー別料金一覧で確定してください。料金は改定されることがあります。
ルート別の中身(費用・手間・向く人)
同じ冷蔵庫でも、選ぶルートで総額も手間も変わります。最安は自己搬入(リサイクル料金のみ)、最も楽なのは玄関で完結する回収業者や量販店引き取り。まだ使えるなら買取で実質負担ゼロも狙えます。以下、それぞれの流れ・費用・向いている人を整理します。自分の搬出経路(階段・通路幅)と運ぶ手段を思い浮かべながら読んでください。
① 指定引取場所へ自己搬入|最安だが運搬は自力
運搬用の車があるなら最も安い方法です。流れは次の3ステップ。
- 処分する冷蔵庫のメーカー・容量を確認し、郵便局の貯金窓口で「家電リサイクル券(料金郵便局振込方式)」を受け取って記入し、リサイクル料金を払い込む(別途振込手数料)。ゆうゆう窓口・ATMでは受け取れません。
- 払込後の「振替払込受付証明書」に日附印を押してもらい、リサイクル券の「指定引取場所控」に貼付する。
- 冷蔵庫にリサイクル券を貼り、最寄りの「指定引取場所」へ自分で運んで引き渡す。
かかるのはリサイクル料金(3,740〜4,730円)のみで、量販店に運搬を頼むより収集運搬料金(約2,500円〜)が丸ごと不要になります。一方、大型冷蔵庫は40〜80kgあり、階段や曲がり角での搬出は重労働。必ず2人以上で、手や指を挟まないよう養生して運んでください。指定引取場所は臨時休業・営業時間変更があるため、事前確認が必須です(出典:家電製品協会)。
② 不用品回収業者|玄関で完結・他の物もまとめて
「運べない」「冷蔵庫以外も処分したい」「平日に動けず急ぎ」という人に向きます。リサイクル料金+運び出し+運搬を一括で任せられ、自宅から動かす必要がありません。総額の目安は6,000〜12,000円程度(1台・搬出条件による)。
注意点は許可の確認です。家庭の不用品を有料で回収するには「一般廃棄物収集運搬業」の許可など、家電リサイクル法に沿った適正ルートが必要で、産廃許可や古物商許可だけでは家庭ごみを回収できません。許可の有無、料金内訳(リサイクル料金・運搬・作業が分かれているか)、書面見積もりの明朗さを確認しましょう。タンスや小型家電など他の不用品とまとめると、1点あたりが割安になります。
③ 家電量販店の引き取り|買い替えとセットで楽
新しい冷蔵庫を買う店に古い物を引き取ってもらう方法。配送と引き取りが同日で完結し、手間がほぼありません。費用はリサイクル料金+収集運搬料金(2,500〜4,400円目安)。買い替えないのに引き取りだけ頼むと出張費が上乗せされる場合があり、その時は他ルートが有利です。
④ 買取・リサイクルショップ|条件が合えば0円以下
国産メーカーで製造から5〜7年以内・正常に冷える・目立つ傷や臭いがない冷蔵庫なら、買取の可能性があります。処分費がかからないどころか現金化できるのが最大の利点。年式が古い・動作不良・大型すぎる物は値が付きにくく、断られたら①〜③へ切り替えます。製造年は銘板で確認できます。「まだ使えるのに処分費を払って捨てる」のは避けたいので、迷う年式ならまず査定で確かめるのが得策です。
⑤ 自治体案内の方法|引取場所が遠い場合の受け皿
近くに指定引取場所がなく車もない場合、自治体が「家電リサイクル受付」や「収集運搬許可業者の一覧」を案内しています。料金は自治体ごとに異なるため、お住まいの市区町村の家電リサイクル案内ページで確認してください。
「無料回収」トラックに出してはいけない理由
「冷蔵庫無料回収」と巡回するトラックや、無料を強調するチラシは要注意です。家電リサイクル法の対象品を適正処理するには費用がかかるため、本来「完全無料」はあり得ません。無許可業者に渡すと、後から高額請求されたり、不法投棄・不適正処理につながり、排出者であるあなたの責任が問われることもあります。トラブル時は消費者ホットライン188に相談できます(出典:国民生活センター)。
| あやしいサイン | 正しい見分け方・対処 |
|---|---|
| 「何でも無料回収」を連呼 | リサイクル料金が必要な品目で無料は不自然。避ける |
| 会社名・所在地・許可番号が不明 | 許可の有無と所在地を確認できない業者は使わない |
| その場で積んだ後に追加請求 | 必ず事前に総額の書面見積もりをもらう |
処分前の準備(水抜き・霜取り・養生)
引き渡し当日に慌てないため、前日までに済ませておくと安心です。ポイントは「庫内を空にする」「電源を抜いて霜取り・水抜き」「ドア固定・養生」の3つ。水抜きが不十分だと運搬中に床や通路を濡らし、賃貸では原状回復トラブルの原因にもなります。冷凍室の霜が多い場合は半日ほど前に電源を切って溶かしておきましょう。
- 庫内を空にする:食品・棚・引き出しを全て出す。
- 電源を抜いて霜取り・水抜き:前日に電源を切り、製氷機や受け皿にたまる水を抜いてタオルで拭く。
- ドアを固定・養生:ドアが開かないようテープで留め、運搬時にぶつけないよう毛布などで保護する。
福岡で処分するなら(指定引取場所と現場の判断軸)
福岡市で自己搬入する場合、市内に近い指定引取場所として志免町・粕屋町の運送会社支店などがあります(最新の場所・営業時間はRKCで要確認)。ただしマンション上層階・エレベーターなし物件では搬出だけで一苦労。車がない・大型で運べない・他の不用品も同時に出したいケースでは、運び出しから一括で任せられる回収のほうが結局は時間と労力を節約できることが多いです。
福岡市〜筑紫・糟屋・朝倉エリアで実際に多いのは「2階・3階からの搬出」「引っ越し前で冷蔵庫だけ残った」「親の家の片付けで家具家電をまとめて」という相談です。冷蔵庫1台だけより、家具・小型家電とまとめて出すほど1点あたりが割安になる傾向があります。判断に迷ったら、運搬の人手・車・搬出経路(階段・通路幅)の3点で決めてください。1つでも不安があれば、書面の見積もりを取って比べるのが安全です。
当サイトを運営するGOAL PROJECT(福岡市中央区・古物商許可業者)では、福岡市7区と春日・大野城・那珂川・筑紫野・太宰府・糸島・久留米ほか近郊で、買取可否の判断から処分の相談まで対応しています。「まだ使えるか分からない」「断られた」という方も、まずは無料査定で状態を確かめてください。
よくある質問
- Q. 冷蔵庫を粗大ごみで出せますか?
- A. 出せません。家電リサイクル法の対象品のため、リサイクル料金を払い、指定引取場所・量販店・許可業者など適正ルートへ引き渡す必要があります。福岡市でも市は収集しません。
- Q. 一番安い方法はどれですか?
- A. 運搬の車と人手があるなら、郵便局でリサイクル券を買い指定引取場所へ自己搬入する方法(リサイクル料金のみ)が最安です。運べない場合は回収業者で運搬込みの総額を見積もって比較してください。
- Q. 動かない・壊れた冷蔵庫も引き取ってもらえますか?
- A. はい。動作しなくてもリサイクル料金を払えば適正処分できます。ただし買取は不可なので、自己搬入・量販店・回収業者のいずれかになります。
- Q. リサイクル料金はどこで確認できますか?
- A. 家電リサイクル券センター(RKC)のメーカー別料金一覧で確認できます。容量区分(170L以下/171L以上)と製造メーカーで金額が決まります。
- Q. 冷蔵庫と冷凍庫で料金は違いますか?
- A. 同じ区分(容量170L以下/171L以上)で扱われ、料金体系は共通です。容量で金額が決まります。