結論:2026年6月時点の銅建値は約2,250円/kg(JX金属・6/11改定/6/3に過去最高2,330円)。スクラップの銅は「建値そのもの」では売れず、種類ごとに建値の6〜8割が目安です。ピカ銅で約1,450〜1,600円/kg、込銅で約1,100〜1,250円/kg。相場は今、AI・データセンター需要で構造的に高止まりしています。下に「建値から自分の銅のkg単価を見る早見表」を置きました。3秒で当たりを付けて、確定額は現地計量で出してください。
まず3秒:いまの銅相場と、あなたの銅のkg単価の当たり
「銅のチャートが上がっているのは分かるけど、結局うちの銅は1kgいくらになるの?」という人が、この表だけで当たりを付けられるようにしました。建値はニュースに出る基準価格で、実際の買取はそこから種類ごとに割り引かれます。
| 銅の種類 | 状態の目安 | 建値比 | kg単価の目安(2026/6時点) |
|---|---|---|---|
| ピカ銅 | 被覆を剥いた光沢のある純銅線・無酸化 | 約90〜95% | 約1,450〜1,600円 |
| 上銅 | 変色・薄い酸化はあるが純度が高い | 約85〜90% | 約1,350〜1,500円 |
| 並銅 | 古い配管・板・酸化が進んだ銅 | 約78〜85% | 約1,250〜1,400円 |
| 込銅(雑銅) | 真鍮・はんだ・付着物が混じる | 約65〜75% | 約1,100〜1,250円 |
※建値=JX金属公表の電気銅基準。kg単価は建値・為替・付着物・量・地域で日々動くため上記は2026年6月の目安レンジです。確定額は現地計量で出ます。出典:銅建値の推移(橋本興産)。
福岡で銅スクラップを売りたい方へ。当社の自社買取では、その日の建値ベースでお手元の銅のkg単価をお伝えします。種類が分からなくても写真でご相談いただけます。
「建値」と「チャート」と「買取単価」は別物。ここだけ押さえる
銅相場を見るとき、混乱の元はこの3つがごちゃ混ぜになることです。順番に分けると一気に分かります。
| 用語 | 何の値段か | どこで見るか | あなたの売値との関係 |
|---|---|---|---|
| LME(国際相場) | 世界の銅の取引価格(米ドル/トン) | 海外市場。チャートの大本 | 間接的(建値の元ネタ) |
| 銅建値 | 国内の電気銅の基準(円/kg) | JX金属などが営業日ごと改定 | あなたの売値の出発点 |
| 買取kg単価 | スクラップ業者が実際に払う価格 | 各業者の価格表・現地計量 | これが手取りに直結 |
流れはシンプルです。LME(ドル建て)×為替(円安だと押し上げ)→ 国内の銅建値 → 種類ごとに割り引いた買取kg単価。だから「LMEが上がった=うちの銅も上がる」は半分正解で、間に為替と種類別の割引が挟まります。円安局面では、LMEが横ばいでも円建ての建値が上がることがあります。これが2026年に建値が過去最高を更新している理由のひとつです。
チャートの見方:個人が見るべきは「2本の線」だけ
テクニカル分析の細かい話は不要です。売り時の当たりを付けるだけなら、見るのは次の2つで足ります。
- 銅建値の推移グラフ(円/kg)…JX金属系の建値を載せた業者サイトで、直近1〜3か月の線を見る。今が「高い水準か・下がり始めか」だけ判断。
- ドル円…円安が進むほど円建ての銅は上がりやすい。為替が急に円高へ振れたら、建値も下がりやすいと身構える。
細かい日次の上下を追うより、「高止まりしている今のうちに動くか、もう少し待つか」という大きな判断のほうが手取りに効きます。プロの相場参加者の約3割は実需でなくトレーダーで、短期の値動きは読みづらい——だからこそ個人は「大きな水準」だけ見るのが現実的です(出典:銅相場見通し(オーミヤ))。
2026年の銅相場:なぜ高い?この先は?
2026年は銅が歴史的な高値圏にあります。国内建値は225万円/トン(=2,250円/kg)を超え、6月3日には2,330円の過去最高を記録しました。LMEは約13,500ドル/トン水準です。
| 押し上げ要因(構造的・長め) | 押し下げ・乱高下要因(短期) |
|---|---|
| AI・データセンター建設の電力インフラ需要 | 世界景気の減速・中国の需要鈍化 |
| 送電網の拡張・更新 | 急な円高への振れ |
| EV・再エネ・蓄電池向けの銅使用増 | 地政学リスク・在庫の偏り |
| 鉱山の供給制約 |
大きな流れ=「構造的な需要増で高い水準が続きやすい」。ただし短期は乱高下しやすい。つまり「いつか暴落するのを待つ」より、高止まりしている今、自分の都合(保管場所・量がまとまった・現金が必要)に合わせて動くほうが現実的です。1日2日の上下より、運ぶ手間・保管リスクのほうが個人には大きいからです(出典:今後の銅相場分析)。
売り時を1分で判断するチェック
- 建値の直近グラフが高い水準で横ばい〜上昇 → 今動いてよい。
- ピカ銅・上銅など純度の高い銅が多い → 建値高のメリットを最も受けるので今が好機。
- 込銅・付着物が多い → 売値は建値高の恩恵が薄い。剥がせる被覆は剥がしてから出すと単価が上がる。
- 量がまとまっている/保管場所に困っている → 値動きを待つより運搬の手間と機会費用で決めてよい。
- 急に円高ニュースが続いた → 建値が下がる前に早めに動く判断材料。
福岡で売るときの実際:建値の反映と単価
福岡県内(福岡市・北九州市・久留米市など)でも、買取の出発点は同じ全国共通の銅建値です。ただし、当社のように北九州港のハブに近い拠点では建値の反映が早く、改定当日のレートで単価を提示しやすいという実務的な利点があります。逆に内陸では半日〜1日のタイムラグが出ることもあります。
「持ち込む前に、今日いくらか知りたい」という方が一番多いので、当社ではその日の建値ベースで、お手元の銅の種類ごとのkg単価レンジをお伝えしています。種類の判別(ピカ銅か込銅か)が自分で分からなくても、写真でご相談いただければ当たりを付けます。古物営業法に基づく本人確認と計量の透明性を守って買い取ります。
今日の銅相場で、あなたの銅がいくらになるか知りたい方へ。福岡の自社買取で、その日の建値ベースの目安単価をお伝えします。確定額は現地計量で。
よくある質問
Q. 建値が2,250円なら、1kg 2,250円で売れますか?
A. いいえ。建値は電気銅の基準価格で、スクラップは種類ごとに割り引かれます。最も高いピカ銅でも建値の9割前後、込銅は7割前後が目安です。
Q. 被覆付きの電線はどう扱われますか?
A. 銅の中身の割合(銅率)で評価されます。自分で安全に剥けるなら剥いてピカ銅として出すほうが単価は上がりますが、量や手間次第では被覆線のまま出すほうが合理的な場合もあります。
Q. いつ売るのが得ですか?
A. 2026年は構造的な需要で高止まりしています。「暴落待ち・暴騰待ち」より、純度の高い銅を持っていて量がまとまった今、保管リスクと天秤にかけて動くのが現実的です。
まとめ
銅相場は「LME→為替→建値→種類別の買取単価」の順で自分の手取りに降りてきます。2026年6月は建値約2,250円/kgの高水準で、ピカ銅なら約1,450〜1,600円/kgが目安。チャートは細かく追わず「建値の大きな水準」と「円安・円高」の2点だけ見れば、売り時の当たりは付きます。価格はすべて目安で、相場は日々変動し、最終額は現地計量で確定します。福岡で具体的な今日の単価を知りたい方は、お気軽にご相談ください。