電線の買取価格|被覆銅線A/B/Cと銅含有率による単価評価

結論:銅線(被覆を剥いた銅)の買取は、状態で単価が3つに分かれます。ピカピカの太い裸銅線(ピカ線・1号銅線)は約2,200〜2,310円/kg、酸化・細い銅は約1,900〜2,210円/kg、端子や鉄混じりは約320〜770円/kg。被覆が付いたままの電線はこれより大幅に安くなります。下の表で自分の銅がどこに入るかを3秒で確認してください。

いま自分の銅線はいくら? ― グレード別の目安単価

2026年6月の銅相場(LME 約13,500ドル/トン・国内建値 約2,100円/kg台)をもとにした、種類別の買取目安レンジです。同じ「銅線」でも、剥いてあるか・太いか・酸化していないかで倍以上ちがいます。

グレード(呼び名) 状態の目安 買取目安/kg
ピカ線(1号銅線・特号) 被覆を剥いた裸銅/直径1.3mm以上/光沢あり・付物なし 約2,200〜2,310円
上銅 厚い銅板・太い銅・きれいな銅 約2,200〜2,310円
並銅(2号銅) 細い銅線(0.35〜1.3mm未満)・軽い酸化・くすみ 約2,100〜2,210円
込銅(込線) 端子・少量の異物混じり・緑青やメッキ線 約1,900〜2,200円
下銅 強い酸化・防水材付き・劣化 約1,850〜1,900円
被覆線のまま(電線屑) ビニール被覆が付いた状態の電線 銅の含有率で査定(後述)
端子・銅込鉄 圧着端子・鉄やアルミが多く混ざる 約320〜770円

※業界一般の目安レンジです。銅相場は毎日変動し、実際の単価は当日の建値・量・状態により現地計量/査定で確定します。固定価格を保証するものではありません。

福岡県内で銅線・電線・銅製品の買取をご検討中の方へ。当日の銅相場に基づいた査定の目安は、運営者情報ページのお問い合わせフォームからご相談いただけます。品目・量・状態(剥いてある/被覆付き)をお伝えいただくと、より正確にご案内できます。

自分の銅線は「ピカ線」?それとも「込銅」? ― 3秒判定

査定で一番差がつくのが、ピカ線(最上位)になるか込銅(下位)に落ちるか。「直径」「光沢」「付物」の3点だけ見れば判定できます。

チェック項目 ピカ線(高く売れる) 込銅・並銅へ落ちる
太さ(直径) 1.3mm以上 1.3mm未満は並銅(2号銅)
表面 赤銅色の光沢・きれい 黒ずみ・緑青(青サビ)→込銅
メッキ なし(純銅) 錫メッキ・エナメル線→太さに関係なく込銅
付物 端子・紙・油なし 圧着端子付き・油や紙の付着→除去か減額

要点:錫メッキ線(錫引き線)とエナメル線は、いくら太くても異物扱いで込銅になります。逆に、太くて光沢のある裸銅から端子を外しておくだけで、ピカ線として最上位単価に乗りやすくなります。なお銅メッキ鉄線は買取不可(磁石が付くもの=中身は鉄)なので、迷ったら磁石で確認してください。

被覆を剥いてから売るべき? ― 量で決まる損益分岐

「被覆を剥けば高くなる」は本当です。被覆付きのままだと銅の含有率(歩留り)で査定されるため、剥いてピカ線にすれば同じ銅でも1.5〜2倍以上になることもあります。ただし、剥く手間に見合うかは「量」しだいです。

状況 おすすめ 理由
家庭の少量(数kg〜十数kg) 剥かず被覆線のまま売却で十分 手剥きの労力が単価差に見合わないことが多い
太いVVF・CVが中心の中量 剥けるものだけ剥く 太物はピカ線になりやすく差が大きい
工事・解体で出る大量・継続 剥いてピカ線で売却 建値直結で単価が最大化する

注意:屋外での焼却で被覆を取るのは廃棄物処理法違反です。手で剥く(ストリッパー使用)か、業者に被覆線のまま持ち込んでください。

被覆が付いたままの電線はどう査定される?

剥かずに持ち込む場合、電線は銅の含有率(歩留り)で評価されます。被覆が厚いほど、また芯が細いほど単価は下がります。代表的な電線の銅含有率の目安は次のとおりです。

品目 銅含有率の目安 査定区分の傾向
CV・CVT(太物動力線) 約60〜70% 上位(A銅線)
IV線 約50〜60% 中上位
VVF(住宅の屋内配線・最多) 約45〜55% 中上位(B銅線)
キャブタイヤ 約35〜45% 中位
家電コード 約30〜40% 中位(C銅線)
LANケーブル 約20〜35% 下位(細物)
電話線 約15〜25% 下位

持ち込む前に、太物・屋内配線・細物・端子混じりをざっくり分けておくだけでも、まとめて「雑線」に落ちるのを防げて単価が上がりやすくなります。

なぜ銅は今これだけ高いのか(2026年6月時点)

銅は世界的な需要増で高値圏が続いています。2026年1月にはLME銅が一時1トン約14,500ドルと史上最高値を記録、その後の調整を経て6月初旬時点でも約13,500ドル/トン(円換算で概ね2,100円/kg台)で推移しています。スクラップの買取単価はこの建値と為替に連動するため、「今いくらか」は売る当日の相場で決まります。高値圏の今は売り時として注目されています。

売るときに必要なもの・流れ

金属スクラップの買取は古物営業法に基づき、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)が必須です。当日は次の流れになります。

  1. 銅線を状態別(剥いてある/被覆付き/端子混じり)にざっくり分ける
  2. 本人確認書類を用意する
  3. 持ち込み、または出張回収を依頼する
  4. 計量し、当日の相場で査定・精算(計量伝票を受け取る)

入手経緯(リフォーム・遺品整理・工事余り材など)を聞かれることがあります。これは盗難品の流通を防ぐための法令上の確認なので、いつ・どこで出た銅かを答えられるようにしておくとスムーズです。

よくある質問

少量でも買い取ってもらえますか?

数kg程度の少量でも買取対象になります。ただし出張回収は量がまとまっている方が向いています。少量なら被覆を剥かず、被覆線のまま持ち込むのが手間なく現実的です。

緑青(青サビ)が出た銅線はピカ線になりませんか?

なりません。緑青や黒ずみは酸化として不純物扱いになり、込銅(2号銅)での査定になります。表面がきれいで光沢のある裸銅だけがピカ線です。

エナメル線(モーターの巻線など)はどう扱われますか?

エナメル線はポリウレタンの絶縁被膜があるため、太くても異物扱いで込銅になります。モーターに入ったままなら、銅の含有率に応じた査定です。

銅線の価格はいつ確定しますか?

銅相場は毎日(場合により日中も)動くため、現地で計量・査定したその日の建値で確定します。事前の数字はあくまで目安レンジとお考えください。

参考:銅相場の推移は世界経済のネタ帳(銅価格の推移)、古物営業法上の本人確認義務はe-Gov法令検索(古物営業法)を参照。

福岡県内で銅線・電線・銅製品を売りたい方へ。「これはピカ線になる?」「被覆付きのままでいくら?」といったご相談は、運営者情報ページのお問い合わせフォームから、品目・量・状態を添えてお送りください。当日の相場に基づいてご案内します。

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