建設機械の買取相場|不動機・規制非適合機も売れる

油圧ショベル・ホイールローダー・ブルドーザー・クレーン・発電機まで、建設機械は動かない・年式が古い・排ガス規制に適合しないといった機体でも買い取れるケースが多いのが他の中古品との大きな違いです。理由は、機械として再販できなくても「部品取り」「鉄・非鉄の素材」「海外輸出」という別ルートで価値が残るから。買取額はおおむね〈メーカー×年式×アワーメーター(稼働時間)×排ガス規制の扱い×状態〉で決まります。この記事では機種の全体像・相場の見方・規制と輸出の関係・不動機や残債付きの売り方まで、福岡の古物商・スクラップ業者の視点で整理しました。金額はすべて2026年時点の目安で、最終額は現地査定で確定します(買取保証ではありません)。

先に押さえる3点

  • 相場は「メーカー×年式×アワー×排ガス規制×状態」で決まる。小型ユンボは数万〜数十万円、中〜大型は数百万円規模まで幅があり、同一機種でも稼働時間と規制適合で大きく動きます。
  • 不動機・規制非適合機・残債/抵当付きでも売れる道がある。国内で値が付かない機体も、部品・素材・輸出ルートで評価されることがあります。処分費を払う前にまず査定を。
  • 高く売る鍵は「評価ルートの違う複数社での相見積もり」「清掃」「付属品・点検記録」「決算期前(1〜3月)」。ちょっとした準備で数%〜数十万円変わることがあります。

どの建設機械が売れる? 機種別の見どころ

建設機械の買取対象は油圧ショベル(ユンボ)だけではありません。ホイールローダー・ブルドーザー・ロードローラー・移動式クレーン・高所作業車、さらに発電機・コンプレッサーなどの周辺機械まで幅広く値が付きます。機種ごとに「どこを重視されるか」が違うのがポイントで、掘削系はアワーと足回り、荷役系はバケット容量や吊り能力、締固め系は稼働状態が効きます。まずは自分の機体がどのタイプで、何が評価されやすいかを押さえておくと査定の話が早く進みます。

機種によって見られるポイントと、より詳しい専用ページを整理しました。油圧ショベル系はサイズ帯で相場感が変わるため、近い機種の専門記事もあわせてご覧ください。

建設機械の主なタイプと査定で見られる点
タイプ 代表的な機械 とくに見られる点
掘削系 油圧ショベル(ユンボ)、ミニショベル、ショベルカー アワー・足回り(履帯/タイヤ)・作業装置の摩耗・規制適合
荷役・運搬系 ホイールローダー、フォークリフト、キャリアダンプ バケット/フォーク容量・タイヤ残・油圧の状態
整地・締固め系 ブルドーザー、ロードローラー、モーターグレーダー 刃先・履帯の残り・始動性・稼働状態
揚重・高所系 移動式クレーン(ラフター)、高所作業車 吊り能力・年次点検記録・ワイヤ/ブームの状態
周辺・電源系 発電機、エンジンコンプレッサー、溶接機 出力・アワー・始動性(不動でも素材価値)

油圧ショベル系は、機体サイズによって相場も売り方も変わります。3t未満の小型はミニユンボの買取(稼働時間別の目安)、パワーショベル全般はパワーショベル買取のクラス別相場、メーカー・サイズ別の考え方はショベルカー買取の相場目安で詳しく解説しています。発電機やコンプレッサーは、発電機の買取コンプレッサーの買取のページもご参照ください。

建設機械の買取相場の目安(種類別)

「いくらになるか」をまず知りたい方向けに、市場で流通している中古建設機械の価格帯から買取の目安レンジを整理しました。ただし建設機械は、同じ機種でも年式・アワーメーター・排ガス規制の適合・状態で数十万円単位、大型では数百万円単位の差が出ます。下表はあくまで出発点で、確定額は必ず現地査定で決まります(2026年時点の目安・買取保証ではありません)。とくに「低アワー×現行規制適合」の機体は表の上限を超えることもあり、逆に不動・非適合は素材/部品価値ベースになります。

種類別・買取相場の目安(2026年時点/現地査定で確定)
種類 買取相場の目安 価格を左右する主因
ミニ油圧ショベル(〜3t級) 数万円〜数十万円 年式・アワー・規格の人気度
中型油圧ショベル 数十万円〜数百万円 低アワー・現行規制適合で上振れ
大型油圧ショベル・ブルドーザー 数百万円〜1,000万円規模 メーカー・規制適合・輸出需要
ホイールローダー 数十万円〜数百万円 バケット容量・足回り摩耗
移動式クレーン・高所作業車 数十万円〜数百万円 吊り能力/作業高さ・点検記録
ロードローラー・締固機・小型機 数万円〜数十万円 稼働状態・付属品
不動機・事故機(動かない) 数万円〜(部品・素材価値) 鉄量・再利用できる部品の有無

上記は公開されている中古建設機械の流通価格から作成した目安です。相場は為替・船賃・公共工事の需給で日次〜月次に動くため、金額の根拠は「今の相場でこの機体をいくらで引き取れるか」を現地で確認するのが確実です。鉄・非鉄の素材相場が気になる方は福岡のスクラップ相場一覧もあわせてご覧ください。

査定額はどこで決まるのか ― 5つの評価軸

建設機械の査定は、車の買取以上に「機体の中身」を細かく見ます。とくに効くのが〈メーカー〉〈年式〉〈アワーメーター(稼働時間)〉〈排ガス規制の適合〉〈稼働・整備状態と付属品〉の5軸です。同じ年式でもアワーが短いほど有利、コマツ・キャタピラー(CAT)・日立建機・コベルコなど流通量の多い主要メーカーほど値が付きやすい、といった傾向があります。逆に、アワー過大・油漏れ・足回り摩耗大・記録なしは減額要因。どれも「一社の評価がすべてではない」点に注意してください。

査定の5評価軸 ― 高評価/減額になりやすい状態
評価軸 高評価になりやすい 減額になりやすい
メーカー コマツ・CAT・日立建機・コベルコ等の主要メーカー 流通の少ないマイナーメーカー
年式 おおむね10年以内 15年超で部品リスク増
アワーメーター 少ない(同年式なら短いほど有利) 過大稼働・改ざん疑い
排ガス規制の適合 現行規制適合(国内再販・公共工事で有利) 非適合(国内は不利だが輸出で評価も)
状態・付属品 始動良好・摩耗小・アタッチ一式/記録あり 不動・油漏れ・欠品・記録なし

アワーメーターは中古建設機械の「走行距離」にあたる最重要指標です。目安として、油圧ショベルは数千時間で1つの区切り、1万時間を超えると主要部品のオーバーホール時期にかかるため評価が慎重になります。ただしアワーが多くても、整備履歴や特定自主検査記録が揃っていれば「手入れされてきた機体」として評価が持ち直すことがあります。数字だけでなく「記録で裏づけられるか」が効きます。

排ガス規制で「売れない」と言われた ― オフロード法と輸出ルート

「古い機械は排ガス規制で使えないから値が付かない」と言われて諦めるのは早計です。日本では特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(通称オフロード法)が2006年に施行され、定格出力19kW以上560kW未満のディーゼル特定特殊自動車が段階的に規制されてきました(第3次2011年・第4次2014年・第5次2024年〜/出典:環境省・国土交通省)。国交省の排出ガス対策型建設機械の指定を受けた「対策型」でないと国の直轄工事などでは使いにくい一方、規制非適合の機体でも東南アジア等への輸出では現役需要があり、値が動くことがあります。国内再販中心の業者では低評価でも、輸出に強い業者なら評価が変わる ― この差が「売れない/売れる」の分かれ目です。

ポイントを整理します。

  • オフロード法とは … 公道を走らない建設機械等の排出ガスを規制する法律。19kW以上560kW未満のディーゼルが主対象で、基準適合表示ラベルはメーカーがオフロード法の手続きを経て付します(出典:環境省)。
  • 「対策型」建設機械 … 国土交通省が排出ガス対策型として指定した機械。公共の直轄工事などで求められることが多く、国内需要が底堅い区分です(出典:国土交通省)。
  • 非適合でも輸出で評価 … 規制の枠組みが日本と異なる国では、旧年式・非適合機でも稼働できる現役機として需要が残ります。「国内で値が付かない=価値ゼロ」ではありません。

だからこそ、国内再販ルートと輸出ルートの両方を持つ業者に見てもらうことが重要になります。「規制で断られた」機体こそ、評価ルートの違う複数社で比べる価値があります。国内では手が付かないと言われた機械でも、無料査定・お問い合わせから機種・年式・状態をお知らせいただければ、輸出・素材・部品を含めた出口で見積もります。

動かない・古い・抵当付きでも売れる理由

「エンジンがかからない」「何年も放置してサビだらけ」「ローン(割賦)や抵当が残っている」。こうした機械こそ、処分費を払う前に査定をおすすめします。不動機は鉄・鋳物などの素材価値と、エンジン・油圧ポンプ・シリンダといった再利用部品の価値が残るため部品取り・素材として買取対象に。残債付きは売却代金での精算、建設機械抵当法の登録機は抵当抹消とセットで売却できます。「解体してスクラップにするしかない」と決める前に、まず出口を確認するのが損をしないコツです。

ケース別・売却できる根拠

  • 動かない/不動機 … 鉄・非鉄などの素材価値に加え、再利用できる部品(エンジン・ポンプ・シリンダ・アタッチメント等)としての価値が残るため、部品取り・素材として買取対象になります。解体現場でまとめて出る金属は解体現場の金属買取もご参照ください。
  • 古い・規制非適合機 … 国内の現役需要が下がっても、輸出向けに評価されることがあります(前章参照)。
  • リース・割賦の残債あり … 売却代金で残債を精算し、差額を受け取る方法が一般的です。リース会社・信販会社との清算手順が必要なため、契約書を手元にご相談ください。
  • 建設機械抵当法の登録機・抵当付き … 抵当権の抹消手続きとセットで売却します。書類確認に時間がかかるため、早めの相談が結果的に有利です。

「値段がつかない」「引き取りに費用がかかる」と一社で言われても、それはその業者の販売ルートで扱いにくいだけ、というケースが少なくありません。判断を一社で完結させないでください。

建設機械を高く売る5つのコツ

同じ機械でも、出し方ひとつで査定額は変わります。効果が大きく手間が少ない順に、(1)評価ルートの違う複数社で相見積もり、(2)決算期前(1〜3月)を狙う、(3)清掃してから査定、(4)アタッチメント・付属品を一緒に、(5)点検記録・整備履歴を揃える ― の5つが基本です。とくに(1)は建設機械で最も効きます。国内再販中心の業者と輸出に強い業者では同じ機体でも評価が変わるため、性格の違う業者を混ぜて相見積もりを取ると上限が見えてきます。

  1. 評価ルートの違う複数社で相見積もり(最重要) ― 国内再販か輸出かで評価が大きく変わります。最低2〜3社、できれば販売ルートの異なる業者を混ぜて依頼を。
  2. 決算期前(1〜3月)を狙う ― 仕入れが活発になり相場が上がりやすい時期です。年度末までの売却は税務面の整理もしやすくなります。
  3. 清掃してから査定に出す ― 泥・油汚れ・サビは印象と評価を下げます。落とせる範囲を清掃するだけで見え方が変わります。
  4. アタッチメント・付属品を一緒に出す ― バケットやブレーカー等は本体とセットの方が高く評価されやすいです。
  5. 点検記録・整備履歴を揃える ― 特定自主検査記録表やメンテ記録は状態の証明になり、アワーが多くても評価が持ち直す材料になります。

査定から入金までの流れ・必要書類

はじめての方でも迷わないよう、標準的な流れと必要書類を整理します。流れは〈問い合わせ→現地査定(無料)→金額提示・契約→搬出・回送→入金〉が基本。建設機械は「大型特殊・小型特殊」としてナンバー登録のある機械と、登録のない自走機械とで必要書類が変わります。抵当・残債があると清算・抹消の書類が加わるため、契約書や登録の有無を早めに確認しておくと手続きがスムーズです。福岡県内は現地査定を無料で承ります。

  1. 問い合わせ … 機種・メーカー・年式・おおよその状態を伝える(写真があるとスムーズ)。
  2. 現地査定(無料) … 始動・足回り・作業装置・アワー・規制適合を確認。
  3. 金額提示・ご契約 … 査定額と引取条件を説明。納得いただいてから契約。
  4. 搬出・回送 … 福岡県内は自社回送網で対応。重量物の積込・運搬も段取り。
  5. 入金 … 名義・抵当・残債の整理を確認のうえお支払い。
売却に必要な主な書類(区分別)
区分 主な必要書類
登録あり(大型特殊・小型特殊) 車検証、自賠責保険証明書、納税証明書、譲渡証明書、委任状、印鑑登録証明書、実印 ほか
登録なし(自走式の建機) 本人確認書類、所有を示す書類(購入時の書類・リース契約書等)
抵当・リース残債あり 上記に加え、抵当権者・リース/信販会社の書類(抹消・残債清算用)
法人名義 登記事項証明書、法人実印・印鑑証明 など

不足書類があっても、取得方法のご案内まで含めてサポートします。「どれが要るか分からない」段階で構いませんので、お問い合わせからご相談ください。

福岡で建設機械を売るなら

建設機械は重量物ゆえ、搬出・回送を段取りできる地場業者かどうかで手間が大きく変わります。当社は福岡を拠点に、車・バイク・農機具・スクラップ・建設機械の買取と再資源化を行い、県内全域の回送に対応。動かない機械・規制非適合機も「素材」「部品」「輸出」の複数ルートから査定し、一律に値なしとはしません。廃業・現場じまい・債務整理で台数がまとまる案件も、搬出から引取までまとめて段取りできます。全国一括査定では拾いにくい福岡の現場事情に合わせて対応します。

  • 県内全域の回送・搬出に対応 … 福岡市7区・北九州市・久留米市・筑後・八女・大牟田・糸島・宗像・福津・朝倉・飯塚・田川・直方ほか。重量物の積込・運搬も自社で段取り。
  • 素材・部品・輸出の複数ルートで評価 … 国内で値が付きにくい機体も別の出口から査定します。
  • 廃業・現場じまい・債務整理の処分にも対応 … 台数がまとまる案件もまとめて引取の段取りが可能です。

機種・状態が決まっている方は、無料査定・お問い合わせフォームから機種・メーカー・年式・状態をお知らせください。福岡県内は無料で現地査定にお伺いします。運営者情報はこちら、周辺のスクラップ・重機についてはスクラップ買取のトップもご覧ください。

よくある質問

建設機械の買取で多い疑問 ― 不動機や規制非適合機は売れるか、残債があっても売れるか、いつ・いくらで売れるか ― を、福岡の現場目線でまとめました。金額はいずれも2026年時点の目安で、確定額は現地査定によります(買取保証ではありません)。個別の機体については、状態が分かる範囲でお問い合わせいただければ、より具体的にお答えできます。

Q. 動かない油圧ショベル(ユンボ)でも売れますか?
A. 売れるケースが多いです。エンジン不動でも、鉄・非鉄の素材価値や再利用部品(エンジン・ポンプ・シリンダ等)の価値が残るためです。「廃棄費用がかかる」と言われた機体でも、まず査定をおすすめします。
Q. 排ガス規制に適合していない古い機械は値が付きませんか?
A. 国内の直轄工事等では使いにくくても、輸出ルートで評価されることがあります。オフロード法(特定特殊自動車排出ガス規制)の非適合機でも、規制の異なる国では現役需要が残るためです。国内再販中心の業者と輸出に強い業者で評価が変わるので、複数社で比べてください。
Q. リースや割賦の残債が残っていても売れますか?
A. 売却代金で残債を清算し、差額を受け取る方法が一般的です。リース会社・信販会社との清算手順が必要なので、契約書を手元にご相談ください。
Q. アワーメーターが多い機械は買い取ってもらえませんか?
A. アワーが多いと評価は慎重になりますが、整備履歴や特定自主検査記録が揃っていれば持ち直すことがあります。数字だけでなく「記録で裏づけられるか」が効きます。
Q. 一番高く売れる時期はいつですか?
A. 仕入れが活発になる決算期前の1〜3月が上がりやすい時期です。ただし放置による状態悪化や保管コストを考えると、「売ると決めたら早め」が結果的に有利なことも多いです。
Q. 何台もある現場じまい・廃業案件も頼めますか?
A. 対応可能です。台数がまとまる場合も搬出・回送の段取りをこちらで行います。まとめてのご相談をおすすめします。

関連ページ

機種やサイズが決まっている方は、油圧ショベル系(ミニユンボ/パワーショベル/ショベルカー)や発電機・コンプレッサーの専用ページで、より具体的な相場感と売り方を確認できます。福岡のスクラップ相場や解体現場の金属買取もあわせてご覧いただくと、建設機械以外に出る鉄・非鉄の出口まで一度に整理できます。

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