結論:近くの鉄くずは「量」で動き方が変わります。30kgを超える鉄くず・金属がまとまってあるなら、ほぼ業者へ持ち込んだ方が得です(2026年6月時点で鉄はおおむね1kg=30〜55円、銅・真鍮はその数十倍)。逆に釘・空き缶レベルの少量なら、売るより自治体の金属ごみで捨てる方が手間も交通費も合いません。まず「売れる量か/捨てる量か」を下の早見で30秒で見分けてください。
まず判定:あなたの鉄くずは「売る」か「捨てる」か
「近くの鉄くず買取」を探す人の悩みは、実は2つに割れます。お金にしたい人と、邪魔だから処分したいだけの人。出発点を間違えると、売れない量を持ち込んで交通費だけ損したり、売れる量を粗大ごみ代を払って捨てたりします。
| あなたの状況 | おすすめの動き | 理由(2026年6月時点) |
|---|---|---|
| 鉄が30kg以上、または銅線・真鍮・アルミが少しでもある | 業者へ持ち込み(売る) | 鉄でも数百〜数千円、銅なら1kgで1,000円超になることも |
| 鉄が10〜30kg程度(自転車1台+金属雑貨など) | 持ち込み or 出張回収を比較 | 売れるが少額。近場なら持ち込み、遠いなら割に合わないことも |
| 釘・空き缶・小さな金具など数kg | 自治体の金属ごみ/不燃ごみで捨てる | 買取額が交通費を下回る。数百円のごみ袋で完結 |
| 最大辺30cmを超える大物(物置・スチール棚など) | 業者へ相談(捨てると粗大ごみ有料) | 自治体だと500〜1,500円かかるが、業者なら無料引取〜買取になる場合も |
| 事業(工事・解体・製造)で出た鉄くず | 必ず許可業者へ | 事業系は産業廃棄物。自治体回収には出せない(法律上) |
※家庭から出た少量の鉄は自治体ごみでOKですが、事業活動で出た鉄くずは「産業廃棄物」扱いで、家庭ごみには一切出せません(出すと違法)。この線引きを最初に押さえると、後の判断が一気に楽になります。
いくらになる?2026年6月時点の鉄くず・金属の目安単価
「近くの鉄くず買取」で本当に知りたいのは、結局「いくら?」です。下は福岡・北部九州エリアでの持ち込み買取の目安です。相場は日々動くため、確定額は持ち込み当日の計量で決まります。
| 品目 | 目安単価(円/kg) | ひとこと |
|---|---|---|
| 鉄くず(一般・H2級) | 30〜55 | 最も量が出るが単価は安い。量で稼ぐ品目 |
| 鉄(下級・サビ/薄物) | 14〜39 | サビ・塗装・異物混入で下がる |
| 自転車(鉄主体) | 15〜20前後 | 1台でも引き取り可な業者が多い |
| アルミ(サッシ等) | 150〜460 | 鉄の数倍。分別すると得 |
| 真鍮(しんちゅう) | 500〜800前後 | 蛇口・バルブ類に多い |
| 銅線(ピカ線・上物) | 900〜2,100 | 少量でも価値大。混ぜずに分ける |
金額イメージ:鉄100kgなら3,000〜5,500円ほど。一方、銅線が2kgあれば、それだけで鉄100kg分に匹敵することもあります。「鉄は量、銅・真鍮・アルミは少しでも分ける」——これが手取りを増やす最大のコツです。
背景:2026年前半の鉄スクラップ相場
2026年前半の国内鉄スクラップ(H2)は、問屋買入で1トンあたりおおむね4万3,000〜5万円台で推移し、5月下旬にやや一服。つまり今は極端な高値でも安値でもない平常域です。「相場が動いてから売ろう」と寝かせても、保管リスク(場所・サビ・盗難)の方が大きくなりがちです(出典:日本鉄リサイクル工業会/日刊産業新聞 2026年)。
少量・個人でも買い取ってもらえる?よくある不安への答え
| 不安 | 実際は |
|---|---|
| 個人でも持ち込める? | 多くの業者がOK。ただし「法人のみ」の業者もあるため、行く前に1本電話で確認が確実 |
| 少量だと断られる? | 持ち込みは「少量から可」の業者が多い。逆に出張回収は数百kg〜1トン以上が条件のことが多い |
| 予約は必要? | 持ち込みは予約不要が一般的。出張は要予約 |
| 身分証は要る? | 必要。盗品防止のため「誰が・いつ・何を」を記録する義務が業者側にある。運転免許証などを持参 |
| その場で現金? | 多くは現金即払い。高額・法人は振込のことも |
ポイントは「少量=持ち込み、大量=出張」という住み分け。少量なのに出張を頼もうとして断られる、という行き違いがいちばん多いつまずきです。
「捨てる」を選んだ人へ:自治体ごみで出すときの注意
売る価値がない少量なら、自治体ごみが最安です。ただし鉄くずには独特の落とし穴があります。
- 分類名は自治体でバラバラ。「金属ごみ」「資源ごみ」「不燃ごみ」のどれかは地域次第。自治体サイトで品目検索を。
- 最大辺がおおむね30cmを超えると粗大ごみ。500〜1,500円+事前予約が必要なことが多い。
- 「小さく切ってもダメ」な自治体もある。サイズでなく品目(例:物置・棚)で粗大ごみと決める地域があるため、切断は無駄足になることも。
- 事業ごみは絶対に家庭ごみに出さない。産業廃棄物として許可業者へ。
つまり「捨てる」も、大物になると有料&手間。30cm超の大物や量がまとまる場合は、捨てる前に一度業者に相談した方が安く済むことが珍しくありません。
近くの業者を選ぶ:失敗しない3つの確認だけ
業者選びは細かく比べすぎると動けなくなります。次の3点だけ押さえれば十分です。
- 古物商または金属くず・産廃の許可があるか(無許可業者は盗品・不法投棄リスク。当日の身分証確認をしない業者は避ける)。
- 当日の単価をその場で答えてくれるか(相場連動なので「来てみないと分からない」だけの業者は避ける)。
- 計量がオープンか(計量の数字を見せてくれる=適正。見せない業者は注意)。
口コミは「高く売れた」より「計量・支払いが明朗だった」「対応が早い」を重視。金額は相場で動くので、満足度は“納得して取引できたか”に出ます。
福岡で鉄くずを売りたい・処分したいなら
古物マイスターは福岡で実際に金属スクラップの買取・回収・再資源化を行っています。「これは売れる量か、捨てる量か分からない」「事業ごみで困っている」といった判断こそ、現場の知識でお手伝いできる部分です。品目・量・エリアを伝えていただければ、持ち込み/回収のどちらが合うか、目安単価とあわせてご案内します。
まずは「これは売れる?」のご相談から。品目・おおよその量・お住まいのエリアをお問い合わせフォームからお送りください。無理に持ち込む前に、合った方法をお伝えします。
よくある質問
鉄くずは1kgいくらですか?
2026年6月時点の目安で、一般的な鉄くず(H2級)はおおむね30〜55円/kgです。サビや塗装、異物混入があると下がります。相場は日々変動するため、確定額は持ち込み当日の計量で決まります。
少量でも買い取ってもらえますか?
持ち込みであれば「少量から可」の業者が多いです。ただし数kg程度だと買取額が交通費を下回ることがあるため、その場合は自治体の金属ごみで捨てる方が合理的です。出張回収は数百kg〜1トン以上が条件のことが多く、少量には向きません。
持ち込みに予約や身分証は必要ですか?
持ち込みは予約不要の業者が一般的ですが、身分証は必要です。盗品防止のため業者には取引記録の義務があり、運転免許証などの提示を求められます。事前に1本電話して「個人・少量OKか」「本日の単価」を確認すると確実です。
会社(事業)で出た鉄くずも同じですか?
いいえ。事業活動で出た鉄くずは産業廃棄物に当たり、自治体の家庭ごみには出せません。産業廃棄物や金属くずの許可を持つ業者へ依頼してください。