車庫証明の書き方|書類3種の記入例と福岡の手数料2200円

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車庫証明(自動車保管場所証明)の書類は、普通車なら実質3種類。「保管場所証明申請書」「所在図・配置図」に、自分の土地なら「自認書」・借地なら「使用承諾証明書」を1枚足すだけです。福岡県の手数料は2,200円のみ。2025年4月1日に車へ貼る保管場所標章(車庫シール)が廃止されたため、シールも標章交付手数料もなくなりました。この記事は、車検証を横に置いて写しながら1枚ずつ埋められるよう、記入例と福岡県の窓口運用(一次情報)を添えて解説します。

結論:全員が書くのは「申請書(福岡は2通)」と「所在図・配置図」。残り1枚を、自分の土地なら自認書、借地なら使用承諾証明書のどちらかにするだけ。迷うのは実質この1か所だけで、所在図はGoogleマップの印刷で代用できます。まず下の早見表で、自分がどの組み合わせかを確認してください。

まず確認:あなたが書く書類の組み合わせ

保管場所が「自己所有地」か「借りている土地」かで、足す1枚が入れ替わります。自己所有地なら自認書(自分で書く)、月極・賃貸・親や他人の土地なら使用承諾証明書(貸主・管理会社に書いてもらう)。それ以外の「申請書」と「所在図・配置図」は全員共通です。福岡県では、承諾書の代わりに駐車場賃貸借契約書の写しでも受け付けられます(福岡県警)。

状況別・書く書類の組み合わせ(普通車)
あなたの状況 足す1枚 誰が用意
自宅の敷地・自己所有地に停める 自認書 自分で記入
月極駐車場・賃貸・親や他人の土地に停める 使用承諾証明書(または賃貸借契約書の写し) 承諾書は貸主/管理会社
土地を共有している 共有者ごとの承諾書または自認書 共有者それぞれ

借地のときの注意は承諾書の入手に時間がかかること。管理会社経由だと発行に1〜2週間かかることがあるので、車庫証明の準備で最初に動くべきはここです。賃貸借契約書の写しで足りるかは、契約内容と管轄署の判断によるため、迷ったら提出先の警察署へ先に確認しておくと二度手間になりません。

自分で書く? 代行に頼む?(費用の目安)

車庫証明は専門知識がなくても自分で作れます。分かれ目は「平日昼に警察署へ2回行けるか」と「配置図を手で描くのが苦にならないか」の2点だけ。自分で出す実費は2,200円。行政書士へ代行を頼むと福岡県内でおおむね4,000〜13,000円+実費が目安(登録や出張封印までセットだと上がります。料金は各事務所で要確認)。動かない車・遠方の土地などの事情がなければ、まず自分で出すのが安く確実です。

自分で出すのが向く人/代行を検討したい人
「自分で書く」が向く人 「代行」を検討したい人
平日昼に申請・受取の2回、警察署へ行ける 平日に2回も警察へ行く時間がない
Googleマップを印刷して線を引ける 配置図の寸法を書き込む自信が全くない
費用を2,200円で抑えたい 納車が迫り、差戻し(やり直し)を避けたい

書類1:保管場所証明申請書の書き方(記入例)

正式名称は「自動車保管場所証明申請書」。車検証(自動車検査証)を横に置き、書き写すのが基本です。複写式のため黒のボールペンで少し強めに。消せるボールペン(フリクション等)は福岡県警も明確に不可としています。福岡県は申請書を2通提出します。

申請書の記入欄と、つまずきやすい点
記入欄 何を書くか 間違えやすい点
車名 メーカー名(トヨタ・ホンダ等)。車検証の「車名」欄どおり 「プリウス」等の車種名を書くのは誤り
型式・車台番号・原動機の型式 車検証から1文字ずつ正確に 「0とO」「1とI」を判別できるよう丁寧に
自動車の大きさ 車検証の長さ・幅・高さ(cm) 単位・桁の写し間違い
使用の本拠の位置 実際に生活している住所(通常は住民票の住所) 住民票と現住所が違う場合は事前に管轄署で確認
保管場所の位置 車を停める場所(駐車場)の住所 本拠と保管場所は別々に記入
保管場所標章番号 買い替え(代替)で同じ場所なら前回の番号、新規は空欄 2025年4月以降の新規交付分には標章番号はない

記入例のコツは「使用の本拠」と「保管場所」を混同しないこと。自宅に停めるなら両欄は同じ住所、離れた月極なら別々の住所を書きます。書き損じは修正液・修正テープ不可。二重線で消して正しく書き直します(押印は2021年以降原則不要のため、訂正印も基本いりません)。

書類2:自認書 or 使用承諾証明書(どちらか1枚)

自分の土地に停める → 自認書

正式名称は「保管場所使用権原疎明書面(自認書)」。自分で書く書類で、記入は実質3点だけです。用紙上部の「証明申請/届出」で普通車は「証明申請」に○(軽の届出なら「届出」に○)、所有区分の「土地/建物」で自分が持っている方に○(駐車場が更地なら「土地」)、あとは日付・住所・氏名を書けば完成します。

  1. 用紙上部「証明申請」に○(軽自動車の届出のときは「届出」に○)
  2. 「土地」「建物」の所有区分で、自分が所有する方に○
  3. 日付・住所・氏名を記入

借りた土地・月極駐車場 → 使用承諾証明書

これは貸主または管理会社に書いてもらう書類で、自分では書けません。依頼先で記入してもらう項目は次のとおり。

  1. 保管場所の所在地(駐車区画の住所・区画番号)
  2. 使用者(あなた)の住所・氏名
  3. 使用期間(始期〜終期)
  4. 土地・建物の所有者または管理委託者の住所・氏名

最大の注意点は使用期間。申請時点で相応の使用権原(一般に1か月以上の残期間)が必要とされ、契約更新の直前だと差戻しになることがあります。終期に余裕を持って書いてもらいましょう。前述のとおり、福岡県では駐車場賃貸借契約書の写しで承諾書に代えられる場合があります(福岡県警)。

書類3:所在図・配置図 ― 最大の山場(でも省ける)

1枚の用紙の左右に「所在図」と「配置図」を書きます。所在図=自宅と駐車場の位置関係(Googleマップの印刷で代用可)、配置図=駐車区画そのものの寸法・出入口(手書きでOK)。役割が違うので分けて考えるのがコツです。差戻しで一番多いのは配置図の寸法の書き忘れと前面道路の幅なので、そこだけ丁寧に。

所在図と配置図の違い・必須要素
  所在図(左側) 配置図(右側)
示すもの 自宅と駐車場の位置関係 駐車区画の寸法と出入口
必須要素 自宅○・保管場所○・両者を結ぶ線と直線距離・目印になる駅や建物 区画の間口と奥行(m)・前面道路の幅・出入口の位置・方角
代用 Googleマップ印刷で代用可 手書き(フリーハンド可)

所在図は描かない ― Googleマップで代用する手順

絵に自信がなくても大丈夫。所在図はネット地図の印刷で代用できます。

  1. Googleマップで自宅周辺を表示し印刷する
  2. 地図上の「自宅」を○で囲み「使用の本拠」と書く
  3. 「駐車場」を○で囲み「保管場所」と書く
  4. 2点を線で結び、おおよその直線距離(例:約600m)を書き添える
  5. 所在図欄には「別紙のとおり」と記入し、印刷地図を添付

地図の著作権表示(©Google等)は消さずにそのまま添付します。自宅と駐車場が同じ敷地なら、所在図を省略できる場合があります(管轄署で確認)。

配置図のチェックリスト(タイプ別の必須項目)

配置図は手書きで構いません。定規で四角を描き、寸法を書き込むだけです。建物の種類で足す情報が変わります。

保管場所のタイプ別・配置図に必ず書く項目
保管場所のタイプ 必ず書く項目
一戸建て・自己所有地 区画の間口×奥行(m)/前面道路の幅/出入口/屋根やシャッターがあればその旨
アパート・マンション駐車場 上記に加え、自分の区画番号と、その区画を斜線などで強調
月極駐車場 駐車場名・区画番号/「入口から3台目」など位置が特定できる説明
立体・機械式駐車場 区画番号/高さ制限・重量制限/何階か

前面道路が狭い(目安4m未満)と「車が実際に出入りできるか」を確認されることがあります。実際の幅を書いておくと一度で通りやすくなります。

福岡県の出し方:窓口・受付時間・日数・費用

福岡県では、保管場所を管轄する警察署の交通課に提出します(市役所ではありません)。受付は平日9時00分〜16時00分(休日・年末年始を除く)で、申請と受取の2回来署します。手数料は2,200円(福岡県領収証紙)のみ。2025年4月の標章廃止で550円の標章交付手数料は不要になりました(福岡県警)。

福岡県の車庫証明の目安(2026年時点)
項目 福岡県の目安
提出先 保管場所を管轄する警察署の交通課
受付時間 平日9:00〜16:00(休日・年末年始を除く)
手数料 2,200円(福岡県領収証紙で納付)
提出通数 申請書2通・所在図配置図1通・自認書または承諾書1通
交付までの日数 おおむね3〜5営業日(署により中1日〜中3日。午後提出は翌営業日扱いになることがある)

上の金額は一定時点の目安で、業者・状態・時期により変わります。金額を保証するものではありません。

金額・日数・受付運用は署や時期で変わることがあるため、提出前に管轄署の交通課へ電話で最終確認すると確実です。特に2025年4月以降は車に貼るシール(保管場所標章)がなくなった点は、古い解説サイトの情報と食い違うので注意してください。福岡市内は中央・博多・東・南・西・早良の各署、北九州市内は小倉北・小倉南・八幡西・戸畑・若松・門司などが窓口です。福岡の運輸支局・窓口の場所はこちらもあわせてどうぞ。

軽自動車は「届出」。しかも対象地域が限られる

軽自動車は普通車のような事前の「証明申請」ではなく、事後の保管場所の届出で、しかも対象地域が限られます。福岡県で届出が必要なのは、使用の本拠が福岡市・北九州市・久留米市(旧田主丸町・旧北野町・旧三潴町・旧城島町を除く)・大牟田市などにある場合です(福岡県警)。対象外の市町村では届出そのものが不要なことが多いので、まず自分の市町村が対象かを管轄署に確認してください。

普通車と軽自動車の違い
  普通車 軽自動車
手続き 保管場所証明(事前) 保管場所届出(事後)
タイミング 登録・ナンバー取得の前 中古取得・引越し等で保管場所が変わった後
書類上部の○ 「証明申請」に○ 「届出」に○
対象 全地域 福岡市・北九州市・久留米市(一部除く)・大牟田市など

軽の届出は、中古車を購入・譲り受けたときや、引越し等で使用の本拠と保管場所が変わったときに必要になります(保管場所の位置が変わらなければ手続きは不要)。必要書類は届出書・所在図配置図・自認書または使用承諾証明書(賃貸借契約書の写しでも可)で、普通車と考え方は同じです。

提出前の最終チェック(一発受理のために)

  1. 申請書は車検証どおりに書けているか(車名=メーカー名)
  2. 使用の本拠と保管場所の住所を、それぞれ正しく書き分けたか
  3. 自分の土地は自認書、借地は承諾書 ― 1枚だけ正しく選べているか
  4. 承諾書(借地の場合)の使用期間に、申請日から十分な残期間があるか
  5. 配置図に間口・奥行・前面道路の幅が書いてあるか
  6. 所在図に自宅○・駐車場○・線・直線距離があるか
  7. 消せるボールペンで書いていないか/書き損じを修正液で消していないか(二重線で訂正)

よくある質問

Q. 押印やシールはもう要らないの?
A. はい。書類への押印は2021年以降原則不要、車に貼る保管場所標章(シール)は2025年4月1日に廃止されました。標章交付手数料(福岡県で550円)も不要です(福岡県警)。
Q. 所在図・配置図はどちらもGoogleマップでいい?
A. 所在図(位置関係)はネット地図の印刷で代用できます。配置図(区画の寸法)は手書きが基本で、間口・奥行・前面道路の幅を書き込んでください。
Q. 借地だけど承諾書がもらえない。契約書の写しではだめ?
A. 福岡県では駐車場賃貸借契約書の写しで承諾書に代えられる場合があります。ただし契約内容や管轄署の判断によるため、提出前に警察署交通課へ確認すると確実です。
Q. 引っ越して住所が変わったら?
A. 保管場所の位置が変われば、改めて車庫証明(普通車)または保管場所の届出(軽・対象地域)が必要です。新住所を管轄する警察署で確認してください。
Q. 代行に頼むといくら?
A. 福岡県内の行政書士でおおむね4,000〜13,000円+実費(2,200円)が目安です。登録や封印までセットだと上がります。料金は事務所ごとに異なるため各事務所で要確認です。

書類づくりで詰まったときの確認先

手が止まったときは、疑問の種類で聞く先を分けると早く解決します。記入欄の解釈や添付書類の可否、受付運用(賃貸借契約書の写しで足りるか、所在図を省けるかなど)を最終的に判断するのは保管場所を管轄する警察署の交通課なので、書き直す前に電話で確かめるのが最短です。平日昼に2回行けない、納車が迫っていて差戻しを避けたいという事情があれば、行政書士への代行が現実的で、福岡県内の目安は4,000〜13,000円+実費2,200円。なお販売店で車を購入する場合は、車庫証明の取得が納車手続きに含まれていることが多いため、見積書の代行手数料と重複していないかを先に確認すると二重払いを防げます。本サイトの運営体制は運営者情報をご覧ください。

出典・参考

本記事は2026年時点の一般的な目安です。最新の取り扱いは保管場所を管轄する警察署にご確認ください。

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